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九星気学での厄年「陥入」の捉え方をご紹介!対処法はある?

9年に1度の厄年!?九星気学における厄年「陥入(坎入)」の捉え方と対処法

九星気学における「陥入(かんにゅう)」の基本情報

九星気学における「陥入(かんにゅう)」の基本情報

九星気学においては生年月日を元にした九星に基づき、運気の吉凶方位を占う占術として知られております。
なかでも、万人に共通する凶方位である五黄殺や暗剣殺、歳破であったり、万人に共通する吉方位には大歳があるということを、過去記事「▼方位の影響が3倍?九星気学における大歳のパワーとは」でもご紹介いたしましたが、今回は

吉凶方位とは異なる概念のひとつ「陥入(坎入)かんにゅう」

についてご紹介します。

陥入(坎入)とは、その文字のとおり「土が欠けて陥没したところに入る(落ちる)」と読み取ることができ、九星気学の観点では、

9年に一度訪れる厄年を指します!

九星が9年かけて年盤を一周し、自星が真北の一白水星の位置に来る年を「陥入」と言い、当記事の執筆時点である2025年は、二黒土星が中宮(八方塞がり)の年(八方塞がり)になりますが、真北に位置する星は「七赤金星」。つまり、七赤金星を持つ人は2025年が厄年になることになります。

【2025年 年盤】
2025年・年盤

厄年と聞けば、多くの人が「災いに遭いやすく運気は低迷」という共通認識をお持ちだと思いますが、そもそも厄年とは「何の占術・何の思想に基づく概念なのか?」という疑問について、陰陽道由来とはされているものの

実は出典は曖昧で古来から根強く信じられている風習

ということ以外は、はっきりとしたことは分かっておりません。

陰陽道においては陰陽五行思想に基づいた中国起源の開運法であり、九星気学もまた、陰陽五行に基づいた占術のひとつではありますので相通ずるものはありますが、世間一般的に認知されている「厄年」と、九星気学における「陥入」は、

その概念や捉え方に若干の違いがあります

ので、その点をしっかり認識しておく必要があります。

今回の記事では、そんな九星気学における厄年「陥入」の捉え方と、陥入年における自身の対処法、日常生活における心がまえなどをご紹介していきます。

陥入は、誰しも9年に1度は必ず訪れる、避けられないバイオリズムの低迷期ではありますので、それを踏まえた行動を取って、その影響を最小限に食い止めることを意識するようにしましょう。

「陥入」の悪影響と凶方位との違い

九星・九年に1度の厄年「陥入」の悪影響と凶方位との違い

上述のとおり九星気学における陥入は、厄年的なバイオリズムの低迷期として捉えられ、「土が欠けた穴に落ちやすい一年になる」と捉えられます。
この「穴」においては、経済面・健康面・精神面での喪失が多くなる傾向にあり、

  • 大きな買い物で失敗(投資など)
  • 大病や大けがを患う(事故など)
  • 人間関係で破談(裏切りなど)

などに見舞われやすくなり、決して実りや収穫を得る年ではありません。

なお、陥入は自身の本命星が、

九星の定位置を示す方位盤の北「一白水星」の位置に廻座した年

を指し、同様の廻座の観点では、9年に1度訪れる不幸が起こりやすい年「八方塞がり」は、自身の本命星が中宮に廻座する年を指します。
上記で表した年盤図をみていただければ分かりやすいと思いますが、八方塞がりは、どの方位を取っても良い運気に恵まれないという状態ですが、

陥入においては方位の影響は関係なく

五黄殺や暗剣殺のような万人凶方位とはまったく異なる概念となるため

方位除けのご祈祷などもあまり意味がない

とされているのです。

冷静に考えると陥入って、ものすごく運気が悪く、トラブルが起きやすく、かつ祐気取りなどの対処法もない1年になってしまうのでは?・・・と警戒してしまいがちですが、確かにそのリスクはあれど、

バイオリズムによる運気の浮き沈みは自然の摂理

です。陥入の影響を最も受けやすいのが経済面での困難と言われますので、陥入時期には住宅購入などの大きな買い物を控える、大型投資や独立などは見送るなど、大きな出費に関することは見送って、自身の行動でそのリスクを抑制することが重要となります。陥入という厄年は、

次の9年サイクルへ進むための準備期間と捉え

春の到来を待つ我慢と辛抱の1年だと割り切ることも大切です。

金銭面・経済面に限らず、日常的に閉塞感に苛まれ、精神的にもキツい日々が続き、健康を害す可能性もありますが、辛いときこそ「次のサイクルのための準備期間」ということを思い出し、心が折れないよう強い意志を持つことが重要なのです。

陥入は運気低迷の転換点と捉えよう

北方位や一白水星・陥入は運気低迷の転換点と捉えよう

九星気学における「北」は凶方位と思われがちですが、2025年の北方位は最大吉方であり陥入の影響は受けますが、その後の運気はV字回復するという見方もあります。
また一白水星の方位「南東」においては本命殺であり、取るべき方位ではありません。

ただ、上述のとおり陥入は次のステージへ踏み出すための準備期間ではありますので

積極的な移動や大きな出費を避ける

ことで、その影響を抑制することができる可能性があるのです。

また、陥入の影響は1年間とは限らず、運気低迷が1~2年継続することもあります。ちなみに九星気学における1年は、立春(2/4)から節分(2/3)となりますので、その点は勘違いしないようにしたいところですが、春の収穫に向けた積極行動ではなく、

陥入期間は消極対処が望ましい

ということを覚えておくと良いでしょう。なお、陥入は

一白水星独自の特徴的な象意のひとつ

で、象意に関しては「▼九星気学における象意とは?九星が示す象意をその意味を理解しよう」も併せて参考にしていただければと思いますが、陥入期間中における最大の開運行動は、

  • 人との出会い、縁を大切にする
  • 苦労や労力を惜しまない
  • 日常生活に水の象意を取りれる

などになりますので、こうした点を理解しておくと、陥入という厄年的なネガティブ要因を運気低迷の転換点として捉えることができるようになるでしょう。

なお、陥入においては方位の影響は受けませんが、陥入を抜きとして2025年の年盤をベースでは、南東や南西、北東や北西などは凶方位となるため、その方位への旅行なども控えた方が良いかもしれません。

  • 旅行先で怪我・病気
  • 旅先で財布を落とす・失くす
  • 旅行先での事故・トラブル

いかにも陥入らしい運気低迷の例かもしれませんが、一方で人との出会いには恵まれるかもしれませんので、仕事面で有利になる人脈が作れたり、人生を左右するような人とも巡り合えたりと、陥入期間にご縁があった人間関係は、温めておくと良いかもしれません。

九星気学で相性や運勢が丸わかり!

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