スリー・カード・リーディングのスプレッドは3枚のタロットカードを使って占う方法です。タロット占いの練習に向いていて、タロット占いの流れをつかんだり、カード同士の関連性を読み解いたりすることができます。
ワン・オラクルのスプレッドと同じようにタロット占いの基本となる占い方で、実用性の高い方法です。3枚のカードを使っていくので時間の流れや因果関係を読み解いていく必要があり、つながりのある読み解きをしていく手法をコンビネーションリーディングと呼びます。
使用するカードは大アルカナの22枚のみを使用する場合とフルデッキ78枚を使用する場合があります。初心者の人はまずは22枚から始めてみるといいでしょう。
占いたい内容を頭の中で整理をして心を落ち着けながらカードをシャッフル、カットをします。しっかりとシャッフルできたら山をひとまとめにし、上から3枚のカードをめくって左から順番に裏を向けたまま並べていきます。一枚ずつ表に向けて読み解いていく方法と、一度に3枚ともめくって読み解いていく方法があります。
最初のカードが原因となり、未来に向かって時間的に流れる因果関係を示していると解釈する場合
1:過去、過去の状況、過去の出来事
2:現在、現在の状況、現在の出来事
3:未来、未来の状況、未来の出来事
始めにめくったカードがメインテーマで、あとの2枚は補足と解釈する場合
1:現在の状況
2:自分が取ろうとしている行動
3:望んでいる結果
これを基本として上級者の場合は様々な解釈をしていくこともできます。占う前に、どちらの解釈を使うのか、また応用したものを使うのか、どのようなことを占うのかをはっきりとしておく必要があります。
スリー・カード・リーディングのスプレッドで占う場合は、占いたい内容や目的がはっきりとしている場合や、状況の流れを見たいときに適していると言えます。状況の流れを見たいとき、現在の状況がどのような結果になるのかという未来を予測するのにも使えますし、自分がどう行動していったらいいのかというヒントを求めることもできます。
今起きている状況の因果関係を知ることで物事や状況を客観的に見ることができ、現状から抜け出す糸口を見つけることもできるかもしれません。ワン・オラクルのスプレッドと同様とても単純な方法ですが、幅広い質問に対応することができ的中率も高いので、初心者はもちろん上級者でも占う実用的な占いになります。
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