ボイドタイムという言葉をご存じですか?
タロット占いをするのに避けたい時間帯であるボイドタイム。占星術や月に関するおまじないに興味のある人はご存じかと思いますが、聞いたことはあるけどよく分からない、そんな言葉を見聞きしたことがない人も多いかと思います。
ボイドタイムの語源となる「ボイド(void)」とは「空っぽの」「無効の」といった意味があり、つまりこの意味からなるボイドタイムとは「空っぽの時間」「無効の時間」とされています。
そして、西洋占星術で使われているボイドタイムとは、
月が他の惑星と意味のある角度(アスペクト)を作らない時間帯
を指し、月のパワーが弱まるために、別名「魔の時間帯」とも呼ばれています。
というのも、月は西洋占星術において「感情と心を司る惑星」とされており、そんな月がどの惑星とも繋がらないということは、
感情が不安定になりやすく、冷静な判断ができにくい
とされているのです。感情がコントロールできなくなってしまうと、これまで仲良かった友人や恋人などと些細なことで喧嘩してしまったり、職場の会議で話がまとまらずに長引いてしまったりと様々な問題が起こりやすくなるのです。
そこで今回は、ボイドタイムが及ぼす具体的な影響とタロット占いとの関係についてお伝えします。タロット占いをするにもボイドタイムを気にした方がよいので、ぜひ参考にしてみてください。
さて、ボイドタイムは感情のコントロールが効かなくなりやすいとお伝えした通りですが、それによって
口論や喧嘩に発展しやすい
誤解や勘違いが発生しやすい
とされています。
大切な恋人との破局を迎えてしまったり、家を買って後悔してしまったりと、取り返しのつかない重大な過ちをしてしまう恐れもあるので、ボイドタイムでは以下のことは避けるようにしましょう。
などを心がけるとよいでしょう。
また、普段では起こり得ないことが発生しやすいため、自動車や自転車の運転などは十分に気をつけるようにする必要があります。
なお、ボイドタイムのタイミングで何かを決めた場合には、その内容が自然消滅してしまったり、再び話し合うことになったりしますし、何かを始めた場合には後々失敗するケースが多いので、ボイドタイムの時間帯は避けるようにするのがおすすめです。
また、ボイドタイムはタロット占いをするうえでも避けたい時間帯です。
というのも、タロット占いをするためには自分の悩みを具体的に質問することがポイントとなりますが、ボイドタイムでは考えがまとまりにくいため、
具体的な質問をすることが難しくなります。
また、リーディングするうえでも占いの結果がハッキリしなくなるため
正確なメッセージを読み取ることが難しい
とされているのです。ですので、タロット占いをしようと思うならば、ボイドタイムは避けて行うとよいでしょう。
ボイドタイムは、何をするにも避けたい時間帯だとお分かりいただけたと思いますが、ここではボイドタイムの過ごし方についてお伝えします。
ボイドタイムは感情のコントロールが効かなくなりやすいため、何となく気持ちがザワザワしたり、精神的に不安定になってしまったりする場合もあるかと思いますが、そんなときこそ何かをしようとするのではなく、
心穏やかに、静かに過ごすことがポイントです。
読書や映画鑑賞で気分転換したり、瞑想やストレッチなどで自分自身とゆっくりと向き合ったり、掃除や洗濯で家の中を整えたりするとよいでしょう。
なお、どうしてもタロット占いをしたい場合には、実際に占いをするのではなく、カードの絵柄を見て、シンボルなどが意味する内容を理解したりすると、後日おこなう占いのヒントになることでしょう。
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