
日本では、各種メディアが頻繁に取り上げるため身近な占いとなっている「星座占い」。
自身の誕生日に紐づく星座は日本国民の文化として根付いていることもあり、12星座は誰もが認識しているところです。
一方で、世界に目を向けてみると、星座占いとして定着している国はとても少なく、基本的には西洋占星術「ホロスコープ」が主流であることは言うまでもありません。
過去記事「▼太陽星座のみを重視~星座占いとホロスコープの基本概念の違いと相違点」でも詳しく紹介しておりますが、太陽星座の位置のみを使用する星座占いに対して、ホロスコープは生まれた時の天体全体を用いるため、
そこから得られる情報には大きな差
が生じるというのが世界的な共通認識です。
実は、日本でこれだけ星座占いが定着しているのは、他国文化からするとかなり特殊であり、朝のニュース番組や雑誌に多く取り上げられるのは
「今日の運勢」が生活に組み込まれている
からだと言われています。
日本では天気予報と同じレベルで取り扱われているため、日本人としては誕生日や血液型と同じレベルで個人が持つ当たり前のステータスとなっていますが、一部の海外諸国では
「日本人と同じノリで星座を聞くと失礼にあたる」
場合もありますので、あくまでも日本が特殊ということを認識しておくと良いでしょう。
そんな星座占いですが、
といったように、細かな部分まで掘り下げて見ていくと意外と知られていないことが多いのも事実です。
星座占いは、誕生日を基に割り当てられる12星座で分類し、その星座が持つ基本的な性格や性質を導き出す占いです。
よって、朝のニュースなどで報じられる「今日のラッキー星座は?」といったような
卜術的な観点は一切ない占術
なのです。つまり、占術としては「かなり雑」という点も加味する必要があります。
現代の星座占いは「メディア占い」とも言われるほど、メディアが設計した情報コンテンツとなってしまっているんですね。
星座占いがこうしたメディア主導の形になったのは、1930年8月24日、英紙「Sunday Express」が王女マーガレット誕生を記念して公開した一般向け星占い記事が大衆に大ヒットしたのがきっかけです。
1930年~40年にかけて新聞や雑誌が毎週掲載するようになり、この太陽星座のみを使った星座占いが定着することになります。
当時のイギリスでは、この星座占いをサンサイン占星術と呼んでいたそうですが、ここで初めて
誕生日=星座という定義が確立
現代の星座占いの原型が生まれました。
今回の記事では、そんなメディア占いと揶揄される星座占いにおける命術占いとしての活用法について詳しくご紹介。
誕生日が1か月近く違うのに同じ星座に分類されることは運命に影響しないの?とった疑問や、実際に電話による星座占いって参考になるの?といった疑問まで、皆さんが感じる素朴な疑問をひとつずつ解消していきます。

前段でもお伝えしたように、現代における星座占いは大衆向けにアレンジされた情報コンテンツであり、占術的な観点はやや薄れてしまっているのも事実です。
例えば、牡羊座に分類される誕生日は、3月21日~4月19日頃となりますので、実際に1か月近くも誕生日が異なれば、天体の様子もまったく異なってくるのは説明の余地もありません。
同じ牡羊座として運気や運勢を報じられても、その信ぴょう性は限りなく低いと判断されても致し方ないと言えるでしょう。
元々、古代から19世紀初頭くらいまでは、星座占いは専門的技術として扱われており、占術に携われるのは一部の王族や貴族のみで、一般人が気軽に使うものではありませんでした。
それが1930~40年ごろに一気に大衆化し、手軽に楽しめるコンテンツとして普及すると同時に専門技術的な観点や宗教的な色が薄れ、
大衆向けの娯楽として発展した
というのが星座占いの経緯となります。
では、なぜ星座占いが誕生したのか?
