
皆さんは悩みや迷いが生じたとき、どのような解決方法を選びますか?
誰かに相談したり、ネットで調べたりと、現代においては様々な解決方法がありますが、人によって回答がマチマチな内容であったり、将来的な自身の行動に関する悩みなどにおいては、占いという選択肢を検討することもあるでしょう。
例えば、「いつ好きな相手に告白すべきか?」とか、「このタイミングで転職すべきか?」といった悩みや迷いは、基本的に誰かに相談したところで明確な答えを導き出してくれるわけではありませんし、当然ネットで調べても出てくるものではありません。つまり
明確な正解にたどり着けない悩みや迷い
というのは、その答えにたどり着くための指針やヒントは導けたとしても、明確な回答を得ようとすること自体がナンセンス。こうした場合によく活用されるのが占いであり、悩みや迷いが生じた時だけでなく、「自身の考えが正しいのか?」といった行動のきっかけ・指針を得たいときに活用される傾向にあります。
ただ、占いにおける一般的なイメージとしては「未来予測」という趣旨が強く、特に日本においては、初詣などでおみくじを引く文化が根付いているため、将来的な行動指針を求めがち。仮におみくじに「〇〇に恵まれる」と書かれていたら、当然それを期待しますし、逆にそうならなかった時には「全然当たらないじゃん」という心理に支配されるわけで、
どうしても「当たる・当たらない」に固執
してしまう傾向にあります。そうなると
そもそも人間はなぜ未来を予想したがるのか?
という本質的な疑問が生じてきますが、これには心理的な背景・認知的な背景・文化的な背景があると言われており、
によって、自身の未来や将来に対する不安をコントロールし、「これからをどう生きればいいか」といった生き方の指針を得たい欲求に駆られるからだと言われています。つまり、本来占いに求めるものは、将来的な人生の指針であるのに対して、現代の占いに対しては
事実の的中にフォーカスされてしまっている
という側面がこそありますが、本質的に求めているものは
心理的な安心感・納得感
であることは変わらないのです。
占いの結果に対しては、「当たる・当たらない」以上にその結果に納得し安心できることが重要で、多くの方が求める占いにおける「的中」は、人間の心理や統計的な構造(バーナム効果など)が存在しているため、そこはあまり意味がないと言っても過言ではありません。
この記事では、星座占いをベースとした「当たる」の定義について改めて再考し、星座占いが示す予言的価値への期待と意義をテーマに、何をもってして「当たる」なのか?、占いが「当たる」ことの意義について深掘りして考えていきたいと思います。
なお、改めて説明するほどのことではありませんが、現代においても当然
当たる占い・再現性の高い予測は存在しません
仮にそれが的中したとしてもたまたまであり、そのたまたまの精度を高めるために、様々なツールを活用した占術が存在するのであり、占術結果に対する心理的共感を引き出すことで、体験的に「当たる」を感じることができるのです。つまり、当たることを求めるのであれば、ネット検索などで完結する内容ではなく、自身の状態を踏まえ、
プロの占い師から直接アプローチを聞くことが当たる近道
とも言えるかもしれません。
そうしたことを前提に、当たるの定義を再認識していきましょう。

占いには、星座占いや九星気学といった生年月日など個々の不変情報を基にする命術占いと、タロット占いのような偶発的・偶然性を見いだす卜術占い、大きく分けて2つのジャンルがあることはご承知のとおり。
星座占いにおいては、個々人の生年月日を用いるため命術占いに分類されますが、当然卜術占いではないため、偶然性を見いだすような未来予測や、短期的な運勢変化を予想することには不向きです。
前段でもお伝えしたように、星座占いにも文化的な自然の変化と運命との結びつけがありますので、
天体周期の変化と運気の変化の結びつけ
のなかでの未来予想となり、例えば「どのタイミングで告白が成功するか?」などといった悩みや迷いは、タイミングを推し量るだけならタロット占いなどの卜術占術の領域となる一方、星座占い・ホロスコープでは、告白する側・される側の運気を紐解いたうえで、
