(写真はイメージです)
栃木県足利市にある「門田稲荷神社」(かどたいなりじんじゃ)は、下野國一社八幡宮(しもつけのくにいっしゃはちまんぐう)の境内にあります。
別名、縁切稲荷とも呼ばれ、榎木稲荷、伏見稲荷と並ぶ日本三大縁切稲荷のひとつ。
門田稲荷神社は男女間などの人間関係の縁だけではなく、病気やギャンブル、喫煙飲酒などといった悪縁を断ち切る効果もあると言われています。
また、事故や災難の縁切りにもご利益があるとされていますよ。
社の脇に設置されている絵馬奉納台には、人々の怨念が込められた絵馬がたくさんあり、禍々しい雰囲気をはなっています。
中には、縁を切りたい人物の写真を貼っているものもあるそう。
なぜそこまで具体的に祈願しているのかというと、門田稲荷神社で縁切りを祈願すると、神様がふさわしくないと思った縁を切るといわれているためだとか。
例えば、夫とその浮気相手との縁を切るよう願っても祈願した本人が切られるかもしれません。
そのため具体的な指定を入れて祈願をする人が多いのです。
下野國一社八幡宮は、1056年に源頼義・義家父子が創建したと伝えられています。
源義家が奥羽出陣の折この付近に宿営し、戦勝祈願のために石清水八幡宮を勧請したのが始まりなんだとか。
現在の社殿は文化11年(1814)に建てられたものだそうです。
門田稲荷神社のご祭神は倉稲魂神(うかのみたまのみこと)。
古事記では素戔男尊(すさのお)と神大市比売(かむおおいちひめ)との間に生まれたとされ、宇迦之御魂神(うかのみたまのみこと)と記されています。
日本書紀では、イザナギとイザナミが飢えに苦しんでいたときに生まれたとされ、倉稲魂命と記されています。
稲荷というと商売繁盛の神だと思う人も多いでしょうが、「うか」とは食物、穀物を意味する古語で、
「うかのみたま」とは穀物の霊という意味です。
つまり、読んで字のごとく、元々稲の神なのです。
門田稲荷神社で悪い癖や縁を切るよう祈願すれば、復縁や良縁のきっかけになるかもしれません。
稲荷は狐なので、参拝の際には揚げやいなりなどの納品を持ち合わせると良いといわれています。
また、門田稲荷神社では門田みたまというアニメキャラクターが人気を集め、たまちゃんと呼ばれ親しまれています。
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