タロットカードの位置と向きとスプレッドが重要！目的別の占術はこれ
≪初心者必見≫タロット占いは位置と向きとスプレッドを知るべし
カードの絵柄が上下逆になっている…
というように、カードを展開した時に絵柄が上下逆になっている場合もあります。
タロット占いをするときは、カードを裏返して時計回しにシャッフルするところから始まり、シャッフルすることによりカードの絵柄が上下逆になったりするものです。
占い手から見て
絵柄の向きが正しく展開されることを「正位置」
絵柄の向きが上下逆に展開されることを「逆位置」
といい、正位置か逆位置かによってカードが持つ意味が変わるとされています。
逆位置って悪い意味を示しているの…？
というように何となく悪いイメージをしてしまう人もいますが、そもそもタロット占いはカードの向きで善悪をジャッジするものではなく、正位置の意味合いに対してその意味の過不足であったり、バランスが取れなくなっているというニュアンスで解釈することが多いため、
逆位置だからといって悪い意味になるとは限りません。
たとえば、物事の始まりを示す「愚者」のカードを見ていきましょう。
- 正位置のキーワード：自由、型にはまらない、好奇心旺盛、無計画など
- 逆位置のキーワード：気まぐれ、わがまま、不安定、落ちこぼれ、軽率など
正位置の自由というキーワードをベースにして、それが過剰に出てしまえば「自由奔放」や「身勝手」といわれたり、反対に不足すると「消極的」といわれたりするものです。
このように正位置での意味を考えて、それが過剰になっているか不足気味になっているかを考えるようにすると、逆位置の意味を捉えやすいでしょう。
なお、占い師さんの中には「正位置と逆位置で読み方を変える」というやり方で占わない人もいます。
というのも、タロットの原型を作った人たちは正位置・逆位置を使わない占法を採用していたり、ウェイト版の創始者は正位置・逆位置を採用したりと、カードの読み取り方は実に様々なのです。
そのため、主にカードの絵柄から連想する人や、直感やインスピレーションでリーディングする人の場合には正位置・逆位置を使わないことが多いです。
タロット占いにおいて、どちらが正しいということはありません。
これからタロット占いを学ぼうと思っている初心者さんは、まずは初心者向け解説書に習って正位置・逆位置で読めるようになることを目指しましょう。
その後、位置を問わずに読んでみる、という手法に挑戦してみるのがおすすめです。
その上で、自分にとってどちらのやり方が読みやすいかを見極めていくのがいいですよ。
タロットカードで占う方法には、1枚のカードを引く「一枚引き（ワンオラクル）」と、2枚3枚といった複数枚引く方法があります。
また、複数枚のカードを配置する方法を「スプレッド」といい、様々な形や目的に合わせていくつかの種類があります。
ここでは、一般的なスプレッドをいくつか紹介していきますね。
スリー・カード：3枚のカードを使う方法
シャッフルしたら、上から3枚のカードをめくり、左から順番に裏を向けたまま並べていきます。
過去、現在、未来に関する情報を把握したり、特定の問題や課題に関する情報やアドバイスを求めるのに適しています。
フォー・カード：4枚のカードを使う方法
スリー・カードと同様に、シャッフルしたら、上から4枚のカードをめくり、左から順番に裏を向けたまま並べていきます。
スリー・カードの発展型で、過去、現在、障害や課題、未来というように、過去から未来への障害や課題を読み解くことができます。
ギリシャ十字：5枚のカードを使う方法
結果や未来を得るのではなく、問題や障害を把握し、対策を考えるのに適したスプレッドです。
恋愛や仕事など、明確な方向性を得たい時におすすめです。
セブン・テーリング：7枚のカードを使う方法
対人関係などの問題に関するアドバイスを得るのに適したスプレッドです。
現状、相手の気持ち、原因、解決策、近い未来の結果などを読み解くことができます。
ケルト十字：10枚のカードを使う方法
解決したい問題が明確な場合に、全体の洞察や方向性を得るのに適したスプレッドです。
問題の根底や、どのように状況が発展してどんな未来につながりやすいか、多方面から読み取ることができます。
この他にも
などありますので、詳しくはスプレッド一覧をご覧ください。
上でお伝えしたように、タロット占いのスプレッドには数多くの種類があります。
初心者の場合、いざ占おうと思っても、どのスプレッドにすればいいのか悩んでしまう場合もあるのではないでしょうか。
ここでは「仕事」「恋愛」「対人関係」を占いたい時に、おすすめのスプレッドを紹介します。
■仕事関係
フォー・カード：過去・現在・未来の時系列と障害や対応策を読み解くため、今の仕事が向いているか？、困難なプロジェクトをどうやり遂げればいいのか悩んでいるときなどにおすすめです。
二者択一：転職をする・しない、などのどちらか迷っているときにおすすめなスプレッドであり、それぞれの未来とその結果を示してくれるため、現状の方向性を見出せるでしょう。
■恋愛関係
ワンオラクル：好きな人とは付き合えるのか？、この人と結婚できるのか？、私のことをどう思っている？など、質問に対する答えが「Yes or No」で答えられるような悩みにおすすめです。
ヘキサグラム：相性や二人の未来を占うのにおすすめなのがヘキサグラム。過去・現在・未来の問題や障害について示してくれるため、マンネリ化しているが結婚するにはどうすればいいのか？といったような質問のアドバイスを得られます。
■対人関係
ピラミッド：ピラミッドの様に下の段から順に6枚並べるスプレッドは、現状の問題の解決方法を見出す時におすすめ。夫婦間や隣人トラブルなど、複雑な関係性を整理し、どこに焦点をあてるかといったヒントを得られるでしょう。
ケルト十字：
過去・現在・未来といった時系列や人間の気持ち、立場といったことを多方面から考察できるため、どんな内容においても何かしらヒントを得られるでしょう。
今回は、占術の種類と占い方の紹介としてタロット占いのスプレッドについていくつか紹介しました。
タロット占いでは占いたい内容に合わせてスプレッドを選ぶことが基本となりますので、どんなスプレッドがあるのか、ぜひ学んでみてくださいね。