心理的な変化と周期の部分からタイミングを導く
といった全く異なるアプローチでリーディングしていくのです。
例えば、告白する側の運気やバイオリズムを知るツールとしてホロスコープを活用し、特に告白のような感情を行動に移す局面では、月や金星、火星の位置と動き(トランジット)が重要になります。
俗に言うホロスコープの簡易版、星座占いでは、惑星の位置までの概念はないため、自身の運気の状態を把握するのは困難ですが、告白の成功率を高める、つまり「当たる占い」に近づけるためには必要不可欠な分析です。
プログレス(進行図)やトランジット(経過図)については、「▼ネイタル・プログレス・トランジット?星座占いにおける進行と経過の読み解き方」の記事で詳しくご紹介しておりますが、星座占いにおいても
天体の周期や傾向に注力した占術
である以上、タイミングが非常に重要であることは言うまでもありません。
ただし、このタイミングにおいては、卜術占いで言う偶発的なタイミングとは
タイミングの捉え方の概念が根本的に異なる
ため、その点を混同しないよう留意する必要があります。
星座占いやホロスコープといった命術占いにおけるタイミングは、あくまで周期であって必然的なもの。
身近な例で言うなら、太陽が昇り・月が沈むのは周期でありタイミングなのです。星座占いのような命術占いにおいて、当たるの精度を高めるうえでは周期の理解が必須だということを認識しておきましょう。

前段は少々理論的なお話になってしまいましたが、占いにおいては「当たる」確度を高めるためのアプローチであり、占いに「当たる・当たらない」の極論を求めてしまうこと自体がナンセンスであることは理解できたかと思います。
「当たる・当たらない」の極論を求めるということは、選択肢としては当たる・当たらないの2つしかないわけでその確率は50%、つまり丁半博打と同じことを求めていることになります。
当然、選択肢が少ない方が当たる確率が高い一方、ギャンブル性が高いということになり、逆に宝くじのような選択肢が無数にあるものは、当たる可能性が限りなく低いということです。
人生における悩みや迷いは、数多くの選択肢がある以上
元々当たる確率は低い
ということが理論的にも導けるわけで、星座占いに限った話ではありませんが、
占いに対しては事実の的中を求めすぎない
という点も占いとの付き合い方には重要です。
例えば、すべてが運任せとなる宝くじにおいては、自身で当たる確度を高めることはできず、せいぜい購入する売り場を選ぶ程度しかできませんが、自身の迷いにおいては占いを活用することで多少なりともその確度を高めることができます。
すべては結果論と言われればそれまでですが、自分自身の運気の周期やバイオリズムといった傾向は理論として存在しますので、行動計画の指標として活用できるのです。
バイオリズムは科学的に証明されたものではありませんが
これらの周期を加味して自身の行動を意識的に調整するのに用いられます。
つまり、仕事など身体的負荷のかかる行動は身体的リズムを意識し、告白など感情が支配する行動は感情的リズムを意識するということになり、ホロスコープにおいては
といった具合に、自身の出生図上の天体がどんな影響を与えているかを見るという概念があります。
上述のとおり、28日周期とされる身体的リズムと月の満ち欠けサイクルがほぼ同じというのは、
何かしら月の影響を受けていると考えるのが自然
で、人のバイオリズムが天体の影響を受けているという前提のもと、ホロスコープにおいては、生まれた時の天体の状態と現在の天体の状態を比較し、告白や恋愛・仕事における最適なタイミングを導き出しているのです。当然、配置される天体は、上記周期で変化していくため、
それに合わせて運気も周期的に変化する
これがホロスコープの前提にあります。
結論として、星座占いでは当たる・当たらないを導くものではなく、自身の全体の運気の傾向を把握し、当たるに近づくためのタイミングを推し量るものです。
当たる・当たらないの二択に近づけようとするほど、占いではなくギャンブルになってしまいますので、当たるための行動指針として占いを活用することが肝要です。