後天定位盤は方位盤上で九星の基本位置を示していますが、中央とそれを囲む8つの方位が、年ごと、月ごと、日ごとで、ある一定の法則にしたがって運行しています。生れ月の気を中心に取り巻く、八つの気の配置と、生まれ年の気のある方位を見ると、ある一定の角度、つまり傾斜が生じています。
この傾斜に「天球の区分」という意味の「宮」(西洋占星術で言う、星座の「座」と同じようなものです)という言葉をつけたものが傾斜宮で、この傾斜宮を使って運勢を占っていく方法を傾斜法と言います。
傾斜宮の呼び方は乾宮、兌宮など、八卦の「乾・兌・離・振・巽・坎・艮・坤」を基本に考えられていますが、九星気学独自の名称も存在します。それが方位盤の真ん中に位置する「中宮」であり、この傾斜宮を持つのは本命星と月命星が一致する人のみです。
傾斜法は、本命星が生まれ月である月盤のどの方位にあるかを調べる方法で、性格や運命を調べることに向いています。生年の気を組み合わせて導かれるそれぞれの「傾斜宮」は、その人の考え方や性格を見事に表しているのです。
生年・生月を基にして割り出される「傾斜宮」は一生変わりません。だからといって、傾斜宮でその人の人生が決められてしまうわけでは無く、毎年巡ってくる年の気、月の気が変わる事で運気も変わります。
自分の傾斜宮を知る事によって、自分の個性や性格を十分に生かした生き方が出来、無理なく自分に会った幸せを掴むことができるでしょう。
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