八方塞がり(はっぽうふさがり)という言葉をご存じですか?
八方塞がりとは文字通り、8つの方位(全ての方向)が「塞がっている」状態を指し、どの方角に向かっても良い運気がなく、
どこに進んでも良い結果が得られない状況を表します。
この考え方は、古代中国の陰陽五行説や陰陽道に起源を持ち、現代では九星気学などで用いられています。
九星気学では、吉凶は特定の年や日時、方位によって定まると考えられており、悪い方角(凶方位)を避けるべきとされています。
九星気学では生年月日に基づいて「九星(きゅうせい)」という9つの星に分類され、それぞれの星が方位盤(九星の配置図)の各方位を巡ります。
方位盤は、中央と8つの方位に区切られ、9つの部屋に分けられます。
そして、八方塞がりとは自分の九星がその中央に位置している状態となり、他の8つの星によって塞がれている状態。そのため「八方塞がり」と呼ばれるのです。
八方塞がりの年は、いわば大凶。不運なことが立て続けに起こりやすいとされており、中でもケガや病気、トラブルなどに注意が必要となります。
九星気学では方位盤を使用しますが、一定の法則によって各九星気が毎年それぞれの方位を巡り、
9年周期で一周します。
そのため、
八方塞がりも9年に一度巡ってくる
ことになるのです。
ちなみに、2024年は三碧木星が中央に配置されているため、三碧木星が八方塞がりとなり、2025年は二黒土星、2026年は一白水星というように九星が入れ替わります。
– 2024年の八方塞がり –
八方塞がりになる年の覚え方は意外に簡単で、
数え歳の、十の位と一の位の数字を足して10になる歳
(19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳など)
が八方塞がりの年となります。
なお、九星気学では、引っ越しや遠距離の旅行は避けた方が良いとされる本命殺や本命的殺と呼ばれる凶方位がありますが、自分の星が中央にあるときは、本命殺と本命的殺がない一年になるため、本命殺と本命的殺を意識する必要がなくなります。
八方を塞がれ、身動きが取れない八方塞がり。
ケガや病気、トラブルに巻き込まれたりと不幸が起きやすいといわれていますが、八方塞がりの一年はどのように過ごすべきなのでしょうか?
もちろん、初詣の際にはお祓いをしてもらうのもひとつの方法ですが、ここでは八方塞がりの年に気をつけたい、日々の生活の過ごし方についてお伝えします。
大きな決断を避ける(新しいことを始めない)
引越しや転職、投資や資産運用などの大きな決断は避けるようにしましょう。
今の環境を大切する時期なので安定を重視し、新しいことを始める必要はありません。次のステップに進む準備を行いましょう。
自己成長の時間にする
生まれた時に戻るのが八方塞がりでもあるため、自分自身を見つめなおす機会と捉えると良いでしょう。
自分の興味関心を深めることで知識やスキルが向上し、心の成長も見込めるでしょう。
日常のルーティンを大切にする
今までやってきたことを継続させましょう。たとえば、勉強や運動の習慣があれば、今まで通りに行い、さらに基礎を固めることに心がけることで、次のタイミングでそれが力となって発揮します。
いかがでしたか。
今回は九星気学における八方塞がりとその過ごし方についてお伝えしましたが、八方塞がりだからといっても必ず不幸になるわけではありません。
ただし、何か新しいことを始めたり、大きな決断をすることは控えるべきタイミングですので、そのようなことはしようとはせず、今まで通りの生活を行っていくとよいでしょう。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!