男女における結婚については、あまり小難しく考えるより「この人と結婚したい」という感情を最優先に考えることが多い傾向にあるかもしれません。やれ性格がどうとか、本質がどうとかを考えるより、これまでの付き合いのなかで
この人だったら結婚しても問題ない
という判断のもと、相手の本質などを見極めることなく結婚に至るのが自然な流れかもしれません。
ただし、結婚したカップルの約3割が5年以内に離婚しているという事実を「▼【六白金星】の恋愛・結婚傾向(男女別)と九星別相性表」のページでも紹介しているように、この人と結婚したいという感情だけで動いて、
結果的に約3割の方が離婚している
という事実を踏まえると、自身のインスピレーションや感情がいかに失敗を招くか?ということが数値的にも示されていると言えます。
もちろん、離婚の原因はさまざまなので、一概に結婚後に認識や価値観にズレが生じたとも言い切れませんが、やはり結婚においては恋愛時とは異なり
金銭面など実生活が多大に絡んでくる
ことで、これまでの「好き」という感情を優先させてきた間柄から、日常生活であったり経済的な能力であったりを優先させるフェーズに入ることで、これまでの感情がガラリと変わってしまうケースが多いのではないでしょうか?
このページでは、八白土星における恋愛観や結婚概念について詳しくご紹介いたしますが、八白土星が持つ本質的な性格と結婚概念との親和性を見極め、八白土星の大きな特徴でもある
安定や堅実さが結婚後も変わらず維持できるのか?
を多方面から切り込んでいきます。
恐らく、恋愛から結婚に至った夫婦で、結婚後に結婚に対する認識や概念が変わったという人は決して少なくありませんし、これまで恋愛対象だったパートナーが家族となることで、恋愛感情がなくなったという方も多いはず。それでも夫婦関係を維持できるのは
失われる恋愛感情以上に得られる大切なものがあるから
であり、それを見いだすことができるかが夫婦生活を維持するための秘訣であると言っても過言ではありません。
付き合っていた当時はすごく大事にしてくれたのに、結婚後は愛情を感じなくなった・・・なんてことはよくある話ですが、それ以上に、金銭感覚のズレや夫婦生活の考え方に対する価値観のズレなどは
その人が持つ本質的な性格で直しようがない
ため、こうした問題の多くは離婚という結末を辿りやすくなります。
今回は、そうしたリスクが相対的に低い性格だとされる八白土星の恋愛観、結婚観を外面的・内面的性格から検証し、結婚相手として性格的に相応しいかどうかを気学の観点から詳しく見ていきましょう。
土の属性を持つ八白土星は、大地の恵みや安定感を示す「土」のほか、八白という連なった山々を想起させる象徴から、子孫繁栄や蓄財といった
結婚後も家族を大切にして豊かな生活
を実現する、九星のなかでは最も結婚に対する安定感が高い星と言えます。
八白が示す方位は北東、季節は晩冬であり、まるで雪山を連想させるような八白土星の八卦は、山が動かずに万物を止めているという意味合いの「艮(ごん)」になります。つまり、八白の象意の多くは
動かない・変化しない・現状維持
であり、多くの人が経験する「結婚した途端に性格が変わってしまった」という懸念点においては、もっともそのリスクが低いのが八白土星の持ち主だとも言えます。そんな八白土星の基本性質や相性から見てみましょう。
まず、五行思想における相生・相剋の関係です。
≪相生の関係≫
≪相剋の関係≫
相生・相剋における五行相性の詳細をお知りになりたい方は「▼九星早見表を活用した九星別年間運勢と相性を占う相生剋表」および、下記の相生・相剋の関係性も併せてご覧ください。

八白土星は土の属性である以上、二黒土星や五黄土星と同じく
の相性関係が成立します。
ただし、これは外面上の性格が主体となり、同じ土の属性同士で比和の関係であったとしても、内面的性格がまったく真逆であったりするケースもありますので、当然「傾斜法」によってその本質を見極める必要がありますし、結婚相手ともなればなおさら「どのような気質の持ち主か?」を把握しておく必要があります。
続いては、内面的な性格を推し量る「傾斜」です。
傾斜法の詳細や具体的な導き方については、「▼傾斜法(九星気学)で運勢を占えば性格や運命が分かる! 」にて詳しくご紹介しておりますので、そちらもしっかりと理解しておくようにしましょう。
八白土星の外面的な性格は理解できましたが、言うまでもなく八白土星なら全員が家族を大切にする訳ではありませんし、結婚後に人が変わってしまったかのように結婚観が変化してしまう人もいます。
特に傾斜において、柔軟性の高いとされる
一白水星や六白金星などの性質を持つ場合
などは、八白土星ならではの「変化を好まない性格」とはかけ離れる可能性があることを留意しておく必要があります。
また、八白土星の季節は、晩冬から春にかけての季節の変わり目を示しており、心理的な象意としても
転換期や変化の兆し
を示す場合もありますので、そもそも「変化を起こすエネルギーを持っている可能性」があると判断する場合もあります。
本命星は八白土星でも、月命星が何か、そしてそこから導く傾斜宮は何に該当するか、
内面的にはどんな性格的要素を持っているか?
