カップの4のカードは、不満を持っていることや悲観的にものを捉えている様子を暗示しています。カップの3では他者との交流やそのことでとても充実した時間を表していましたが、このカードでは一転して、自分一人の世界に浸り失望感に苛まされているようです。
一人の世界に閉じこもり、目の前に助けの手が差し出されていることも気付けず悶々とした時間を過ごしています。自分一人でものを考える時間は必要なものではありますが、度が過ぎると視野が狭くなりがちになるということを暗示しているのです。
カップの4のカードの正位置の意味は、現状に対する不満、満足できない、欲望、妄想、退屈、飽き飽きしている、倦怠、悲観、無力感、嫌悪、出費、浪費、横槍が入る、悲しみ、一つのことにとらわれすぎている、欠乏、腰が重い状態、変化を待っている、悩み、不快、億劫、マンネリ、惰性、灯台下暗し、新しい可能性や才能に気付けない、引きこもる、幻滅する、動きがない、動きが止まる、満たされているのに幸せでない、などです。
カップの4のカードの正位置は、不満がありながらも現実的な対処をとろうとしていない様子や、頭で考えすぎて行動できない様子、マンネリを感じてものごとをストップしてしまっている状態を暗示しています。
あなた本人は現状に満足できていないという目の前の事実だけにとらわれていますが、実は救いの手があることに何故気付けないのだろうかと、他人からは思われている状況でもあるようです。考えすぎている時や考えることが必要な時にこのカードが現れることもあります。
カップの4のカードの逆位置の意味は、動きだす、発見、新展開、アイディア、改革、可能性に気付く、腰を上げる、動きだす兆し、現状を認識する、切羽つまる、満足、再会、再婚、共感、救済、新しい関係、援助、協力者、手助け、新たな可能性、就職、転職、イヤイヤながらも動きだす、突然の幸運、変化、自分の殻を破る、新しいものごとへの準備を始める、脱ひきこもり、過去との決別、などです。
カップの4のカードの逆位置は、なにかに気付くことやアイディアが生まれたり、行動を起こさなければならないような状況に追い込まれたりすることを暗示しています。協力者が現れて手助けしてくれることで現状が動きだし、満足がいく結果を出すようなこともありそうです。
今まで拒否していたり拒絶していたりしたものごとを受け入れるようになります。積極的に行動することで、これまで停滞していたことが動き出すきっかけが訪れるでしょう。
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