占いなんて所詮当たらないもの…なんて思う人も少なくありませんが、実際にプロの占い師にタロットカードで占ってもらったら、
自分と彼の生年月日しか伝えていないのに、二人の過去や今の悩みを的確に当てられた!
「近いうちに意外な収入がある」と言われたら、翌週に臨時ボーナスをもらえた
というように、ビックリするほど当たってしまうことも多く、それがきっかけとなり自分でタロット占いができるようになるため、タロットの勉強を始めた人もたくさんいます。
ご存じの通り、タロット占いとはシャッフルしたタロットカードを選ぶという偶発的に展開されたカードを読み解く「卜(ぼく)占」の一種です。そのため、生年月日や場所などから占う「命術(めいじゅつ)」や手相や姓名判断などから占う「相術(そうじゅつ)」と比較してみても
タロット占いは当たる確率は低いのではないか?
と思っている人も多いのですが、タロット占いが当たる理由のひとつには
質問に対する答えが、人間の意識の中にある現実や引き寄せそうな将来を映し出す
とされているからです。「タロット占いは自分の気持ちが反映する」といわれる理由もこれに当てはまるのではないでしょうか。
さて、人間の意識とはどういったものを指すのか考えていきましょう。一般的に意識とは、喜怒哀楽の感情であったり、行動を決めたりするものとされていますが、一方で無意識という言葉があります。
そのため、意識できている部分を「顕在意識」、意識できてない部分を「潜在意識」と呼んでいます。
顕在意識:
論理的な思考や理性、知性や判断力などの自分自身で認識できる意識
潜在意識:
過去の経験や価値観、思い込みなどによる自覚されない意識(無意識)
「帰りにケーキを買って帰ろう」といった自分の意志で行動を決めたことは潜在意識で決定したことになりますが、誠実な男性を求めているはずなのに、ちょっと危険な男性ばかり選んでしまっているといったのが潜在意識(無意識)なのです。
なお、自分自身で認識できている顕在意識は、人間の意識のうちのたった10%程度であるとされ、残りの90%以上は潜在意識といわれているほど、自分の行動は無意識のうちに選択しているのかもしれません。
自分でタロット占いをするときはどんな心境でしょうか?
いい感じのお相手との今後を占う時にはウキウキした気持ち
喧嘩した彼との今後を占う時にはネガティブな気持ち
このように状況に応じて心境が大きく変わると思いますが、タロット占いを自分でする場合には、
他人を占うように客観的である必要があります。
というのも、交際相手と結婚したいと思っていても(顕在意識)、心のどこかで「結婚したら自由にできない、1人の方が楽かも…」などの潜在意識が働くことにより、
本来の結果とは異なる結果が出てしまうこともあるのです。
そのため、タロット占いをする前には客観的であることがポイントとなり、自分の気持ちが入らないように、瞑想したり、心を無にするようにしたり心がけるとよいでしょう。
それでも占い結果が偏っていると感じた場合には、一度プロの占い師にみてもらうことで新たなヒントを得られるかもしれません。人生において迷った時の道しるべとして、ぜひタロット占いを活用してくださいね。