陰陽のスプレッドは2枚のカードを用いて行うスプレッドです。2枚のカードのみを使って読み解いていくので、やり方自体はシンプルですが、とても奥が深いスプレッド。主に対局する二つのことについて占いたいときに用いることができます。
カードからのメッセージをしっかりと読み解いていく必要があるため、初心者よりも上級者向きになります。占いたい事柄がはっきりとしているときの方がカードからのメッセージをより受け取りやすいといえます。
占うことを決めたらカードをしっかりとシャッフル、カットをしていきます。カードを、裏を向けたまま一山にまとめたら、3つの山に分けていきます。どのような順番でもいいので自分のイマジネーションで順番に1つの山にします。その中から2枚を選びます。選び方は上から2枚とる場合と横にすべてのカードを並べてその中からインスピレーションを使って選ぶ場合があります。
上に1枚目その下に2枚目を置きます。2枚とも裏にしておいて1枚ずつめくったり、2枚同時にめくったり、始めから表向きにしておくかは自由なので、自分が一番しっくりくるやり方で行いましょう。
大アルカナ22枚のみか、小アルカナ56枚か、それとも78枚全てのカードを使って行うかはその時々の状況で変えることが可能ですが、初心者の場合は大アルカナ22枚から始めるといいでしょう。
1:現在
2:未来
1:過去
2:現在
1:占う人
2:相手
1:Aという問題
2:Bという問題
1:Aという選択肢
2:Bという選択肢
1:メリット
2:デメリット
1:表に出ている問題
2:裏に隠れている問題
陰陽のスプレッドは相反する2つの事柄について占うときに向いています。地球上に存在するありとあらゆるものは陰と陽という相反する存在があり成り立っています。その中でどちらにしたらよいのかと迷ってしまうときには、このスプレッドが解決へと導いてくれるでしょう。
2つの問題や障害を客観的に比べてみたいときや、それぞれから読み解けるメッセージを示してくれます。2枚のみを用いて行うスプレッドなので、具体的な対策や深く問題を掘り下げていきたい場合には、他のスプレッドで占う方がいいでしょう。陰陽のスプレッドでは、1つの事柄において見えている部分と見えていない部分、メリットデメリットといったことを占うこともできます。
初心者の場合は大アルカナの22枚のみから始めるといいですが、カードが少ないために読み解けるメッセージも限られてしまいます。そういった場合には78枚を使ってしっかりと占うことでより深く読み解けることができるでしょう。
もっと詳しいタロット占いをやってみる!