生命の樹のスプレッドは樹木を象ったスプレッドです。ユダヤ教の秘境的側面であるとされているカバラーの教えを説くためにマスターツールとして扱われているスプレットでもあります。
占いというよりも占う人の魂を読み解くためのスプレッドです。自分自身を占うよりも、他者の本質を知りたい時に行うといいでしょう。
占うことを決めたらカードをしっかりとシャッフル、カットをしていきます。カードを、裏を向けたまま一山にまとめたら、3つの山に分けていきます。次に、どのような順番でもいいので自分のイマジネーションで順番に1つの山にします。
そうしたら、上から順番にとって並べていきます。机の上側の中央に1枚目を置き、1枚目下右角に2枚目、左角に3枚目、2枚目の下右角に4枚目、3枚目の下左角に5枚目、4枚目と5枚目の間に6枚目を置きます。4枚目のすぐ下に7枚目、5枚目のすぐ下に8枚目、6枚目から少し話して9枚目、すぐ下に10枚目を置きます。
1枚ずつ表にしていってもいいですし、始めからすべてを表にしてもいいです。
1:理想、自分自身、心理状態、性格
2:知恵、原因、知識、行動理念
3:理解、問題点、寛容
4:慈愛、援助、味方
5:敵対、障害、敵
6:調和、未来、調整力、統率
7:情熱、勝敗、積極的、愛情
8:栄光、物質、消極的、必要な物、足りないもの
9:本能、周囲、潜在意識、本質
10:全体、結果、全体像、最終的な答え
生命の樹は占う人がどのような性格でどういう本質を持っているのか、どういう考え方をしているのかといった、その人自身のことを知るのに向いているスプレッドです。
様々な解釈の仕方があり、自分自身を占う場合は自分に都合の良いように解釈をしてしまうこともあるので、客観的に自分を見つめることができないなら、誰かに占ってもらうか占ってあげる際に使用すると良いでしょう。
生命の樹のスプレッドは、問題を解決したり、占う人を取り巻いている環境について綿密な答えを導き出したりしたいときに使えます。また、捉え方によって様々な表現形態があり、占う人によって解釈も幅広くなるのが特徴です。10枚のカードを用いて、それぞれの関係性を考慮して読み解いていく必要があるので、上級者向けのスプレッドです。
占いの要素よりも占う人の心の動きや本質、魂を読み解いていくスプレッドになるので、占う人の心の動きを知りたいときにはぴったりです。その人自身が何に強いか弱いかを知ることも可能です。
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