
歴史のあるパワーストーンでありながら、近年になるまで人気は今ひとつであったといわれているソーダライト。この石の特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
パワーストーンの中でももっとも有名であるラピスラズリと混同されてきたという歴史のあるソーダライト。深い藍色のその姿を一見すると、その理由がすぐにおわかりになるでしょう。
しかし、この二つのパワーストーンが持ち主に及ぼす効果はハッキリと別物です。
ラピスラズリが潜在意識という人の深い部分に強い効力を発揮するのに対して、ソーダライトは顕在意識という心のなかで明らかに自覚している意識に対して強い効力を発揮します。
ソーダライトには、現実的な願いやそれを実行するための決断力に大きな影響を及ぼすパワーがあると言い換えてもよいでしょう。
古には邪念を祓う石として僧侶などが利用していたこともあり、ネガティブな感情を払拭して行動力や勇気を与えてくれる効果があると言われているパワーストーンです。
意志が弱くてなにごとも長続きしない、悪癖を断つことがなかなかできずにいつも挫折してしまう、という方が目標達成のためのサポートとして身につけることで強い効力を発揮します。
また、新陳代謝を促して免疫力を高めてくれるという言い伝えがある他、昔は眼病治療や解毒剤として使われていたこともあるようです。
現代医学による立証はありませんが、エネルギーの滞りを感じるときに身につけるのもよいでしょう。
ソーダライトは意思が弱い、決断力がないと自覚している人に有効な効力を持つパワーストーンです。
思い立ってもそれをなかなか行動に移せない方や、肝心なときに大胆な決断ができない方などが身につけるとよいでしょう。
具体的には、仕事運の向上においてどうしても最後まで成し遂げたいというプロジェクトを抱えている方や、決断力に欠けることからなかなか出世できないと悩んでいる方にオススメのパワーストーンです。
勉学では、遊びの誘惑につい負けてしまって勉強に集中できない方や、受験のお守りなどに持つとよいでしょう。
健康によくないとされている喫煙や飲酒の習慣を断ちたいという方、完食を断ってダイエットを成功させたい方、厳しい食餌制限を乗り越えたいという方にもオススメします。
恋愛面では、意中のお相手に告白する勇気がもてない方や、あがり症で好きな人と楽しく会話することができない、苦手だという方の力になってくれるパワーストーンです。
意思を強固にする、決断力をもつということは、人が成功を収めるために必要な大切な要素ですから、ありとあらゆる人にオススメできるパワーストーンでもあります。
古代のエジプトでは悪霊祓いのお守り石として、僧侶などの間で用いられたという逸話が残るソーダライト。
その他にも、古代の墓にはラピスラズリの代わりにソーダライトが多用されていることがわかっています。
一説によるとこれはラピスラズリとソーダライトがよく似ていることから、間違って使用されていた可能性がある、という場合もあるようです。
時が経つにつれてソーダライトがラピスラズリやアジュライトほど重要視されなくなった原因は、魔除けのための顔料として利用できないことがわかったからだと言われています。
これは砕いたソーダライトの粉からは、青色が失せてしまうという性質によるものです。このことからソーダライトは、装飾品や玉として扱われる機会も徐々に失っていくこととなります。
ソーダライトが再び注目を集めることとなったきっかけの一つに、19世紀末にイギリスのマーガレット王女がカナダを訪れた際に同国のバンクロフトで非常に美しいソーダライトが大量に発掘されたという出来事がありました。
それに因んで、バンクロフト産のソーダライトを「プリンセスブルー」と称するようになります。
主な産地はカナダ、ブラジル、インド、南アフリカなどです。
ソーダライト自体の名称は、ナトリウムを多く含むことから、ナトリウムを表わすSodaと鉱物を表わすLithosを掛け合わせたことに由来しています。
和名では方ソーダ石と呼ばれるソーダライトは準長石の一種で、方ソーダ石グループに属する珪酸塩鉱物。珪酸の乏しいアルカリ火成岩の初成鉱物です。
化学組成をNa4Al3(SiO4)3Clで表わし、等軸晶系に属します。
等軸晶系に属する斜方十二面体の結晶として発見されることもありますが、多くの場合は同心円状の団塊などの塊状で見られるでしょう。
ソーダライトはナトリウムを主な成分とし、深い蒼色に発色します。あちこちに見られる白い部分は曹長石にあたる部分です。質の良いものほどブルーが美しく発色します。
ソーダライトに含まれるナトリウムや塩素は他のイオンと置き換わる場合もあり、そのイオンの種類によってラズライト、ノゼアン、アウインと呼ばれる別の鉱物となるでしょう。
また、ソーダライトに含まれる不純物の硫黄が紫外線を受けることで、赤紫やピンク色に発色するものを「ハックマナイト」と呼び、大変珍しいとされています。
ソーダライトはラピスラズリを構成する鉱物の一つですが、ラピスラズリ自体に多くの鉱物が混じりあっているのはソーダライトのなかに様々な鉱物が含まれていることにも由来しているのです。
硬度は5.5から6で扱いやすい部類の石ではありますが、水分や紫外線に弱いことから浄化の際にはこれらを使ったものを避ける必要があるでしょう。