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タロット占いとは?タロットカードについての基本的な知識

タロット占い

あなたの運勢をタロットカードで占ってみませんか?

タロット占いとは?

タロット占いとはタロットカードを使った占術で、決められた展開方法(スプレッド)に従ってカードを並べ占いの結果を読み取る『リーディング』という手法を使った占術です。カードに対する知識と経験さえあればどんな人でもタロット占いを行えるという点が魅力ですが、占いを的中させたいと思うなら、いくつか気をつけておかなければいけないことがあります。

それは『質問する内容』と『スプレッド』についてです。

タロット占いはその性質上、漠然とした質問から正確な答えを導くことはあまり得意ではありません。例えば、「今年は恋人ができますか?」といった質問よりも、「恋人となる人にどこで出会えますか?」というように、質問の範囲を狭め、より具体的なことを尋ねた方がカードの暗示を読み取りやすく、占いの精度が上がるのです。

また、占いたい事柄によって使用するスプレッドを変えることも大切です。タロット占いのスプレッドは非常に種類が多く、知名度の高いスプレッドだけに限っても40以上もの数があります。それぞれのスプレッドには恋愛、健康、問題の解決方法など得意としているテーマがあり、目的に沿ったスプレッドを選ぶことが的中率を上げることに繋がるのです。

とはいえ、全てのスプレッドを覚え、使いこなすことは簡単ではありません。あなたがタロット占いに挑戦してみたいと考えているなら、まずは使用する枚数の少ないスプレッドから練習を始め、自分の得意なスプレッドを探してみるのがいいのではないでしょうか。

アルカナってなに?

タロットカードは22枚の『大アルカナ』と56枚の『小アルカナ』の合計78枚(フルセット)によって構成されています。アルカナの語源はラテン語で「秘密、神秘」を意味するarcanum(アルカーヌム)で、メッセージを込めてタロットに描かれた抽象的な絵柄のことをアルカナと呼ぶようになりました。

22枚の大アルカナは恋愛、就職、結婚など人生における大きな出来事を表しており、56枚の小アルカナは日常の小さな出来事や心境の変化を表しています。そのため、大アルカナだけでも占いを行うことはできますが、小アルカナも組み合わせることでカードが伝えるストーリーをより深く理解することができるのです。

実際に、数あるスプレッドの中には大アルカナのみ、小アルカナのみ、もしくは両方を使った方法があり、両方のアルカナの意味を覚えることで占いの幅が広がることは間違いありません。

フルセットのタロットカードのことを『デッキ』とも呼びますが、タロットデッキは大きく分けて古典タロット、マルセイユタロット、ウェイトタロット、トートタロットの4つの系統に分類することができます。この4つの内、マルセイユ版とウェイト版のタロットデッキは特に高い人気を誇り、現在普及しているタロットはこのどちらかだと言っても間違いではないでしょう。

2つのタロットデッキ

小アルカナとは1から10までの数字を表すピップカード(数札)と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの4枚の人物を表すコートカード(絵札)で構成された56枚のカードのこと。

そこからさらに、ワンド(杖)、ソード(剣)、カップ(聖杯)、ペンタクル(硬貨)の4種類のスート(属性)に分けられ、1つのスートには10枚のピップカードと4枚のコートカードの14枚のカードが割り振られています。

4つのスートは、ワンドは火、ソードは風、カップは水、ペンタクルは地といった具合に4大元素に対応しており、各属性の象徴するものが小アルカナの意味を理解するための助けとなるのです。

例えば、火の属性であるワンドのスートは生命力、積極性、本能を暗示し、正位置の場合はポジティブな解釈をされることが多いのですが、逆位置の場合は暴力や怒りといった火のマイナスな面を意味します。

このような小アルカナの基本的な部分はマルセイユ版、ウェイト版のどちらのデッキでも大きな差はありません。では、ウェイト版とマルセイユ版の違いはどこなのかというと、それはピップカードの絵柄です。

