アクアマリンは古くから多くの人々に愛されてきた、美しい透明感あるブルーのパワーストーンです。この石の特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
3月の誕生石でもあるアクアマリンは、主に対人関係を円滑にするサポートをしてくれるパワーストーンです。身につけることで深い思いやりを持ち、周りに対する配慮ができるようになるでしょう。なにかと他人と対立しがちな方や、気が利かないと言われがちな方にお勧めの石です。
また、良質なコミュニケーションを育んでくれることから、良縁を引き寄せるのにも役立つとされています。恋人が欲しい方や婚活中の方にもお勧めですよ。
幸せな結婚生活を象徴することから、夫婦間に悩みのある方にも向いています。夫婦の間に漂うマンネリ感を打破したり、配偶者に対して寛容な気持ちをもつことができるようになるでしょう。
水に関連性が高いパワーストーンですから、芸術家や人に癒しを与える職業の方、水商売をされている方にとってもお勧めです。体内に蓄積された穢れを浄化してくれることから、心がお疲れ気味の方にとっても良い効果を発揮してくれます。
さらに、水は不定形のものですから、変化に対する柔軟性を取り込むこともできるでしょう。
環境が変わってなかなか周りに馴染めないという方や、イレギュラーなことが起こりやすい日常を送っている方に、周囲の変化にすんなり溶け込んでいける、柔軟な対応がとれるという効果をもたらしてくれます。
アクアマリンは水に関連した事柄に対して効力を発揮しやすいパワーストーンです。リンパの流れを整えてくれるとされているので、身体がむくみがちな女性にとっては健康運アップにも繋がります。
水は浄化を促してくれる作用があることから、心の中に溜まった淀みを流してくれる手助けをしてくれるようです。深いヒーリングを得たいときに身につけるとよいでしょう。
また、アクアマリンを身につけていると、コミュニケーションが円滑になると言われています。夫婦間ではついついマンネリな関係に陥りがちですが、コミュニケーションを積極的にとることで、いつまでも新婚時代のような新鮮な関係でいられたり、問題が持ち上がっても話し合いによる円満な解決へと導いてくれるでしょう。
夫婦間に限らず、他人と衝突しがちな人にとってもお勧めのパワーストーンです。他人に対しての思いやりが増し、他人の立場に立ってものごとを考えられるようにサポートしてくれるでしょう。
ギリシア神話で、「海に住む妖精の宝物が波で打ち上げられ、それが宝石になった」とされているアクアマリン。その澄んだブルーの色合いも相まって、水の中に投げ込まれると瞬間的に溶けてしまうと思われていたようです。
古代のローマ帝国では、太陽神・アポロンの妹、ディアナの石とされています。月の光のような神秘的で優しい輝きが、月の女神と呼ばれているディアナのイメージにピッタリ重なったのでしょう。
また、この頃、体内にある水分が濁ることで病気になってしまうという言い伝えがあり、その浄化を助けるのにアクアマリンが有効であると強く信じられていました。
中世のヨーロッパでは、航海の無事を願うお守りとして船乗りたちに愛用されていたようです。有名なところではフランスの王妃・マリー・アントワネットが、ダイヤモンドを愛するのと同様にこのアクアマリンを愛していたと言われています。
夜間に使用していたろうそくの明かりの元でいっそう美しく輝くアクアマリンの様子は、「夜の女王」としての貫禄をたたえていたようですね。
現代ではアクアマリンは「幸せな結婚」を象徴するものとされています。婚約指輪として人気が高かったり、婚活中の女性が良い縁談を引き寄せるために身につけたりすることも多いでしょう。
ベリル(緑柱石)の一種であるアクアマリンは、エメラルドの仲間です。緑色のものがエメラルド、ピンク色のものがモルガナイト、赤はレッドベリル、黄緑色がヘリオドール、無色のものがゴシェナイトと呼ばれています。
アクアマリンの主な産出国は、ブラジル、インド、ロシア、スリランカ、ナイジェリア、マダガスカル、モザンビークです。
なかでもモザンビークで産出されるものが最高級品と評価されており、サンタマリア鉱山で採れることから「サンタマリア・アフリカーナ」という別名で呼ばれることも。
ただ、現在はサンタマリア鉱山ではアクアマリンは枯渇していますから、同等のクオリティのものが他の山で発見されることで、それがサンタマリア・アフリカーナと呼ばれる場合もあります。
特徴的な透明感あふれる青色は、石の内部に含まれる微量の鉄分によるものです。アクアマリンは花崗岩やペグマタイトなどに生成されており、結晶体として発見されます。大抵の原石がグリーンを帯びた青色であるため、市場に出回っているものは産出後に品質改良されていることがほとんどです。
アクアマリンは硬度が高い石ですから、浄化の方法を選びません。しかし、クオリティーの高いものは品質保持のためにも、太陽光での浄化は避けておいたほうが無難でしょう。
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