太陽、月、金星についで4番目に明るい星なので肉眼で見えることもあり、天体観測においては馴染みのある惑星の一つである木星。
太陽系の惑星のなかでは一番大きいとされ、自転の速度は太陽系で最も速く、木星の一日はたった9時間半しかないとされています。
そんな太陽系の惑星である木星は、過去記事「▼星のエネルギーとは?占星術の惑星がもたらす意味と変化の力」でも紹介しているように、星占いにおいて、
物事を拡大、成長、発展させる特徴があるため、「幸運の星」と呼ばれています。
雑誌などでは「12年に一度の幸運期」などと紹介されていることもありますが、木星は黄道上を約12年かけて一周するために、
12年に一度、幸運に恵まれる時期が訪れる
とされているのです。
なお、この12年に一度というのは、生まれたときのホロスコープに位置する木星の場所に戻ってくることで、「ジュピターリターン(木星回帰)」と呼びます。木星が自分の木星に戻ってくることで、何事においてもやってみようとチャレンジ精神が沸いたり、活力がみなぎったりし、それに伴って金運も高まるといわれています。
なお、ほかの惑星との角度にも影響があり、太陽と角度をとっていれば人気運が、金星と角度をとっていれば恋愛運がアップする可能性があるのです。
このように、木星がもたらす12年に一度の幸運は、ツイている、ラッキーと呼べるような素敵な一年ですが、あくまでも努力や計画性、そしてポジティブな思考も重要となりますので、ジュピターリターンに備えて準備をするとよさそうです。
なお、これまでおうし座を運行していた木星は、2024年5月26日にふたご座へ移動します。2025年6月10日にかに座に移動するまで約一年間ふたご座に停滞するので、
2024年はふたご座の人が1番ラッキー
ということになります。
ちなみに、木星の影響は停滞する星座だけにとどまらず、ほかの惑星との動きにより、世界的に変化が訪れるとされています。
まず、2024年4月21日には木星と天王星が重なるため、大きな力が働くと考えられます。代替肉などの最新テクノロジーを駆使した食品やAI生成によって作り出された文章や画像などが発展してきましたが、これまで以上に本物を求めるようになるかもしれません。
また、2024年5月26日には木星が風のサインであるふたご座へ移動することで、目に見えないものに価値が見出されるため、情報や流通の分野で発展が期待されます。情報を取り入れて、どのように使いこなすかがポイントとなりますので、遅れをとらないように何事に対しても学ぶ意欲を持ち、前向きに捉えることで進展を望めるでしょう。
さらに、同じく5月には、ふたご座の木星はみずがめ座の冥王星と120度という好角度になるので、新しいテクノロジーの急速な発展が見込まれ、世界が大きく変わろうとしています。
では、実際に金運をアップさせるためにはどのような行動を心がければよいのでしょうか。
さきほどもお伝えしたように、何事においても成功するためには、努力や計画性、ポジティブな思考が必要ではあるものの、金運を上げたいと思うならば、日ごろから身の回りを整頓し、こぎれいにすることがポイントです。
木星が金運アップに力を貸してくれるかもしれませんが、身だしなみが整っていなかったり、部屋が散らかっていたりすると、運気は上がらず、むしろ下げてしまいます。ポイントとしては、家に入った時に爽やかに感じるような、心地よい空間を作ることです。生活していると、物はどんどん増えていってしまうもの。
意識して捨てていかなければ、不要な物がたまってしまい、家があふれかえってしまいますので、
不要なものは処分する!
不必要なものは買わない!
を心がけてみることで、家の中が片付いてくるものです。
季節が変わるごとに新しいファッションが欲しくなるように、物欲があってこそ人間かもしれませんが、本当にこれは必要なものなのか?と俯瞰してみてはいかがでしょうか。物に対する意識を少し変化させることで、運気が良くなり、おのずと金運もアップしてくるものです。
信じるか、信じないかはあなた次第です。金運アップを望むのならば、まずは身の回りを片付けてみてはいかがでしょうか。
気になる人との相性は良い?
今後の運勢はどうなる?