的中率が圧倒的に高いと人気のタロット占い。
イラストが描かれたカードを用いて、相手の気持ちや今後の進展など、あらゆる質問への答えを読み取ることができる占いです。
タロット占いのやり方にはいくつかありますが、基本的には複数のカードの中から気になるカードを選び、そのカードに描かれているイラストや文字などから意味を読み解いていきます。
なお、タロットカードを特定の形に並べて占う(展開方法)ことを、
英語の「広げる」という意味の「スプレッド」と呼びます。
スプレッドには、1枚のカードで占う「ワンオラクル」や13枚で占う「ホロスコープスプレッド」、30枚以上使用する「グレゴリウススプレッド」などがあり、使用する枚数はさまざまです。
また、スプレッドは質問の内容に対して向き不向きがあるため、的確なアドバイスを得るためには
質問内容に適したスプレッドを選ぶ必要があります。
さらに、スプレッドによっては答えの出し方が異なるため、
というように、答えの出し方によってスプレッドを選ぶ場合もありますが、まずは占いたい内容に合うスプレッドで占ってみると良いでしょう。
さて、この記事のタイトルになっている「タロット占いの6枚引きについて」ですが、タロット占いの6枚引きには
がありますので、それぞれどんな方法なのか見ていきましょう。
《ピラミッド》
タロット占いの中でもポピュラーなスプレッドであるピラミッド。6枚のカードをピラミッド型に展開していく方法で、現状の悩みや問題点の解決したい場合にオススメです。
悩みや問題点を深堀したり、違った角度から見たりすることができ、複雑に絡み合った状況を解決するためのヒントやアドバイスを得ることができます。
1枚目:現状
2枚目:現状となった原因や要因
3枚目:現状に至るまでの過程や変化
4枚目:解決方法のヒント1
5枚目:解決方法のヒント2
6枚目:解決策や取るべき行動
《ダビデスター》
前世と現世との関わりを占うことができる、6枚のカードをダビデの星(六芒星)の型に展開していく方法です。
占星術における6つの惑星(太陽・月・金星・木星・火星・土星)は魂の記憶に影響を与えるとされ、このスプレッドを用いることで前世にアクセスする手掛かりとなると考えられています。
前世の記憶や出来事、潜在意識を照らし出すことで、今の自分を解き明かし、自分自身を見つめ直すことができます。
1枚目:太陽(前世の記憶、前世と現世の繋がり)
2枚目:月 (前世でのトラウマなどの感情)
3枚目:金星(前世で愛した相手などの愛情)
4枚目:木星(前世で重ねた良い行い)
5枚目:土星(前世の試練)
6枚目:火星(前世の出来事)
なお、このダビデスターは占星術の知識がなくても占うことは可能ですが、より深く読み解くためには占星術の知識があるとよいでしょう。
タロット占いには1枚のカードで占うものもあれば複数のカードで占うものがあるとお伝えしていますが、初心者さんのお悩みの多くには
どんな相談に対して、どのスプレッドを使えばいいのか分からない…
枚数が多ければ多いほど難易度が高く感じる…
というような声をよく耳にします。
そもそも、スプレッドには特定のテーマに強いものは存在しないのですが、どのスプレッドを使えばいいか分からない時には、知りたいと思っていることの要点をまとめてみるとよいでしょう。
というように要点をまとめると、それに適したスプレッドを見つけることができるものです。
恋愛を占いたい場合には下記を参考にするとよいでしょう。
中でも、ケルト十字は汎用性が高いため、現状の障害や問題の根本、近い未来、あなたや相手の心理や立場、あなたの願望などを読み取ることができます。
漠然としている悩みでも根本的な問題を把握でき、問題解決の糸口をつかむことができるため、今の自分はどうするべきなのか?などのようなふんわりとした質問にも何かしらのアドバイスを得られるものです。
なお、スプレッドにより展開するカードの枚数が異なり、枚数が多ければ多いほど複雑になっていくため読み解くことが難しく感じる場合もありますが、
一概に枚数だけで難易度が決まるわけではありません。
というのも、枚数が多いことにより具体的になるため、リーディングしやすい場合もあります。
もちろん、10枚のカードを展開するケルト十字や12枚のカードを展開する変形ヘキサグラムなどは難易度が高いとされますが、13枚のカードを展開するホロスコープはワンオラクルの集合体のようなスプレッドのため、初心者さんでもトライしやすい方法です。
なお、タロット占いのリーディングが難しいと感じる場合には、まずは毎日1枚のカードを引く習慣をつけていきましょう。
今日の運勢として占っても良いですし、ランチはパスタ?それともリゾット?というように日常生活の中にタロット占いを取り入れるようにすると、のちのちしっくりとした答えを読み取れるようになるものです。
1枚のカードを読み解くことに慣れたら、スリーカードやフォーカードといった時系列を占うスプレッドや、ギリシャ十字などの複数枚展開するスプレッドにチャレンジしていくとよいでしょう。
本格タロット占いをやってみる!