悩みはハッキリさせよう！人間関係に疲れたときの対処法

面倒臭い人間関係の悩みは尽きないものですね。漠然と考え続けていてもなかなか進展しないのであれば、向き合うよりほかありません。悩みをはっきり認識することで得られるメリットやその方法を考えていきます。

人間関係に関する悩みごとが膨れ上がってきたときに、あなたはまず最初にどうやって解決しようと試みますか？大抵の場合はあれこれと頭のなかでシュミレーションしたり、一生懸命に解決方法を考えようとするでしょう。

しかし悩みの渦中にあればあるほど色々考えすぎて、頭のなかがごちゃごちゃになっていってしまうものです。その結果、どんどんマイナス思考になってしまって、出した結論があるのにもかかわらず結局実行せずに放棄したり、身体に不調が現れたりする場合も。

こういった状況に陥らないためにも、問題が複雑化してきたと感じたときに取る方法は「ものごとを極力シンプルに考えるようにする」ことです。これによってまず頭のなかの混乱を防ぐ必要があります。そしてこれは身の周りにあるもので、誰にでも簡単に実践できることなのです。

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準備は紙とペンを用意するだけで事足ります。きちんとしたノートに書くのもよいですし、チラシの裏などに殴り書きしてもOKです。

まずはあなたが悩んでいる人間関係の問題を紙に書いていきましょう。複数の問題が絡み合っている場合であっても、文章で書き表わすのではなく、箇条書きにしていったほうがより認識しやすくなります。

思いつく限りの悩みを書き出したら、いったん気持ちをリセットしてみましょう。悩みごとのことを一切考えずに、ゆっくりとお茶を飲むのもいいですね。

気持ちの切り替えができたら、書いた紙の悩みごとを感情や感傷を入れずに眺めてください。ちょっと難しいかもしれませんが、あなたでなく違う誰かの悩みごとだと思って眺めてみるとよいでしょう。場合によっては、この時点でよい解決方法が突然ひらめくこともあります。

書き出した悩みごとを他人のものだと思って眺めても、なんの解決方法も良いアイディアも思い浮かばないという方が大半でしょう。しかしそれでよいのです。大切なことはシンプルに認識すること。

この日のうちに無理やり悩みごとを解決しようとしなくて構いません。むしろこの箇条書きをしているときにも色々な考えが頭のなかを駆け巡るでしょうが、深く考えこまないようにしてください。淡々と書き上げているうちにも、頭のなかは少しずつ整理されているはずですし、はっきりと文字に起こして目で直接認識することに意義があります。

もちろん、この方法を実行したからといってすぐに問題が解決するわけではありません。あくまでも自己と向き合う、問題と向き合うための簡単な方法でしかありませんが、書き終わって眺めた後のあなたの心境に多少なりとも変化があるはずです。

書いている最中にいろいろと考えてしまったり、怒りが湧きだしてきて冷静さを保てないという方もなかにはいるでしょう。その場合は少しおまじない染みてはいますが、途中でやりかたを切り替えてすっきりさせる方法があります。

対人関係の問題ですから、当然その相手に対する負の感情があるはずです。問題を認識するための作業はストップして、問題の相手に対する気持ちを包み隠さず紙に書いていきましょう。

どうせこの紙はあなたしか見ないのですから、ヘンに格好をつける必要も、体裁を取り繕う必要もありません。思いつく限り相手に対する不満を紙にぶつけていってください。

気が済むまで書き連ねたら、その紙を思い切りビリビリに破いて塩を撒いて捨ててしまいましょう。捨てるときには「こんな悩みごととはキッパリお別れする」と口に出して言うとさらに効果も高まります。

話を元に戻しますが、悩みごとをはっきりとさせることによって得られる一番のメリットは、あなた自身があなたの問題を客観的に見られるようになるということです。

友人があなたのその悩みごとと全く同じようなことをあなたに相談してきたと考えてください。自分のことであれば感情が邪魔をして見えないことでも、他人のことであれば客観的に判断できて冷静な解決方法を提示することができるはずです。

対人関係は特に、あなたと問題の相手の間だけの単純なトラブルに留まらないことも多いでしょう。そういった状況がものごとを一層複雑にしてしまいがちです。それらを一つ一つシンプルに分けて考えることによって、意外な解決方法に気づくこともあります。

悩みごとに捉われすぎるのを防ぐためにも、自分を客観視することを忘れないようにしてくださいね。

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