日常生活を送るうえで、人との関わり合いは切っても切り離せません。
そんな当たり前のような人付き合いですが、やはり性格的にそれを好んで積極的に行う人もいれば、人付き合いを避ける人もいるわけで、苦手意識が先行してしまう人も少なくありません。
特に現代社会においては、ネットの発達によって人と人とのコミュニケーションが減少傾向にあることから、人と関わり合う頻度そのものが減少しているというのが実情です。
そもそも人との関わり合いが苦手という方の要因の多くは、面倒であったり、過去に人間関係でトラブルがあったトラウマであったりと、人と付き合うことによる
メリットよりデメリットの方が優勢
となってしまいっている傾向がありますが、裏を返せば
事前にその人の性質や性格を知ることができれば
付き合い方も考えることができるし、人間関係でトラブルになることは避けられるかもしれません。
「この人とは性格的に合わなさそうだから距離を置こう」とか「この人とは気質が似ているから信用できそう」といった具合に、人間関係で嫌な思いをすることを多少なりとも避けることができるかもしれませんので、そういう意味では
相手の性格をある程度掴んでおくことは重要
で、自分自身を守るためにも必要なことだとも言えます。
また、恋愛や結婚も同様に異性との付き合いが面倒であったり、過去のトラウマを引きずって意識的に避けていたりと、こちらは単なる人付き合いより遥かに難易度は高い傾向にありますが、やはりある程度相手の情報を把握しておくことで、
その煩雑さや難易度を多少なりとも下げる
ことができるかもしれません。
今回の記事では、そんな人付き合いが苦手な方のサポートともなりうる
九星気学を用いた相性診断と恋愛傾向の占い方
という点にフォーカスし、相手の性格と相性を事前に把握したうえでの付き合い方についてご紹介していきます。
冒頭でもお伝えしたように、人とコミュニケーションを取るのが苦手な方は、無意識にそれを避けてしまう傾向にあります。ですが、やはりいつまでも人を避ける、人との付き合いを避け続ける、というわけにはいきません。
その克服の手がかりとなり得るのが「九星気学の相性診断」
です。
もちろん九星気学による診断結果を押し付けたり、決めつけたりするのは論外ですが、外面的には気付きにくい本質的な部分を掴んでおくことで「深入りしても良い相手なのか?」「一定の距離を置いた方が良い相手なのか?」といった自己防衛を働かせることができるようになるのです。
では、九星気学でどのように相性を診断すれば良いのでしょうか。
九星気学における相性診断の基本は五行思想「相生・比和・相剋」となりますので、その関係性を具体的に見ていきましょう。
上述のとおり、九星気学における相性の基礎となるのが
五行思想の相生・相剋・比和
です。相生・相剋・比和の基礎については「▼九星気学の占い方・調べ方【基礎編1:九星について】」もご参照いただければと思いますが、大まかに解説すると下記となります。
では、基本要素となるのが自身の九星と相手の九星に対する五行属性「木・火・土・金・水」、そしてそれらに対する相生・相剋・比和の関係を見ていきます。
例えば、あなたの星が▼三碧木星、相手の星が▼九紫火星という間柄の場合、
「木生火(もくしょうか)」…木が燃えて火を生む
という相生の関係性が生まれます。
一方、あなたの星が▼九紫火星、相手の星が▼一白水星という間柄の場合は
「水剋火(すいこくか)」…水が火を消す関係
になりますので、言うまでもなく後者は基本的な性格が合わないと判断されます。
また、相剋においては、抑制する側とされる側に分類され、上記の例では
水によって火が消される殺気という関係
となりますので、ご自身(九紫火星)が常に相手(一白水星)に抑制されたり、振り回されることになるため、俗に言う「生理的に受け付けない」といった関係を生みやすい状態にあると言えます。
もちろん、この前提は五行思想の根底部分での判断となりますので、個々の性格においては個人差もあります。相生の関係でも噛み合わない場合もあれば、相剋の関係でも気が合うというケースもあるかもしれません。
これらはあくまで予備知識として捉えておくことが大事で、九星別の基本的気質・性格においても絶対ではないという点はあらかじめ理解しておく必要があります。
続いて、
男女関係、恋愛・結婚という観点での相性診断は?
という点ですが、九星気学においては男性であっても女性であっても、九星に分類された基本的な性格が当てはまるとされています。
八択風水など、一部の中国風水の八卦においては男女で区別している流派もありますが、多くの場合で分けない傾向にありますので、男女間の相性や恋愛傾向においても相生・相剋・比和の関係が成り立つのです。
そこで掘り下げて見ていきたいのが、
この2つを次の章で詳しく見ていきましょう。
九星気学においては個々人の性格として外面的な性格と、内に秘められた内面的な性格を定義しており、
とされていることから、本質的な相性を占ううえで傾斜法による判断は欠かせません。
傾斜宮は「▼傾斜法(九星気学)で運勢を占えば性格や運命が分かる!」の自動計算フォームで簡単に調べることもできますし、
本命星と生まれた月の月盤があれば導き出せる
ので、付き合っている異性や結婚予定の相手などの傾斜宮を把握するのは、それほど難しい話ではありません。
もちろん、自分自身では気づかない内面的な性質を知るうえでも、
自身の傾斜宮を把握しておくことも重要です。
自身と相手の傾斜の相性を見ることで、より精度の高い相性診断を導き出すことができます。
各傾斜宮の内面的性格の詳細につきましては、上記リンクの傾斜法ページでご確認いただけますが、相性の良し悪しの組み合わせ例を挙げると
とされております。
こうしてみると、どれも相性の良い相手(傾斜)が多い気もしますが、特に結婚ともなりますと運命を共にするという概念も生じてきますので、運勢判断法である「同会・被同会」なども活用して、互いの運勢の大きな乖離がないかなどを見ておくことも必要かもしれません。
これらのように、人間関係における相性の良し悪しは、
人生を左右するほど大きな要因・要素
であるにもかかわらず、それに対する意識が高まることはなく、相手の本質を見抜けなかったことで自分自身が傷ついたり、損失を被ったりすることが多々あります。
お互いに感情のある人間である以上、教科書的に性格が割り当てられることはありませんが、
性質や気質などの情報が多いほど取れる対策も増える
ので、人付き合いが苦手な方や人間関係で悩んでいる方は、一度自身と相手の本質を見つめ直して、本質的な相性はもちろん、付き合うべき相手なのかどうかを精査してみると良いかもしれません。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!