前段でご紹介した大衆向けの星座占いを公表した「英紙Sunday Express」は、これまでのホロスコープでは
という点を考慮して
「もう誕生日だけの太陽星座占いで良くない?」
という大胆な簡素化を図りました。
つまり、大衆紙としての部数競争が激しいなかで、
継続して購読させる要素が欲しかった……
それがホロスコープの簡素版「星座占い」誕生の経緯だったのです。
これまでの説明と誕生経緯を聞いてしまうと、占術としても命術占いとしても、やや信ぴょう性に乏しいという印象は拭えませんが、では実際に星座占いは占術として活用できないのか?と言われると、必ずしもそうとも言い切れない部分もあります。
そもそも、星座占いは誕生日を基にした命術占いに該当するかどうか、という点からおさらいしてみましょう。
【命術占いの定義】
という前提があります。
「占星術」自体は明確な命術占いではありますが、簡易版の「星座占い」においては12サインの12星座に割り当てられる誕生日に一定の幅がありますので、
個人差が出ない
という点では、他の命術占いのような個々人の運命的な導きは期待薄と判断されます。
また、タロット占いのような「偶然的にそのカードを引く」などの卜術要素がないため、その日の運気やラッキーアイテム的な要素もありません。
では、どのような活用ができるかと言うと、
安定して占えるのは相手星座との相性診断となります。
ただし、運命・運気を語るような占術ではないため、結婚などの運命が絡むような診断には不向きで、単に職場の人間関係や彼氏・彼女としての相性診断などに留まるというのが現実的かもしれません。
日本でも文化的に浸透している「星座占い」は、実は命術占いでもなければ未来予想ツールでもないということを覚えておきましょう。

身近な存在でもある星座占いですが、身近ゆえに入りやすいというメリットは決して無視できませんし、星座占いでは物足りなくなることでホロスコープにステップアップするという可能性も考えられます。
ホロスコープともなると、一気に命術要素が強まりますので、様々なことが導けるようになりますが、
星座占いを日常生活でフル活用するにはどうすればいいか?
という点について詳しく見ていきましょう。
基本的に、12星座が持つ象意は星座占いにもある程度継承されていますので、詳しくは過去記事「▼星占いの12星座はどうやって決まった?星座占いの原点について」も参考にしていただければと思いますが、生年月日から割り当てられる星座を元にした
星座間における表層的な性格傾向と相性
を読み取ることができます。
もちろん、割り当てられる星座と言っても、上述のとおり1つの星座が受け持つ誕生日には1ヵ月前後の幅がありますので、その読み取れる性格や相性と言っても決して深いものではなく、運命レベルの話ではないという点は考慮しておく必要があります。
また、
といったように、各星座の属性(エレメント)ならではの特徴が出やすい傾向にあります。
言うまでもなく、星座の割り当ては具体的な「日」ではなく「時期」で判断されるため、その人が持つ性格を表すものではなく、あくまで一般的な気質や傾向を示すものに留まります。
つまり、星座占いは
個人の性格そのものを判断する力は弱い
ということが挙げられ、さらにそれをベースに相性を判断するとなると、やはり表面的な部分に限定されてしまうのが実情です。
例えば、会話が噛み合う、価値観が似ている、一緒にいて楽しい、といった直感的な部分に限定され、相手の深層心理までを読み取ることはできません。
仮に仲が良いと思っていた友人が実は裏では悪口ばかり言ってたなんていうことも、星座占いの相性診断では捉えることは難しいでしょう。
つまり
人生や人間の本質を語れるほどの情報量はない
のが星座占いです。あくまでライトな占術という観点では万人でも分かりやすく、話題にもしやすいという特徴がありますが、本来の占術という観点で活用するのであれば
もっと具体的な情報が必要
という点を理解しておくと、様々な新たな視点を生み出すことができます。
これを補助してくれるのが言わば電話占い。もちろん最初からディープな相談を持ち掛けたところで、占い師側としてもあなたの今置かれている状況を把握できませんし、あなたの性格も相手の気質も分かりません。具体的な判断やアドバイスをすることも難しいでしょう。
ここで必要なのが「対話の補助」です。
気になる異性との相性や将来的な結びつき(付き合いや結婚など)の可能性を導き出したい時に、
上記のような内容を相談することで、自身では気付きにくい相手の着目ポイントや、自身では持ち合わせていない価値観や視点などを吸収することができます。もちろん占い師側も星座占いを使って
双方の宿命や人生の方向性を読み取ろうとしない
ため、電話占いといっても人生相談的な内容になってしまう可能性もありますが、恋愛カウンセリングと決定的に違う点としては、未来を扱うのが占術、現在を扱うがカウンセリングとなりますので、テーマや入口は似ていても大局的にはまったく別物と捉えて良いでしょう。
結論として、星座占いを活用した電話相談の有効活用法としては
と言えるかもしれません。この内容を肝に銘じたうえで、電話占いを活用すると新たな境地を見つけ出すことができるかもしれませんよ。
星座占いに限ったことではありませんが、電話占いを有効に活用するためには、
断定的な答えを求めすぎない
ということが肝要です。
どうしても占い師側が優位に立ちやすく、言われたことを鵜呑みにしてしまいがちですが、自分の意志を最優先にしたうえで、自分の価値観や認識のなかでは考えもつかなかった選択肢や行動指針を占い師に導いてもらえると、新たな自分の発見につながりやすくなるでしょう。