ウェイト版のピップカードにはスートと人物が描かれ、1つの物語を表しているのに対して、マルセイユ版のピップカードは数字の数だけスートが描かれたトランプのような意匠になっています。なぜ、2つのデッキにこのような差があるのか、その秘密はそれぞれのデッキが作られた時代と目的にありました。

タロットの歴史

タロットがいつ頃生まれたのかハッキリと分かってはいませんが、現存する最古のタロットカードは15世紀前半に北イタリアで制作された『ヴィスコンティ・スフォルツァ版』と呼ばれるものです。500年以上も前のデッキなので全てのカードが残っているわけではありませんが、絵柄や枚数などを比べると現在のデッキとはかなり違ったデッキであったことが分かります。

マルセイユ版はこのヴィスコンティ・スフォルツァ版を基にして、16世紀頃にフランスで製造されました。当時のタロットカードは占いのための物というよりは、カードゲームのための道具として位置づけられていたため、マルセイユ版のピップカードはトランプのような絵柄をしているのです。

それに対して、ウェイト版のデッキは最初から占いに使用する目的で製造されています。なので、ピップカードを含む全てのカードに人物を描写し、1枚1枚のカードに物語性を持たせているのです。

タロット占いはカードに隠されたメッセージを読み取る占いだということは既に説明しましたが、そのために必要なのはカードからイメージを膨らませる想像力です。絵の描かれたカードと数字の書かれたカード…あなたはどちらのカードからより強いメッセージを感じましたか?ウェイト版のカードを見た時の方が想像力を働かせることができたのではないでしょうか。

タロットの発展

始めはゲームのための道具だったタロットカードが占いに使われるようになったのは、パリの占い師であったエテイヤ(又はエッティラ。本名:ジャン・バプティスタ・アリエット)という人物が1783年から1785年の間に出版した「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」という著書がきっかけでした。

穀物の行商を営む両親の下に生まれたエテイヤは少年の頃からタロットカードにのめり込み、タロット占いの研究に没頭していたようです。彼は自身が多大な影響を受けたエジプトの賢者、ヘルメス・トリスメギストスの教えを基に、1789年に世界初となる占い専用のタロットデッキ「エテイヤタロット」を制作しました。このタロットデッキが今日まで続くタロット占いの基礎となったのです。

タロット占いはエテイヤの登場から数十年後、アーサー・エドワード・ウェイトという一人の男性によって更なる発展を遂げます。1865年に設立された魔術結社『黄金の夜明け団』の団員であったアーサーは、エテイヤタロットに独自の解釈を加えたウェイト版のタロットデッキを制作、単調なデザインだったピップカードに絵柄を書き込むという創作を施したのです。

アーサーの作ったウェイト版は、タロット占いの世界に革命を起こしました。カードに絵柄を与えることで難解だったカードの解釈が容易になり、イギリスとアメリカを中心に大流行。「タロットカードといえばウェイト版」とされるほど大勢の占い師に使われるようになっていったのです。

ニューエイジとタロット

こうして、タロットはゲームのためのツールから占いのためのツールへと変貌を遂げたのですが、それが一般社会に認知され始めたのはもう少し先の話になります。当時タロットカードに興味を持っていたのは、オカルティズム(神秘学)を信仰していた一部の占い好きだけ。一般の人たちの間ではタロットの『タ』の字も知られていませんでした。

そんな状況を一変させたのが1970~1980年代にアメリカでピークを迎えた『ニューエイジ』と呼ばれるスピリチュアル・ムーヴメントです。

ニューエイジの思想が生まれた当時、ベトナム反戦運動や公害などの社会不安から、『これまでの物質文明では世界を幸せにすることはできないのではないか』という批判が起きていました。その問題を解決するために、『平和と調和を目指す精神文明が人類を導く』というニューエイジ思想が世界中に広まったのです。

ニューエイジでは、霊性を進化させることによってアセンションを目指しますが、そのための手段としてタロットによる占いを取り入れています。そのため、ニューエイジ思想が広がると共にタロット占いも一般化していきました。そして、1970年代になると日本にも渡り、若者たちに大きな影響を与えています。当時の日本で流行していたオカルトブームの後押しもあり、タロット占いは日本国内での地位を急速に固めていったのです。

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