
九星気学の占術要素には、九星や十干十二支があります。
生年月日に応じた九星の割り当てのほか、十干十二支もまた個人の性格や運勢を読み解くために必要な要素のひとつです。
十干十二支の詳細については、過去記事「▼九星気学の占い方・調べ方【基礎編3:十干と方位の関係性】」でもご紹介しているとおり、九星気学は九星(本命星)・五行(属性)・干支(十干十二支)を組み合わせた占術です。
一白水星や二黒土星といった本命星だけで、その人の持つ性格や運勢を推し量ることはできませんが、例外的な強運を持つ星が存在すると言われています。それが、
本家星(ほんけせい)・天下星(てんかせい)
本家星とは、後天定位盤における自身の九星と十干が重なっている人を指し、

などがそれに該当します。
一方の天下星とは、自身の九星と60通りもの十干十二支が重なっている人を指します。言うまでもなく本家星よりさらにその頻度は低く、周期的には90年程度に一度しか起こりえない非常に珍しい組み合わせです。
●1921年生まれ
九星「七赤金星」、方位「西」、十二支「辛酉」
●1972年生まれ
九星「一白水星」、方位「北」、十二支「壬子」
本家星および天下星に該当する人は、生まれながらにして強運を持つと言われ、著名な経営者やスポーツ選手、芸能人や役者など、幅広く活躍している人に多いとされています。
手相占いでいう天下取りの相「▼ますかけ線」の九星気学版と言えば分かりやすいかもしれませんが、
とされていることから、両星は生まれながらにして強運を持ち、かつ五黄を含めた九星をも支配できるほどの影響力やカリスマ性を持っている可能性があるということになります。
ただ、ご覧の通り本家星や天下星を持つ人が非常に限られてしまうことで、
その存在自体あまりよく知られておらず、
ご自身ですら自覚がないというケースも珍しくありません。
流派によっては、本家星・天下星という星周りを考慮しない場合もあるかもしれませんが、今回はこの本家星・天下星にフォーカスし、具体的にどのような人がそれに該当するのか、そして運気・運勢面でどのような恩恵が受けられるのか?などについてご紹介していきます。
実は「自身の生まれ年と星が本家星の組み合わせだった」という可能性もありますので、その定義をしっかりと学んで改めて確認してみると良いでしょう。

まずはじめに、36年周期で訪れる本家星について詳しくみていきましょう。
冒頭でもお伝えしたように、本家星は後天定位盤において「自身の星と十二支が一致する」生まれの人が該当し、後天定位盤を見ればすぐに判断できます。
例えば、1985年3月生まれの人の場合
上記は本家星には該当しません。
続いて、同じ六白金星の1994年3月生まれの場合を見てみましょう。
こちらは本家星の持ち主となります。
九星と十二支が重なると聞くと、頻度としてはそれほど珍しくないような気もしますが、理論上ですと36年に1度の周期です。
直近20~30年の一白水星で見てみますと、
といった具合に、確かに36年周期で九星と干支が重なっていることが分かります。
例で取り上げた六白金星においても、1994年3月生まれの前の本家星は
1958年生まれ(戌年)まで遡る
ことから、やはり36年周期となります。
天下星と比較すると、まだ本家星を持つ人の方が多いことになりますが、一般的な九星を持つ人に比べて相対的に吉相に恵まれやすく、またその恩恵は若年期から晩年期まで続くとされています。
運気の度合いは様々で、もちろん自らの行動が必須となることは言うまでもありませんが、
五黄土星に匹敵するほどの強大なパワー
かつ、五黄土星のような破壊や災害といったネガティブな象意はなく、五黄ならではの「吉凶両極端」という傾向もありません。
ただし、パワーが強いということは、
衰運期における下方向のパワーも強く作用する
ことになりますので、我慢や辛抱の時期は、より一層慎重な行動を心がけるようにしましょう。

続いて、もう一つのレア星「天下星」について見てみましょう。
冒頭でもご説明したように、天下星は後天定位盤における「自身の星と十干十二支が一致する」生まれの人を指します。60通りもある十干十二支と自星が一致するその率は、本家星よりも格段に低くなるでしょう。
上述のとおり、直近100年では1921年生まれ七赤金星、1972年生まれの一白水星くらいしか該当がなく、前者は年齢的にもすでに100歳を超えていることを考えると、存命の天下星は、
1972年生まれの一白水星の人のみ
ということになるかもしれません。
理論的には90年周期で一巡するという天下星ですが、十干と十二支を組み合わせた十干十二支は60年周期、九星が9年周期、九星と十干と十二支で考えると最小公倍数は180になってしまうため、180年周期とも考えてしまいがちですが、干支の組合せは
必ず干の陽と支の陽、または干の陰と支の陰
となるため、十干十二支の周期が積の120ではなくその半数の60であることから、90年周期という数値になっているのかもしれません(定かではありませんが)
なお、90年に一度というレベルになりますと、ほとんどの方が
一生のなかで天下星を持つ人と出会うことがない
ということにもなるため、天下星に該当する人の運気やパワー、一生における運気の変化などは明らかではありませんが、定義的には五黄土星を遥かに凌駕するという規模とも言われますので、吉相も凶相も相当に大きくなると考えて良いかもしれません。
なお、本家星も天下星も相当レアな組み合わせとなるため
日常のなかでそれを意識する必要はない
と言っても過言ではありませんが、1972年生まれの一白水星を持つ人においては成功者も多く、海外に目を向けてもカリスマ経営者や誰しもが知る俳優なども多く存在しています。
運気の変化で見ると、相対的に20歳~40歳くらいの青年期が最も盛運期であり、壮年期(40~60歳)から晩年期(60歳~)にかけて徐々に落ち着くケースが多い傾向にあります。
生まれ年は自身ではコントロールできないため、本家星や天下星は、九星気学の基本概念である
能動的に運命を動かす・変化させる
という思想からは少々かけ離れてしまいますが、生まれながらに強運を持ったとしても、その宿命を受動的に受け入れてばかりだと運気も滞留し、本家星・天下星ならではの強大なパワーも発揮されません。
本家星・天下星だからといって慢心することのないよう留意することを心がけましょう。