タロットカードの占いといえば、大アルカナだけ使用するか、全78枚全てのカードを使用するかの2パターンが定番です。
ですが、タロット初心者であれば、相手の気持ちを占っているのにソードが出てしまい、なんて解釈すればいいのか分からない…というように悩んでしまう場合も少なくありません。
そんな時には、特定のカードだけ使用して占うのがオススメです。
たとえば、
というように、限られた枚数にすることで、質問に対して解釈しにくい内容が含まれないために解釈しやすくなるのです。
反対に精度が低くなってしまうのではないかと心配かもしませんが、コートカード16枚だけで占う場合には、ワンオラクルでは正逆の32通りだけになってしまいますが、過去・現在・未来といったように3枚使用する場合には560通りになるので、
決して精度が低いとは言い切れないのです。
このように質問に対して解釈しにくいカードを省くことで、解釈しやすくなるので、読めないカードや苦手なカードがある…というときなどは、特定のカードに絞って占ってみてはいかがですか。
今回は人間関係や内面的な悩みを解決しやすくするためにコートカードだけを使った占う方法についてお伝えします。
タロットカードのコートカードとは、小アルカナの各スートに属しているペイジ、ナイト、クイーン、キングの4種類を指し、それぞれのカードには特定の性格やエネルギーが関連付けられています。
そのため、占いをした時にコートカードが現れた場合、キングであればリーダーシップや知恵を示し、クイーンであれば感性や直感というように、その階級に関連する特性や資質が関与している可能性があります。
これらの特性を読み取ることで、その人物の性格や行動傾向を把握することができるでしょう。
また、人間関係や役割を示すこともあり、相性はもとより、異なる階級のコートカードが出た場合にはその階級パワーバランスから二人の関係の強さや果たすべき役割を読み取ることができます。
たとえば、会社の先輩と上司の関係を占った時に、感性や情熱的な要素を象徴するカップのナイトと実践的な側面や成長を示すペンタクルのペイジが出た場合には
互いにサポートしたりや相手を理解することで、目標やプロジェクトを達成し、共に成長していく関係性を築くことができる可能性がある
というように解釈することができるでしょう。
コートカードだけで占う方法はいくつかありますが、ここでは初心者さんが解釈しやすいように1枚もしくは2枚だけ使った方法をお伝えします。
《 1枚だけの方法 》
占う内容:自分の現状や性格、相手から見た自分、相手の気持ちや状況など
手順1: コートカードをシャッフル・カットする
手順2:カードを裏のまま横に並べ、その中から一枚選ぶ。
選んだカードを見て、それぞれのカードの意味や象徴から洞察を得ます。
たとえば、現状の自分を占ったときにペンタクルのペイジが出た場合には、「夢や目標が見つかり、それに向けて頑張ろうとしている」といったように解釈できます。
《 2枚だけの方法 》
占う内容:二人の関係性など
手順1:コートカードをシャッフル・カットする
手順2:カードを裏のまま横に並べ、その中から二枚選ぶ。
選んだ2枚のカードを見て、それぞれのカードの意味や象徴から洞察を得ます。
カード同士の関連性や対比を考慮しながら、人間関係に関するメッセージやアドバイスを解釈します。
カードの象徴やイメージを参考にしながら、直感や自身の経験にも耳を傾けて解釈してみてください。