日本で古くから親しまれている九星気学は、運勢を判断するために占いとして幅広く利用されています。この九星気学とは、運勢を判断するだけのものではなく、その鑑定から導き出された吉凶方位に対して適切な行動を取ることで、リスクを減らし、自分自身の運気を上げることができると考えられています。
開運を目指す方法としては、吉方位へ行き、その場の良い気を得る「吉方取り(きっぽうとり)」と呼ばれる開運行動のひとつに「お水取り」という方法があります。
お水取りとは、九星気学に基づいた良い方角の良い日時に水を汲み、一定期間その水を飲むことで運気が向上し、健康や幸運を引き寄せるという風習です。
なお、この水は現地の水道水で良いわけではなく、湧き水や地下水、温泉水などのその土地の気を長い年月受け続けているものが効果的とされており、
神社や寺院などの神聖な場で湧き出る御神水がおすすめです。
御神水は、古来より霊的な力や浄化作用があると信じられており、
多くの人々にとって特別な存在となっており、
九星気学においては、その水を飲むことで良い運気を取り入れ、運気の転換を図る
ことができるとされます。
と感じている場合には、ぜひ一度お水取りを試してはいかがでしょうか。
お水取りのやり方は、自宅から吉方位の方角にあたる場所に出かけることから始まりますが、まずは自分の吉方位と大吉の時間を調べ、いつどこに出向くかを考えましょう。
1、お水取りの日を決める
生年月日から九星(本命星)を割り出し、年盤・月盤・日盤が重なる日が良いとされています。年盤・月盤でもOKです。
2、お水取りの場所を決める
1により吉方位も導き出されますので、自宅からの吉方位の方角にあたる場所でお水取りができる場所を見つけましょう。「地名+御神水」で検索すればその地域の有名なスポットを見つけることができます。
3、お水取りの実践
吉方位の目的地に到着したら、神社であればまずは本殿や拝殿に参拝しましょう。神社でなければ湧き水の出る場所で手を合わせ、お水をいただく感謝の気持ちを表現しましょう。
そして、その場でお水を一口、二口いただき、その後、持参した容器にお水をいただきます。容器は光が入ると吉方位エネルギーが消えてしまうと考えられていますので、水筒や茶色やグリーンの一升瓶などがおすすめです。
持ち帰ったお水は冷蔵庫で保管し、1日1回、9日間毎日飲み続けます。
なお、湧き水は自然の地層でろ過されたもので、水質も良好なものが多いものの、殺菌や浄水処理はされていないために菌が入っていないとは言い切れませんので、湧き水を飲む場合は「あくまで自己責任」という点も覚えておきましょう。また、自治体によっては水質検査を行っていますし、気になる場合には煮沸消毒してから飲みましょう。
お水取りは、運気を整えて人生を良い方向に後押ししてくれる開運方法です。お水取りで大事なことは、その土地の「気」を身体の中に取り入れるように意識することとなり、お水を汲んだら即退散するのではなく、
最低でも30分程度はその場に滞在
して、深呼吸したり、巨木に触れたりして、その場の良い気を身体にたくさん取り入れるように心がけましょう。できるのならば、現地に宿泊して温泉に入ったり、現地の食材を食べることで、よりその土地のパワーを取り込みましょう。
なお、お水を汲む際にはその場を長時間独占しないように心がけることがポイントです。2Lくらい汲むのは時間がかかってしまいますが、多くの人が待っているにも関わらず、自分のためだけに占有することはNG。
私利私欲で行動することは運気を下げる
ことになるので、礼節や感謝の気持ちを大切にすることが大事です。
いかがでしたか。
九星気学におけるお水取りとは、吉方位における湧き水や御神水をいただくことで、それにより運気を高めていくとされた開運方法です。すぐに運気が上がるというわけではありませんが、出かける距離が長ければ長いほど大きな幸運を引き寄せたり、悪いことが発生しなくなったりすることでしょう。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!