
真っ赤なガーネットと比べると、優しく落ち着いた色合いをもつのがオレンジガーネットの特徴です。この石の特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
一月の誕生石でもあるガーネット。そのなかでもオレンジガーネットは1月3日の誕生石にあたります。
インド占星術の世界では宝石療法というものが存在し、その際に処方されるガーネットは大抵の場合オレンジガーネットのことを指すとのことです。
心や身体の緊張を改善するために処方されたり、魔除けや危険から遠ざけてくれたりする効果があるとされています。
様々な種類のガーネットがありますが、その他の種類のものと同様に、オレンジガーネットは情熱や勝利、忠誠の意味をもつパワーストーンです。
オレンジガーネットは特に魔除けの意味合いが強いものですが、太刀打ちできないものを身につけるという意味から、訴訟などのお守りとしても用いられます。
ここ一番の勝負どころが控えているような方にとってもオススメのパワーストーンです。
ものごとを活性化させる効果もあるとされていますから、停滞期に入ってなかなか抜け出せないという方の現状打破のために力を貸してくれることもあるでしょう。
また、情熱という言葉が表わすように、恋愛面や夫婦円満においてもオレンジガーネットは効力を発揮します。
「貞淑の石」と呼ばれており、結婚18周年の記念石ですから、夫婦で贈り合うといったことも好ましいでしょう。
オレンジガーネットは生きる力を強化してくれる頼もしいパートナーとなってくれます。精神的な面ではやる気を奮い立たせ、努力する人を無碍にはしません。
目標を持って努力している人の情熱に共感して、夢が叶うようにその人の行動力をサポートしてくれるでしょう。
特にオレンジガーネットは自尊心を養い、劣等感や罪悪感などのネガティブな要素の解消が期待できます。
肉体的には循環器系強化のお守りとしても有効です。冷え性で悩んでいる方や、慢性的な貧血で悩んでいる方の健康を取り戻す手助けをしてくれるでしょう。
新しい生命を生み出すということから、不妊や安産のお守りとしても人気です。
ものごとを活性化させるパワーがあるので、やらなければならないことをついつい後回しにしてしまいがちな方や、運気が停滞していると感じている方の後押しの役割も果たしてくれます。
勝利に導いてくれるということで、就職活動中の学生や受験生、スポーツマン、コンペを控えた社会人にも人気のパワーストーンです。
和名を柘榴石(ざくろ石)、別名をヘソナイトというガーネットは、1800年代にフランスの鉱物学者によってその名付けが行われました。
この名前はガーネットの屈折率や比重がとても小さいこと(ギリシャ語でhesson)に拠ります。
しかし、ガーネット自体の歴史はとても古く、古代エジプトやギリシャ・ローマ時代より宝飾品として珍重され、寺院や教会などの宗教的建造物の窓などにはめ込まれていたこともあるとのことです。
旧約聖書に登場する司祭の胸当てとして飾られていた12種類の宝石の中に、カーバンクルと呼ばれるものがありますが、これはガーネットなどの赤い石のことを指しています。
また、ユダヤの伝説では、ガーネットは暗闇でのノアの箱舟を照らす灯火の代わりとなっていたとのこと。
中世では十字軍の兵士が、怪我を防ぐためのお守りとして身につけていたと書き記されています。
近年ではコナン・ドイルの傑作、シャーロック・ホームズの話の謎解きのネタとなったこともありました。
原題を「The Adventure of the Blue Carbuncle」、日本語で「青い紅玉」と訳されたこの話のタイトルは、そのままガーネットのことを暗示しています。
宝飾品以外のガーネットの使い道は、硬い石であること、崩れたものが世界各地で安価で手に入ることから、研磨剤の材料として利用されることが多いでしょう。
ガーネットという名称は鉱物名を指すわけではなく、14種類ものケイ酸塩鉱物で似たような構造の鉱物を総称するグループの名です。
鉱物を組織する物質の含有量と光の屈折率によって様々な名称がつけられています。
オレンジガーネットはグロッシュラー・ガーネットに分類され、鉄分(Fe)やマンガン(Mn)によってオレンジに発色している鉱石です。
透明度は個体によって様々ですが、ガラスのような光沢が特徴として挙げられます。
オレンジガーネットは、ブラウンがかったオレンジ色や赤褐色、黄褐色などの色味に、独特のカラーグラデーションが見られるでしょう。
大昔にシナモン・ストーンと呼ばれていたものは、スリランカ産の赤みが強いガーネットだと言われています。
産出国はスリランカやアフリカ、マダガスカル、ロシアなど、世界に幅広く分布していますが、このスリランカの鉱山はすでに閉鎖されてしまいました。
ガーネットの結晶は赤く丸いものが集合しており、石榴の実が集まった様子に見えることから、ラテン語のグラナタス(石榴の実)に由来しています。
硬度が高い鉱物ですから、ガーネットはとても丈夫で扱いやすいパワーストーンです。浄化の方法を選ぶこともありません。