貴船神社で縁結びを願う！「水占い」が名物のパワースポット

京都府京都市にある「貴船神社（きふねじんじゃ）」は、全国に約450あるといわれる貴船神社の総本社。
古くから水の神様として信仰を集めていました。
近年では、日本を代表する縁結びのパワースポットとして有名です。

縁結びを願う人は、「結び文」を結び合わせて祈願すると願いが叶うといわれています。
以前は境内のすすきや青葉を結びつけて祈願していたそうですよ。

ほか、貴船神社の名物となるのが「水占い」です。
水占いの紙を境内の水に浸すと、文字が浮かび上がりますよ。
なんでも知っているとされる水の神様がいる貴船神社の水占いは、恐ろしいくらいによく当たると評判です。
一風変わった占い方法が人気を呼び、結婚式の際に行なう人も少なくないよう。

本格的に占う

貴船神社の社殿は本宮、結社、奥宮の3箇所に分かれて建っています。

ご祭神は、本宮が水の神である「たかおかみのかみ」、結社が「磐長姫命（いわながひめのみこと）」、奥宮が「たかおかみのかみ」もしくは「くらおかみのかみ」です。
「たかおかみのかみ」と「くらおかみのかみ」は一対の神様とも言われており、両方「龍神様」で水を司っています。

一方、結社の磐長姫命は、天照大御神の孫で日本人の祖先的な神である「邇邇藝命（ににぎのみこと）」のもとへ、妹である「木之花咲耶姫（このはなさくやひめ）」と一緒に嫁入りしようと思ったら、自分だけ断られてしまったという神様。
磐長姫命はひどく己を恥じ、以後は他人の良縁祈願をするため貴船神社でまつられることになりました。
有名女流歌人「和泉式部」も参拝していることから、平安時代から既に有名だったようです。

創建を明記するものが何も残っていないので時期は不明ですが、天武天皇白鳳6年、約1300年前にはすでに貴船神社が存在していたとの社伝があります。
社伝によると、神武天皇の母である玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)が黄船で摂津の津から淀川、鴨川、加茂川をさかのぼり、鞍馬のこの土地に社を建てたことが始まりだそう。
社名の由来は「黄船」で、黄船が貴船に転じたようです。

万物のエネルギーである「気」が満ちている貴船神社は、それだけで訪れた人を良い気の巡りにしてくれます。
開運や厄除にとっても効果が現れやすいので、「最近ちょっと悪いことが続いてるな」という人から「何か変えたい」と思っている人にとっては最適です。

石のお守りである「水守り」は、水難よけのほか、縁結びや商売繁盛などのご利益があります。
金運アップ効果もあるようですよ。

貴船神社は縁結びの神様である一方、縁切りの神としても信仰されていました。「丑の刻参り」でも有名です。
ただし「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」に貴船明神が貴船山に降臨したとの由緒から、丑の刻に参拝して願いを掛けることは心願成就の方法であり、呪咀が本来の意味では無いようです。