多くの色彩を持つトルマリンは、健康運アップ、人間関係の運気アップに特に効果をもたらすと言われています。この石の特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
10月の誕生石にもなっているピンクトルマリンを含むトルマリンのグループは、多種多様な色合いをもつ、とても美しいパワーストーンです。
また、トルマリンは現代では健康器具・健康グッズなどにも多く用いられており、そちらの方面でこの名前を知ったという方も多くいらっしゃるでしょう。
このパワーストーンは比較的安価で入手することができますが、パライバトルマリンと呼ばれるネオンブルー、ネオングリーンのものは稀少価値が高く、ハイジュエリーとしての需要があります。
トルマリンの石言葉は、希望、潔白、寛大、忍耐などです。
トルマリンの非常に大きな特徴は、健康運アップに繋がる効果が高いとされていることです。
カラーバリエーションの多いパワーストーンですから、各色味によってその効果は異なりますが、基本的なトルマリンのパワーストーンとしての効果は生命力を活性化させることにあると言われています。
中でももっとも健康運アップの効果が高いと言われているのはグリーントルマリンです。
さらにトルマリンの持つ、静電気を帯びて周囲のものを引きつける、引き寄せるという性質から、良い人脈を引き寄せて対人運にも効果があるとされています。
トルマリンは万人にとって良い効果をもたらすこと、扱いやすいパワーストーンであることから、どのようなタイプの人が持ってもよい石だといえるでしょう。
トルマリンはその色合いによってもたらされる効果が多少変わってきます。
赤やピンクには、やる気や情熱を活性化させる他、恋愛運アップの効果も期待できるでしょう。愛情表現の能力を高め、恋愛に対する前向きな気持ちや勇気を与えてくれます。
緑は、強力なヒーリング能力を秘めたパワーストーンです。ものごとは成るようになっていくのだということを教えてくれる石でもあるでしょう。
青のトルマリンは、直感力や霊性を高めてくれるパワーストーンです。持ち主に冷静さを与え、洞察力を深めたり、目的意識をはっきりとさせると言われています。
黒のトルマリンは、古来より魔除けのお守りとして用いられてきました。免疫力や活力を高め、持ち主をネガティブなエネルギーから守ってくれます。グラウンディングに使用したりするのもよいでしょう。
ウォーターメロントルマリンは2色から成ることから、善と悪、陰陽などの正反対に見えるものが同一であることを表します。バランスを整えてくれる効果のあるパワーストーンです。
3色以上が含まれたパーティーカラートルマリンは、それぞれの色によるパワーが共鳴しあって増幅することから、非常に強い波動をもつとされています。
目移りするほどに色彩の種類が多いトルマリンには、古代エジプト時代には太陽から地球の中心部にかけてできた虹の橋を渡ってやってきた石だという古い言い伝えがあります。トルマリンにはまるで虹のように多様な色合いがあることに由来しているのでしょう。
そこからこのパワーストーンには宇宙からのメッセージが込められていると信じられており、多くのインスピレーションや天界からの叡智が授けられている聖なる石であるという伝説もあるようです。
近代では、スリランカで1703年に産出されたことを発端にそれがヨーロッパ各地に広まります。
18世紀初頭に東インドからヨーロッパに移動するオランダの船乗りたちがトルマリンのことをアッシュリムーバー(灰を除去する物質)と呼んでいました。加熱や摩擦によってトルマリンに生じる静電気が、パイプの詰まりを取り去るのに最適だったことを彼らは知っていたようです。
1880年にキュリー兄弟がトルマリンに熱や圧力を加えると電気が発生することを正式に証明しました。
(このキュリー兄弟のうちの一人は、夫人のマリーと共に後にラジウムの発見でノーベル賞を受賞することとなります。)
キュリー兄弟の研究によって、宝石としてしか使い道の無かったトルマリンは、工業用の素材として用いられるようになっていくのです。
現代でトルマリンというと、宝石よりも健康グッズでの知名度のほうが高いでしょう。
トルマリンにはマイナスイオンを発生させる効果、遠赤外線効果があると言われて久しいですが、こういった効果は現段階ではまだ正式に科学的な立証はされてはいません。
和名を電気石と呼ぶトルマリンは、珪酸塩鉱物の一種です。電気石の名の由来は、結晶を熱することで電気を帯びることからきています。
含有される成分によって様々な色合いを見せるトルマリンは、無色のアクローアイト、赤色からピンクに見えるルベライト、赤紫色のシベライト、褐色や黄色のドラバイト、青色のインディゴライト、ネオンブルーからネオングリーンの色合いを持つものをパライバ、黒色のショール、二色が混在したバイカラー、3色以上の色が混在したパーティーカラー、赤やピンクと緑の混ざったウォーターメロンなど、数多くの名称で呼ばれることもあるでしょう。
しかし、こういった名称で呼ぶことをGIA(米国宝石学会)は推奨しておらず、単に見た目からブルートルマリン、ピンクトルマリンなどと呼ばれる場合がほとんどです。
トルマリンにはキャッツアイ効果をもつものがありますが、それによって価値が上がるということのない、珍しいタイプのパワーストーンでもあります。
主な産出国は、ブラジル、スリランカ、アメリカ合衆国、インド、アフリカです。
日本にもトルマリンの産出される鉱山はありますが、採掘される数が少なくて非常に稀少価値が高いため、高額で取り引きされています。
モース硬度は水晶よりも高いので、扱いやすい石です。ただし、日光で退色するものもありますから、浄化の際は長時間の日光浴は避けたほうがよいでしょう。
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