意識する異性との相性は、誰でも気になるところ。
相性占いや結婚占いといった命術占いは、そうした意識するという「自覚」以外にも、さほど意識していなくても潜在的に気になる相手との相性判断にも効果的であることから、今も昔も占術のなかで特に人気の高いリーディングと言えます。
おさらい的な内容ではありますが、命術占いとは「生年月日や時間」を用いて、その人の持つ性格や本質、運勢や運命、そしてその本質を元に他人との相性を占う占術で、西洋占星術・四柱推命・九星気学・紫微斗数などがそれに該当します。
10~20代前半の男女であれば、彼氏・彼女といった関係性であることが多いことから、意識する異性との相性程度は気になるところではありますが、結婚を意識する年代ともなると
本当にこの人と結婚していいの?
と慎重になるのが心情で、仮に相手がとても優しく、いい人であったとしても、それが結婚相手としてふさわしいかどうかはまた別の話。
家庭に入った途端に性格が変わったり、人格が豹変するようなケースも決して少ないわけではないため、結婚という観点では、
相手の本質を見極めることがとても重要になります!
九星気学においては生まれた年によって本命星が割り当てられ、九星早見表などを参考にすれば、自身はどの本命星なのか?、相手がどの本命星を持つのか?、といった点はすぐに調べることができます。
九星の調べ方については、過去記事「▼九星はどう調べる?九星気学の占い方や求め方について」でも詳しくご紹介しておりますが、
それぞれの本命星には基本性質と本質的側面
が定められており、必ずしも意識する相手がその本質に当てはまるとは限らないかもしれません。しかし、血液型占いで言う「A型は几帳面」と同じような、基本性質が定義されています。
各本命星の基本性質は、以下の関連記事から詳細が確認できますが、相手との結婚を意識するのであれば、
まずは九星気学の本命星を用いて相手の本質を見極める
ことから始めるのがベストでしょう。
そこで今回の記事では、結婚後も円満な関係を維持するための九星気学の活用法についてご紹介していきます。
本命星の組み合わせによっては離婚に至りやすかったり、喧嘩ばかりでも結局別れなかったり、人の本質はさまざまではありますので、少しでもヒントを導きだせるよう九星気学の活用法について見ていきましょう。
九星気学において、双方の相性を紐解くうえで欠かせないのが、
となり、本命星は上述のとおりではありますが、干支は皆さんもよくご存じの十二支のほか、西暦から3を引いて10で割った余りの数字で判断する十干も用います。
十干は主に「日」を表し、十二支は「時間や方角」を表すのが九星気学の特徴です。
十干や十二支の詳細については、過去記事「▼干支とは何か?十干十二支の意味を知って九星気学の理解を深めよう」を参照いただければと思いますが、もう一つの要素である五行の属性とは、星座占いでも用いられるエレメントに該当するもので、
木・火・土・金・水の5つの元素
を示しており、本命星の名称にも含まれるので、本命星が分かれば五行の属性もまた必然的に把握できるでしょう。
五行の基本概念としては、「木は火を生み、火は土に返る、土は金を生み、金は水を生む、水は木を生む」という自然のサイクルの哲学的な概念に成り立っており、それぞれの属性同士が相互で支えあっていることが伺えます。相性という観点では
と呼び、基本的に相克の関係にある本命星同士は、相性として避けるべき相手と判断されます。
過去記事「▼死気・殺気とは?五行説に基づく九星気学の相性と方位」でも、相生と相剋の関係性は詳しく取り上げておりますが、当然のことながら
離婚しやすい性格・本質
というものも存在するのです。
一般的には火の属性である九紫火星は、性格的に熱しやすく冷めやすかったり、早くに結婚する一方で離婚するのも早いなどと言われます。火の属性である以上、その両隣に位置する「木・土」との相性は良い傾向にありますが、
水や金は相剋の方位となる
ため、一白水星や六白金星、七赤金星との相性は悪い傾向にあるかもしれません。
特に結婚ともなると、長いスパンで互いの影響を受け合う形となりますので、短期的な相性の変化を重視するのではなく、その人が持つ性質や本質的な部分にフォーカスした方が良いことも多いということは覚えておくと良いでしょう。
結婚相手との相性を占ううえで、九星気学を活用した性格診断は有効ではありますが、性格や本質以前に「結婚」をどのように捉えているか?といった価値観の部分もとても重要な部分となりますので、占術だけでは解決できない点も多いということを認識しておく必要があります。
というのも、仮に互いに20代で結婚した場合の一例ではありますが
といったように、年代と共に互いの存在に対する価値観も徐々に変化してくるのが一般的で、結婚生活も互いの性格や相性だけでは成り立ちにくくなります。
こうした結婚観や価値観の変化に寛容でいられるか?
という点が円満な結婚生活の鍵と言っても過言ではではないため、10~20年後の夫婦像も視野に入れながら、互いの本命星の相性や相手の性格、本質を見極めなければなりません。
【相生の関係】
【比和の関係】
【相剋の関係】
九星気学の観点では、お互いで支え合う相生や安定を示す比和の関係であれば、結婚生活は安泰なように見えます。
ただし、水の属性となる一白水星および、火の属性となる九紫火星は、本命星がそれぞれ1つしか存在しないため、一白水星と九紫火星との相性が悪い(殺気の関係)のはもちろん、一白水星同士や九紫火星同士というのもあまり良い関係性は築けず、
どうしても目立った存在・浮いた存在になりやすいのです。
九紫火星は離婚率が高いと言われる所以はここにあるのかもしれませんが、条件的には一白水星も同じですので、この場合は相性に固執するのではなく、あくまで性格的な本質部分を意識しておくようにしましょう。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!