九星のなかでも唯一の「火」の属性を持つ九紫火星。
火からイメージできる象徴については、情熱であったり、向上心の塊であったりと、何かとポジティブで華やかなイメージが台頭する星のひとつではありますが、一方で感情の起伏が激しく、プライドも高かったり、見栄っ張りな一面があったりと、ネガティブな要素も人一倍多いという特徴があります。
過去記事「▼九紫火星は離婚率が高い?九星気学で学ぶ円満な結婚生活のヒント」でも紹介しているとおり、九紫火星が一番結婚に向かないと言われる由縁は
恋愛や結婚に情熱的すぎて自分の価値観を押し付けがち
といった傾向にあり、またプライドが高いことで他人の意見を受け入れなかったり、好きな相手に依存しすぎてしまい、自分自身はもちろん相手も疲れさせてしまうというのが実情としてあるようです。
特に九紫火星を持つ女性においては、芸能界や美容エステ業界など、性格的に
人前に出て美を追求する世界を好む
という傾向もありますので、周りに敵を作りやすいのも九紫火星を持つ人の特徴かもしれません。
これだけ聞くと「まったくもって恋愛や結婚に向いていない」と考えてしまいますが、例えば土の属性の二黒土星などは、物事を慎重に判断して軽はずみな行動を取らないという傾向にあるのに対し、九紫火星は
感情のまま行動を起こしやすい
というある意味、非常にアクティブであり、三碧木星や四緑木星のような1年の始まりの季節を担う星が持つ「さぁやるぞ!」といったフットワークの軽さに近いものがあります。
九紫火星においては感情のまま行動を起こすだけでなく
飽きっぽく諦めやすい
という傾向にありますので、特に我慢や忍耐が必要と言われる結婚生活においては、もっとも親和性が低いと見られてしまっているのが実情ではあります。
特に九紫火星においては女性のイメージが強いのですが、男性においても理想主義でプライドが高く、
好き嫌いがハッキリ別れるという傾向がある
ことから、結婚相手としてはやはり敬遠されがちな性格と言われます。
そこでこのページでは、そんな情熱の象徴でもある九紫火星における恋愛観や結婚観について掘り下げ、九紫火星を持つ人がなぜ結婚との親和性が低いのか、そして平穏な結婚生活を送るためにはどのような点に留意すべきなのか?といった点について詳しくご紹介していきます。
気学の概念をフル活用して、九紫火星を外面・内面から理解を深めていきましょう。
九星気学のなかでは少々浮いた存在とも言える九紫火星。
方位は「南」、季節は「夏」、八卦は知性や情熱の象徴となる「離」となります。まるで夏に咲き誇るひまわりのような中心的存在とも言われます。
九星のなかでは唯一の「火」の属性ということもあり(「水」も唯一ではありますが)、特に他の星との相性や調和・バランスという点で非常に気がかりな部分ではあります。
本当に九紫火星は気まぐれな存在なのか?
本質的に恋愛や結婚には向いていないのか?
など、まずは他の九星との相生・相剋と外面的性格について確認していきましょう。
まず、五行思想における相生・相剋の関係です。
≪相生の関係≫
≪相剋の関係≫
相生・相剋における五行相性の詳細をお知りになりたい方は「▼九星早見表を活用した九星別年間運勢と相性を占う相生剋表」および、下記の相生・相剋の関係性も併せてご覧ください。

上記一覧表でもお分かりいただけるように
の相性関係が成立します。
九紫火星と相生(生気・退気)の関係となる「土」・「木」のエレメントにおいては、
相対的に性格的な特徴は真逆である点が興味深く
例えば二黒土星や五黄土星などの土は、軽はずみな行動はせず、勢いだけで動かない慎重派であるのに対して、三碧木星や四緑木星は勢いがあり活力にみなぎっていることから、どちらかというと考えるより行動する傾向にあります。
九紫火星に対しては、土は影響を与える側、木は影響を受ける側となりますので、根本的な相性概念は全く別物になりますが、
移り気な九紫火星の性格をサポートできる
のがこれらの属性なのかもしれません。
続いては、内面的な性格を推し量る「傾斜」です。
傾斜法の詳細や具体的な導き方については、「▼傾斜法(九星気学)で運勢を占えば性格や運命が分かる! 」にて詳しくご紹介しておりますので、そちらもしっかりと確認しておくようにしましょう。
