タロットカードで占えること、占うべきことではないものとは？
どんなことでも占える？！タロットカードで占えることとは？
タロット占いとは、その名の通りタロットカードを使用する占術。
シャッフルしたカードから1枚もしくは数枚引き、その偶発的に引かれたカードの絵柄などから、質問に対する答えやヒントを導き出す方法であり、偶然の出来事からその意味を見出す「卜術（ぼくじゅつ）」の一種です。
「たまたま引いたカードで何がわかるのか？」
と疑問に感じる人も少なくありませんが、適当にカードを選んでいるようで、
実は選ばれるべくして選んだ必然的なカード
であり、質問者に伝えるべき大切な意味があるとされています。
なお、タロットカードは78枚のカードから構成されていて、1枚1枚異なるイラストやシンボルが描かれ、それぞれに意味があります。
また「正位置」「逆位置」というように、出たカードの向きによっても意味が変化し、カードの意味をベースにカードの向きを考慮したうえで、
質問に対する答えを導きだしていきます。
タロットカードの学び始めは解説書を基に答えを導き出していきますが、本来は質問に対してカードの意味をあてはめるものではなく、絵柄から意味合いを考えていくものです。
そのため、 タロット占いは
読み解く人のスキルや感性により、導き出す答えが異なるのです。
では、実際にタロット占いは何を占うのに適しているのか、何が適していないのか、を見ていきましょう。
「好きな人ができたけど、上手くいくかな…」
「自分に合った職業は何だろう…」
「苦手な人と心地よく仕事するにはどうしたらいいのだろう…」
というように、タロット占いは恋愛や仕事、人生に関することについて、ありとあらえることを占うことができますが、基本的には将来の出来事を予測するものではなく、
- 現在の状況や傾向
- 現時点で想定できる未来の姿
を示すものであり、
- 自己探求や自己成長
- 対人関係や恋愛
- 問題解決や意思決定
- 創造性や目標の達成
など、身近にあるちょっとした悩みを解決するアドバイスやヒントを得ることができます。
また、占いといえば10年後、20年後といった将来のことを占いたい場合もあるかもしれませんが、あくまでも現時点で想定できることを示すものなので、
現在～3か月以内、長くても半年以内の近い未来
を占うようにしましょう。
恋愛においては自分のことだけではなく、二人の相性や相手の気持ちなども占うことが可能です。
また、仕事や人生に関わる決断や選択については、仮にその道を選んだ近い将来を見ることが可能なので、「この職業に就いたら成長できるかな？」といったように質問してみてもよいでしょう。
なお、先ほどもお伝えしたように、タロット占いでは読み解く人によって解釈も異なるため、その解釈が全てではありません。
たとえカードがネガティブな印象であっても、カードから得られるヒントを基に取り組むことで、抱えている問題を良い方向に変えることも可能なのです。
また、仕事が順調に進まない…、人間関係がうまくいかない…といったような悩みの場合には、YES or No で答えるような方法ではなく、３枚のカードで「過去・現在・未来」を占うことができるスリーカードと呼ばれるスプレッドなどで占えば、時系列に総合的に見ることができるのです。
このような過去があったゆえに、今がある。
より良くするためには、どう行動していったらよいのか。
というようにヒントを得ることで、現状の悩みを解消していくとよいでしょう。
あらゆることを占えるタロットカードですが、タロット占いに限らず占ってはいけないことがあることをご存じですか？
占い師に占ってもらう場合でも、タブーとされている内容の場合には答えてはいけないものとされている内容です。
ここでは、そんな占いで占っていけない主な3つの内容についてお伝えします。
１、生死に関わること
妊娠、出産、病気、死期など、生死に関する占いはタブーとされています。
もちろん、生死に関わることを占えば何かしら結果が出るものですが、死期や寿命などについて知ることは、人を苦しめてしまう可能性が大きく、そして運命をも変えてしまうことになりかねません。
- 何歳まで生きられるか？
- この病気は治るのでしょうか？
- 手術は成功しますか？
などの質問は控えましょう。
また、妊娠や出産などに対しては
どのような性格か？
などの占いは可能ですが、
- 妊娠しているかどうか？
- 性別はどっちか？
- いつ生まれてくるか？
などの 生命の誕生や人の命に関する内容は占うべきことではありませんので、医師に相談しましょう。
２、試験・資格の合否に関わること
資格取得や進学を目指す時には、つい合否が気になってしまうものですが、合否に関わることを占ってもらうことに意味はあるのでしょうか？
「合格する」と言われれば、気が緩み勉強が疎かになりやすい
「不合格」と言われれば、勉強が無意味に感じてしまう
というように、どちらにしても良い方向に向かうわけはありません。
また、合否を占うことは、占いが当たるかどうかを試すことにもなってしまうため、占いの本質から外れています。
- 今の塾でよいのか？
- 今の勉強方法が自分に合っているか？
といった質問は構いませんが、そのようなことは占いに頼るのではなく、学校の先生や塾の先生などにアドバイスをもらうのがよいでしょう。
３、宝くじなどのギャンブル、株・為替など投資に関わること
宝くじやパチンコ、スロットなどのギャンブルや株や為替などの投資に関することも、合否と同じく当たることを目的とした占いとなってしまいます。
- どのレースが有利か？
- どのパチンコ台が出るのか？
- 株を買うタイミングはいつか？
といった質問はNGです。
金銭欲に支配されてしまう人生はどうなるでしょう。占いは人の欲望のために使用するものではないことを覚えてきましょう。
なお、この3つ以外にも犯罪に関わることなど、常識を逸するような内容は占っていけないこともありますし、占いではなく専門家に任せるべきこともあります。
タロット占いでは様々なことを占うことが可能ですが、幸せになるためのヒントを得るために活用していくとよいでしょう。
