私が子供の頃の話です。
ある日の朝、私の住んでいた団地の、お向かいの団地の15階で女性が自殺されたと友達から聞きました。
私はその女性を直接見たわけじゃありませんが、警察の方が団地にいたので、子ども心にそれが本当なのだろうと思いました。
女性が自殺したという団地の場所を、登下校のために通っていたことを今でも覚えています。
私は色々あってその頃から辛い経験をして来ました。
その女性が関係していないならいいのですが、未だに覚えていて、自分の不運と重なっているのではないか、もしかしたら……と気になっています。
占いでこの答えがわかるのかはわかりませんが、決別したいと思っています。
どうか教えて下さい。
亜樹
小さなころのショックな出来事が忘れられない、今に結びつけてしまい断ち切りたいというお悩み、とても自然なことだと思います。
子どもの頃の衝撃的な出来事は、子どもの柔らかい心には深く刻まれやすいものです。
そして、人生の辛さを、その衝撃的な出来事と関連して考えてしまうというのは、本当によくあることで、悩んでいらっしゃる方は何人も見てきました。
大事なこととして、この出来事のあるなしに関係なく、今現在の、大人のあなたは辛さを抱えているのですね。
この『今の自分は辛さを抱えている』という自覚は、このお話を解決するために、もっとも重要なことです。
ご相談者の亜樹さんに限らず、人は、自分の状況や感情を、周囲に結び付けて考える癖がある生き物です。
例えば、黒猫が目の前を横切ったら不吉、とか、梯子の下をくぐると不幸がある、なんていう言葉を聞いたことがありませんか?
これらには何の根拠もありません。縁起担ぎやおまじないの一種で、感情と環境をランダムに結びつけるものです。
そしてこういったものは、人間が自分に起こる幸不幸から沸き起こる感情を、周囲の何気ない状況や環境に結びつける自然な動きを利用して広がっているものです。
というわけで、亜樹さんが今、過去のネガティブな体験と、ご自身の不運を重ねて何か関係があるのではないかと不安になるのは、決して変なことではありません。
人は辛い経験が重なると、人間の心の仕組みとして、過去の強烈なネガティブ体験と、現在の状況をリンクさせます。これは、今の辛さの解決の糸口をつかもうとして、同じようなネガティブな体験を思い返し、ヒントを知ろうとする心の動きからです。その中でも、もっとも衝撃的で辛い記憶は、頭の中のリファレンスから、真っ先に検索されやすくなります。
送ってくださったお悩みは、あなたの心が『なぜ、今自分はこんなに辛い思いをしているのか』という問いに対して、必死に理由を探し、解決しようとしている証拠なのです。
亡くなった女性のお話は、子どもだったあなたにとって、世界の恐ろしさや理不尽さを知った原点のような出来事だったのだと思います。
だからこそ、苦しいことがあったとき、今が辛いとき、この体験が一番に出てくるのでしょう。そしてだからこそ、今の苦しみと地続きに感じてしまうのだと思います。
あなたが決別したいのは、悲しい子ども時代のネガティブな記憶だけでなく、今の苦しさでもあるのではないでしょうか?
そして、逆説的ですが、今の辛さが解決すれば、あなたのネガティブな思い起こしはなくなっていきます。
そのために、やることは簡単です。
自分自身のケアに目を向ける、ただそれだけです。
ネガティブな記憶と、現状の辛さから決別できないのは、自分自身のケアによって解決することを、他者の死に意識を向けて解決しようとしているからです。
あなたが問題を解決し、苦しみを遠ざけて幸せになりたいなら、エネルギーを過去を見つめることに費やすのではなく、現状の自分自身にエネルギーを戻し、自分を癒す必要があります。
方法としては簡単で、
①自分を喜ばせ、自身にご褒美を与える
何か小さなご褒美(好きな食べ物を食べる、飲み物を飲む、早く寝る、欲しいものを買う、一番好きなものを選ぶなど)を自分自身にプレゼントする。
これは、自分をケアすることにつながり、辛さを手放すきっかけになります。
②今の苦しさについて向き合い、解決しようとする
苦しい恋愛や結婚であれば、距離を置く、離婚をするといった現実的な手段は効果的です。
人に苦しめられているなら、その人から逃げる。お金の問題であれば、抜本的な解決に着手するなど。
このような感じになるでしょうか。ぜひやってみてください。そして、もしやり方がわからない、なんてことがあれば、また相談のお便りをいただけたら嬉しいです。
それはそれとして、私は占い師です。
多少の不思議な力は持っております。
その私が、今からあなたに魔法をかけ、予言しましょう。
あなたは幸せになります。
子どものときの悲しいお話は、これからのあなたと何の関係もなくなります。だって私が手順を踏んで、あなたと何の関係もなくなる魔法をかけましたからね。
あなたの心の中にはしばらくこの辛い女性の記憶が残るかもしれませんが、これから何が起こっても、あなたの人生に、亡くなった女性の出来事は、影響を及ぼしません。
『痛いの痛いのとんでいけ』というおまじないがあります。
私は、子ども時代の亜樹さんに、『痛いの痛いのとんでいけ』と声をかけてくれる優しい人が必要だったのかも、とも思いました。
だから、あなたの子どもの時の痛みの記憶に、私が『痛いの痛いのとんでいけ』というおまじないをかけることにしました。
もし、自分を幸せにする勇気がでないとき、自分自身を癒す方法が思いつかないというときは、私があなたに与えたこの魔法を思い返してください。
私が、あなたは大丈夫だと言いました。
このことを、自身を癒すきっかけにしていただけたら、とても嬉しいです。