前段でご紹介したように、九紫火星の外面的性格は他の九星とは一線を画してやや特別感があると言っても過言ではありません。象意的には、情熱であったり知性であったり、美意識であったりと、前向きでポジティブさの象徴でもありますが
火は取扱いを間違えると事故になりやすい
という点も踏まえ、内面的な性格もある程度把握しておくと、九紫火星と上手に付き合えるようになるだけでなく、主導権を握って手玉に取ることもできるのです。
よって、付き合っているパートナーや結婚相手の生年月日から月命星を導き出し、そこから傾斜を割り出して本質的な性格部分も事前にチェックしておくと良いでしょう。
なお、傾斜宮の分類は八卦の卦8つになるため、本命星と月命星が同じ場合は中宮傾斜に割り当てられますが、中宮傾斜のみ男性の場合は「兌宮傾斜」、女性の場合は「乾宮傾斜」となる点に留意が必要です。
また、傾斜においては八卦盤をベース(八卦盤に中宮は存在しない)にそれぞれの象意が反映され、以下のような特徴が付与されます。
※傾斜宮は、本命星が持つ性質や特性をさらに細かく分類したもので、基本的には相性診断に用いられますが、その人が持つ潜在意識や思想・結婚概念を推し量るのにも適しています。
各傾斜における内面性格の詳細については、「▼傾斜法(九星気学)で運勢を占えば性格や運命が分かる!」をご参照ください。
九紫火星だけに、火の象徴である離宮傾斜が本命星となりますが、恋愛や結婚という観点では
という節がありますので、こうした外面的な恋愛観・結婚観を中和できる内面的性格を内包していると九紫火星らしさが多少和らぐかもしれません。
具体的には、月命星が一白水星の場合、傾斜としては巽宮傾斜となり内面的には柔軟性や協調性が高くて気配り上手になります。
また、月命星が七赤金星の場合は兌宮傾斜となり、七赤金星の派手さや華やかさを取り入れつつ、七赤金星の堅実さや強い意志を兼ね備えた性格の持ち主になることでしょう。
基本的に、火の燃料となってしまう木(三碧や四緑)は、相性こそ相生ですが九紫火星のネガティブな側面が増長してしまうため、内面的性格が坤宮傾斜や坎宮傾斜の場合は、結婚相手として選ぶ際は慎重になった方が良いかもしれません。
これまでご説明したとおり、九紫火星においては五黄土星にも負けないくらいの帝王っぷりを発揮しますが、五黄土星にはリーダシップがあったり、カリスマ性がある一方、九紫火星においてはカリスマ性は皆無で、自己の理想や満足を優先させることから、
気が付けば自分の周りに誰もいなくなっていた
ということが起こりやすい少々可哀そうな星でもあるのです。
芸能人なども同様ですが、売れている時にはたくさんの人が寄って来ますが、売れなくなった途端に人が寄り付かなくなり、残ったのは虚しさだけ・・・、そんな展開になりやすい九紫火星は、外面的な性格的が災いすることが多いので、
内面的性格がその欠点をカバーできるか?
という点が最大のポイントと言えるでしょう。
九紫火星が持つ恋愛観や結婚観を幾つかピックアップするとすれば
などが挙げられ、特に自分への理解者、自分を引き立ててくれる人に弱い傾向があります。
よって、女性が九紫火星であれば、包容力の高い年上男性との相性が良い傾向がありますが、男性が九紫火星の場合は、華やかな年下女性の方が居心地が良いと感じる傾向にあるようです。極論を言ってしまうと、
九紫火星を持つ人と結婚するならどの星が適している?
ということになりますが、恋愛や結婚だけにフォーカスすると、相生の関係である三碧木星や四緑木星だと、九紫火星の向こう見ずな情熱や自分主体のわがままな思考などを増長してしまう可能性が高く、どちらかというと
その性格や思考を抑制できる間柄の方
が結婚には向いているかもしれません。
外面的な性格だけで見てしまうと、九紫火星との恋愛や結婚においては、
相当に包容力がないと釣り合いが取れない
かもしれませんが、九紫火星でも内面的性格に土星の安定感や金星の理論的な思考が含まれるようなら、多少なりともパートナーとのコミュニケーションも充実し、ヒステリックにならずに対等な関係が築けるかもしれません。
ただし、付き合うパートナー側も、それなりの我慢や忍耐が必要になることは想定しておいた方が良いでしょう。
内面性格が分かる「傾斜宮」をチェック!
傾斜について