をしっかりと見極めることが肝要です。
なお、傾斜宮の分類は八卦の卦8つになるため、本命星と月命星が同じ場合は中宮傾斜に割り当てられますが、中宮傾斜のみ男性の場合は「兌宮傾斜」、女性の場合は「乾宮傾斜」となる点に留意が必要です。
また、傾斜においては八卦盤をベース(八卦盤に中宮は存在しない)にそれぞれの象意が反映され、以下のような特徴が付与されます。
※傾斜宮は、本命星が持つ性質や特性をさらに細かく分類したもので、基本的には相性診断に用いられますが、その人が持つ潜在意識や思想・結婚概念を推し量るのにも適しています。
各傾斜における内面性格の詳細については、「▼傾斜法(九星気学)で運勢を占えば性格や運命が分かる!」をご参照ください。
上記一覧にもありますように、内面的性格を導く傾斜において最も安心できるのが
山の象徴である艮宮傾斜
で、本命星八白土星に対して、月命星が五黄土星の持ち主は艮宮傾斜となります。
結婚後の安定感という観点では、その他にも、
などとの相性が良く、家庭的で現実的な二黒土星と、目標意識の高い六白金星や七赤金星は、結婚後の家庭に対してしっかりとした目標を持っているので、価値観を共有しやすい傾向にあるかもしれません。
ただし、八白土星が変化を好まないのに対して、六白金星や七赤金星は目標達成のためなら変化を躊躇いませんので、その点はある程度の柔軟性が必要になってくるでしょう。
八白土星は、どうしても頑固オヤジ的なイメージが先行しがちで、他の土の属性を持つ星とくらべても、やはり八白というくらいの連なった山々の象徴となりますので、自身の思想や結婚に対する概念を自ら進んで変えることはほとんどありません。
悪く言ってしまえば
腰が重い、積極性がない
ということでもありますので、例えば結婚後の共同生活においても
という発想になりやすいのですが、これは単に面倒くさくて言っている訳ではないという点を理解してあげる必要があります。
もちろん、象意的にはあくまで変化を好まないだけであり、変化のタイミングを待っているだけですので
自身が納得する変化であれば率先して決断する能力がある
という判断が一番近しいかもしれません。
なお、八白土星が持つ恋愛観や結婚観を幾つかピックアップするとすれば
といったような点が挙げられます。
八白の基本的な性質からも容易に想像できる部分ではありますが、
という傾向が挙げられますので(もちろん個人差が大きい部分ではありますが)、相性としては互いに動かない者同士ではなく、七赤金星のような社交的でアクティブな相手の方が調和が取りやすいといった傾向があるかもしれません。
もちろん、結婚後においても結婚に対する価値観や概念が大きく変わってしまうリスクは少ない傾向にありますが、
逆に柔軟性がなさ過ぎて環境変化についていけない
というデメリットも顕著化するかもしれません。
ただ、家庭を守ろうとする意識は人一倍強く、かつ蓄財の象徴でもありますので、腰の重さだけ許容できれば、きっと円満な家庭環境を構築することができ、晩年期に向けた盛運も十分に期待できるでしょう。
結婚観という概念に捉われず、夫婦互いに「不足する部分を補えるような関係」を心がけると、良好な関係を維持することができるでしょう。
内面性格が分かる「傾斜宮」をチェック!
傾斜について