(写真はイメージです)
大阪府大阪市にある「持明院(じみょういん)」は、縁切り効果があるとされるお寺。
三角関係の縁切り、男女の縁結びなど、切実な想いを抱いた全国各地の人々からの参拝が跡を絶ちません。
特に持明院には「浪華百事談」という書物の内容通り、縁切り厠(えんきりかわや)と呼ばれるものがあります。
そこで離縁を祈願すると、縁切りが叶うと伝えられています。
持明院へは左側から参拝する人が多いそうですが、必ず縁切りの神が祀られている右側から参拝するようにしましょう。
さもなくば、折角結んだ縁を切ってしまうことになります。
持明院は真言宗御室派の仏教寺院。
創立は不明ですが、時代は戦国時代にさかのぼり、 豊臣秀吉が大阪城を築城した頃に存在していた木村長門守重成の屋敷跡であったと伝えられています。
明治政府による神仏分離の際に、生玉十坊の一つ「曼陀羅院」を吸収合併したそう。
ご祭神は「橋姫大明神」、「卯の日大明神」、「二十日大明神」の三柱。
また三神の向かい側に「子育地蔵尊」がまつられています。
「橋姫大明神」は縁切りの神様、 「卯之日大明神」は子沢山の所から縁結びの神様、「二十日大明神」は狐、すなわち稲荷、商売繁昌の神様、「子育地蔵尊」は子授子育健康息災の神様ですよ。
橋姫大明神は悪縁を切るとされ、京都宇治にある橋姫神社のご分霊としてまつられているため、縁切りの効果に一役買っています。
「卯之日大明神」が縁結びの神様であることから、恋愛成就のご利益もあります。
必ず右側の「橋姫大明神」を参拝して縁を切ってから、「卯之日大明神」に縁結び祈願をするのがポイント。
悪縁断ちというと少々聞こえが悪くても、「縁切り」は最大の「縁結び」祈願なんです。
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