伊勢神宮の開運お守りやハートの切り株で幸せをつかもう

絶大な効果があるパワースポットとして有名な伊勢神宮（いせじんぐう）。
縁結びにも効果がありそうですよね。
実は、伊勢神宮には縁結びのお守りがないんです。
というのも、伊勢神宮への参宮の目的はあくまで「神様への感謝」と伝えること。
私利私欲の祈願のためにお参りする場所ではないのです。
縁結びのお守りがないのは、縁結びが私欲のお願いにあたるからでしょう。

それでも縁結び効果を期待したい人にオススメなのが、開運のお守りである「開運鈴守」。
鈴の音色に「神聖なるものを惹き寄せる」効果があるとされているので、良縁にもご利益がありそうです。

また、縁結びに効果的なパワースポットが、内宮の別宮に属する月讀宮(つきよみのみや)です。
月讀宮は月の神様。
「月のリズムで美と健康を目指したい女性や夫婦神をお祀りしている」ことから、縁結びを願う女性の参拝が後をたちません。
また、月讀宮の社の中にはハートの切株があり、切株を写真に収めると幸せになるという都市伝説があるそうですよ。

本格的に占う

三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮。
昔から「お伊勢さん」と呼ばれて人々に親しまれてきました。
日本の神社の最高位なので、「神宮」が正式名称です。

伊勢神宮のご祭神は二柱。
内宮には皇室の御祖先の神であり日本国民の大御祖神である天照大御神（あまてらすおおみかみ）が、外宮には衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神（とようけのおおみかみ）がおまつりされています。
この２つの正宮のほか、別宮、摂社、末社、所管社を含めた計125の宮社すべてを「神宮」と総称。

参拝は、外宮から内宮の順序で回るのが習わしです。
外宮か内宮のどちらか一方だけ参拝する「片参り」は避けるべき。
それぞれの場所で、まずはご祭神のまつられているご正宮からお参りし、その後、別宮を回るのが正式な順序です。

伊勢神宮では、内宮、外宮ともに20年に一回新しく建て替えられる「式年遷宮（しきねんせんぐう）」が行われます。
持統天皇の命により西暦６９０年に初めて行われてから、室町、戦国時代などの一時期を除いて1300年以上続けられている神宮最大のお祭りなんですよ。

三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮。
前述したとおり、伊勢神宮は個人的な私欲祈願のために訪れる場所ではありません。
お願いごとに適している場所は、内宮、外宮ともに天照大御神の荒御魂（あらみたま）がまつられている別宮がよいとされていますよ。
具体的には、内宮では荒祭宮（あらまつりのみや）、外宮では多賀宮（たかのみや）になります。
特に多賀宮は、物事の始めに訪れると良いそう。

参拝するときは、お願いするというよりも決意表明を心がけてください。
神宮のご利益とは、「神様の前で決意を表明し努力することを誓い、以後努力を怠らなければ祈願が成就する」というもの。
お伊勢さんが応援してくれるのは、願掛けに頼るのではなく、自らの決意と努力で願いをかなえようとする人なのです。