タロット占いをしていると、高い塔が崩れて人が投げ出された「No.16 塔」や、10本の剣が男性に突き刺さった「ソード10」などのショッキングなインパクトのある絵柄のカードが出ることがあります。
人間の死や過酷な状況を連想されるこのようなカードは、
警告を示しているように感じる
ネガティブな印象を抱く
というような人も少なくありません。
そのため、相手の気持ちを占った時に「No.16 塔」が出れば、まさに絵柄のように自分の心もガラガラと音を立てて崩壊してしまい相手への好意も諦めてしまう人もいますが、
カードの意味合いをしっかりと理解することがとても大切です。
というのも、タロット占いではカードの向き(正位置か逆位置)で意味合いが全く違う場合も少なくありません。
《塔とソード10の正位置の意味》
No.16 塔:予期せぬ出来事や驚き など
ソード 10:破滅や最悪な状況 など
《塔とソード10の逆位置の意味》
No.16 塔:過去を清算、新しくするチャンス など
ソード 10:現状の改善、事態の好転 など
このように正位置であればネガティブな意味合いであったものでも、逆位置であれば苦痛から解放されてポジティブな意味合いになったりするものもあります。
もちろん、正位置ではポジティブな意味合いのものが逆位置ではネガティブな意味合いになるものもあります。
なお、タロット占いでは「ポジティブ」や「ネガティブ」といった表現をしますが
といった意味合いがあります。
簡単にまとめますと、ポジティブなカードはチャンスや幸運の到来、ネガティブは困難や悲しい結果などを示しています。
そのため、ネガティブなカードが出続けた場合には何か警告を示しているのではないかと悩んでしまう人も多いので、今回はタロット占いでネガティブなカード・悪い結果が出た時の解釈方法についてお伝えします。
一見してネガティブなカードは占いの結果が悪いことを示していることもありますが、状況によってはポジティブに感じることもありますので、全てが悪いと思わずに、客観的にヒントを得るようすることが大切です。
ネガティブなカードといえば、先ほど紹介した「塔」や「ソードの10」以外にもいくつかあります。
初心者さんの場合には、ショッキングな絵柄に驚いてしまい、正しくリーディングできない場合もありますが、絵柄やキーワードに捉われず
冷静に意味を捉えるようにしましょう。
ポジティブやネガティブといった考え方は、ある一方からの見方なだけであり、見方によってはアドバイスとして受け取れることがあります。
質問によっては、こうなったらイヤだな・・・という気持ちで占う場合もあるものですが、そのような気持ちで占えば、その心が反映してしまうものなので、占う前には心をリセットして客観的に占うことで正しくリーディングできるものです。
客観的に占っても、ネガティブなカードの悪い結果が出る場合もあります。思わず、同じ内容で再び占おうとする人もいますが、
同じ内容での占い直しはNG行為です。
良い結果がでるまで占いたい気持ちも分かりますが、何度も同じ内容で占うことは正しい結果が分からなくなってしまいますので、占うならば
今の状況をよくするためには?
このような未来にならないためには?
というようにタロットカードに問いかけて、対策やアドバイスのカードを引くようにしましょう。
ワンオラクルやスリーカードの場合にはプラス1枚引くことにより、悪い結果で占いを終えるのではなく、少しでも前向きなヒントやアドバイスを得られるものです。
なお、タロット占いは3ヵ月~半年ほどの近い未来を占うものなので、未来を占った時に
悪い結果が出たとしても、その結果が何年も続くわけではない
ことを覚えておきましょう。
未来は変わっていくものです。タロット占いの結果が悪くてもそれが全てと落ち込むことはせず、
数年後には今よりも良い状況になっている!と信じる
ことも大切です。タロットが導き出してくれたヒントやアドバイスを受け入れて、よりよい人生を歩むために前向きに捉えていきましょう。