ソードの5のカードは、私利私欲で行動すること、人間社会の非情さ、厳しさを意味します。自分の欲しいものを手に入れるために、自分勝手な都合で人を傷つけ、また権力を欲しいがままにしたいからと、他人を踏み台にしたり、人権を踏みにじるようなことをしたりする人たちもいますが、因果応報、他人にしたことはいずれ自分に返ってくるでしょう。
人生で本当に必要なものは何か、大切なものは何かを問い、利己的な考え方を戒めるように考えさせるカードです。
闘争心、嫌悪感、攻撃、敗北、汚名、無情なやり取り、強欲。執念、願望、欺瞞、抗争、戦争、葬式、わがまま、自己中心的、敵を追い返す、策略の成功、情けを一切持たずにやり込める、勝利しても空しい、世知辛い人物、相手に何と思われようが構わない、目的を果たすが失うものが多すぎる、成功はするが当初とは違うものを手にする、強欲すぎて人の道を外れる。
ソードの5の正位置は、人を言い負かしたりやり込めたりすること、つまり人同士がお互いの言動で傷つけ合っている状態を表しています。他人を押しのけてまで、自分を有利にしたがったり、暴力を振るってまで他人を傷つけたりするようなことをして、所有欲や権制欲、支配欲などは満たせても、心の貧しさはどうにもなりません。
人間味のある付き合い方を望むのなら、根本的なところでの改善、改革が必要でしょう。
社会に失望する、非情な仕打ち、悲壮な気持ち、人間不信、やられるがまま、敗者、敗北感、社会の厳しさを味わう、長引く闘争、事態の深刻化、和解の必要性、死、失敗、消失、損失、自殺、殺人、不幸、不正、終止符、すべてを失い気力をなくす、感情的になり将来を台無しにする。人が信じられず人間関係に失望する、気持ちを失い恋愛関係がダメになる、事故や不幸の予兆を感じる。
ソード5のカードの逆位置は、正位置の意味合いがさらに強くなり、人との闘争が長く続き、経済的、精神的なダメージがより増大することを表しています。争いが長引くことは、お互いの損害が大きくなり、元のような生活や関係になるのが大変難しくなるだけです。
損害を最小限に抑えるために、無益な争いはやめて和解することが賢い選択だと示しているのです。目には目を歯に歯を、の精神で、お互いを傷つけあっていくと、どんどんエスカレートしていくだけで不毛な結果にしかなりません。
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