
グリーントルマリンは、その美しい見た目から、昔はエメラルドとよく混同されていたようです。この石の特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
10月の誕生石として有名なトルマリン。なかでもパライバトルマリンと名付けられたネオングリーンやネオンブルーのものは、非常に稀少価値が高く、幻の宝石とも呼ばれています。
このグリーントルマリンは近代において、健康運を高める石として一躍有名になりました。
トルマリンから発生する静電気は、精神と肉体の調和を保ち、安定させると言われています。
集中力を高めたり、肉体的にも精神的にも癒しを与えるという話を、誰しもが耳にしたことがあるでしょう。
諸説ありますが、トルマリンに多く含まれるアルミニウム、マグネシウム、ナトリウムなどの金属をイオン化する特性は、人体にも多くの有益な効果をもたらすとのことです。
このことからパソコンや携帯機器などから発生する有害物質から身体を守ってくれるということで、IT機器を多用する方々の身辺に置くとよいとされています。
また、特にグリーントルマリンは、緑色が表わす調和や協調性の効果がよりいっそう高く、周囲の人に対する愛情や思いやりの心を持てるようになる効果が強いとのことです。
グリーントルマリンは、肉体的には多忙な毎日を過ごしているお疲れ気味の方や、健康運をアップさせたい方、精神面では試験前などで集中力を必要としている方や、他人に対する思いやりをもっと強めたい方などにその効果をもっとも強く発揮してくれるパワーストーンと言えるでしょう。
万能のお守りと言われているグリーントルマリンですが、そのなかでも特に健康に関する悩みを持つ方や、人間関係に悩みを抱えている方にオススメのパワーストーンです。
毎日の生活で蓄積した疲れがなかなか抜けない、よくパソコンや携帯を使用するといった方の健康運をアップさせてくれます。
ヒーリング効果が高いことから、人に宿るネガティブな感情を取り除き、その結果として集中力を高めたり、対人関係に良い結果をもたらすこととなるようです。
グリーントルマリンの石言葉には多くの意味が込められています。代表的なものは満足感、リラックスなどがありますが、これらはグリーントルマリンのヒーリング効果によるものでしょう。
癒しの効果からリラックスを得られ、その結果として満足感が得られるようになるというものです。
また、行動力、聡明、意志の強化は、このパワーストーンの集中力を高める効果に由来しています。
無欲、正直は、周囲の人々との調和を大切にすることで、自然にこういった精神状態になれるということの暗示です。
緑色の持つ色の効果によって、他者との調和や思いやりの心が強調されるのが特徴ともいえるでしょう。
古代エジプトにはトルマリンに関する古い言い伝えがあります。
古代エジプト人たちは、このパワーストーンが太陽から地球の中心部に至るまで、虹の架け橋を渡ってやってきた石だと考えていたようです。
トルマリンのグループには、古代エジプト人が虹を連想したように、赤、ピンク、ブルー、ブラック、赤紫、イエロー、グリーンなどの様々な色合いがあります。
こういった色のバリエーションは、旅の途中に虹から渡されたものだと考えられていたようです。
そしてこのパワーストーンは、宇宙からのメッセージや数々のインスピレーション、天上界の知恵などが授けられている聖なる石だと信じられてきました。
歴史的には、1703年にスリランカで産出されたことからヨーロッパ各地に広まり、1880年にキュリー兄弟(うち一人は夫人のマリーと共に後年ノーベル賞を受賞)が、この石に熱や圧力を加えることで電気が発生することを正式に証明したことが有名です。
このことによって、それまでは宝石以外に使い道がなかった原石が工業用の素材として用いられることに繋がっていきます。
グリーントルマリンは18世紀ごろまではよくエメラルドと間違えられて扱われていたこともあるということです。美しい色合いがエメラルドそのもののように見えたのかもしれませんね。
現代では諸説ありますが、マイナスイオンを発生する、遠赤外線効果があるとされ、健康産業などで多用されているようです。
グリーントルマリンは珪酸塩鉱物であるトルマリンのグループのなかの一つの種類です。
この石は熱することで電気を帯びることから、和名では電気石とも呼ばれています。
トルマリンは成分の差によって様々な色合いのものが産出されますが、このグリーントルマリンは鉄分が特に多く含まれている結晶です。
光の吸収反射作用によって、青味が掛かったグリーンやパステルグリーンなどに色付いています。
このパワーストーンは、極端に明度が高い結晶よりも3~4程度のものがもっとも美しい色のバランスとされており、高品質とされるようです。
この石は永久に微弱な電流を発生し続けるという、この地球上に存在する鉱物のなかでも唯一無二の特徴を持っています。
静電気を帯びる特徴から、トルマリンという名の語源は、シンハリ語で言うところの「灰を惹きつける」という単語から名付けられたとのことです。
主な産出国はブラジル、スリランカ、中国、インド、アフリカ(モザンビーク、ナイジェリア)、アメリカ合衆国など。
とりわけブラジルのミナス・ジェライスには広大な花崗岩ペグマタイト鉱床地帯が広がっており、トルマリン鉱山が点在しています。
日本国内においても採掘される鉱山はありますが、極少数ということもあって稀少価値が高く、非常に高額で取り引きされているようです。
硬度が高いため、様々な方法での浄化が可能ですが、退色の恐れがあるため太陽光によるものは避けたほうが無難でしょう。