陰徳線は生命線の内側である親指の下の金星丘に、手首側から縦に向かって伸びる線のことです。この線は慈愛に満ちた人や人知れず良いことを行うような人格者に現われる相で、自分の損得を抜きにものごとを考えるような人に刻まれています。ボランティア活動を進んでやったり、宗教関係に関わるような人も中にはいるかもしれません。
それでは、具体的に陰徳線の手相の見方を詳しく挙げていきましょう。
陰徳線はほとんどの場合、複数本刻まれています。人格者というと偉人を思い浮かべますが、もう少し広義の意味もあるようです。諸説ありますが人に尽くすことが苦にならない人、例えば母親や陰ながら誰かをサポートするような人にも当てはまるでしょう。
線が多いほどにそういった傾向が強くなり、自分を顧みない性質があるので、他人のために働きすぎて自身を見失うことのないよう気をつけてください。
陰徳線が短い場合には、それがカリスマ線と呼ばれる線です。同様の線は誰にでもありますが、陰徳線よりも短くはっきりと濃い線であること、太い線で見た目にすぐに気がつくような強いインパクトを感じさせるものがカリスマ線となります。
このカリスマ線がある人は独自の雰囲気を身に纏い、ものごとの中心的人物になったり、リーダー格として絶対的なオーラを放っているでしょう。
あなた自身の生命力が弱まっていたり、愛情不足に陥ったりしているでしょう。そのことでなんらかのトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
陰徳線が切れ切れになることはあまりなく、そのうえ金星丘には細かい線がたくさんある人が多いためにその線を陰徳線と見間違えている可能性があるので、きっちりとした判断をくだすのは少々難しいかもしれません。
良かれと思ってしたことが裏目に出てしまい、そのことが大きなトラブルに繋がってしまうことを表わしています。また陰徳線のある金星丘に島があるということは、気まぐれや乱れた気持ちから行動を起こしてしまうことが多く、それに伴うトラブルが大ごとに発展してしまう恐れもあるでしょう。
人のために尽くすのは良いことですが、ケースバイケースということも有り得るのです。
気分次第で陰徳を行う傾向がありそうです。上記にもあるように金星丘にはたくさんの縦線、横線がある人もいるので、それらが複雑に絡み合って鎖状に見えている可能性もあります。
いずれにしても気まぐれで行う陰徳はとてもではありませんが、徳の高い行為とはいえないので、もしそういった相があったとしても最終的には陰徳線自体が自然に消えてなくなってしまうでしょう。
陰ながら人を支えていることに対してなんらかの不満を感じているのかもしれません。しつこいようですが、金星丘にある多数の線がまるで陰徳線のように見えている可能性があります。自身のそういった行為に疑問を抱いた時点で、陰徳線は消えてしまうでしょう。
細かい線がたくさんある手相をお持ちの方は色々な線を見分けることが難しいため、必要以上に恐れることはありません。
\もっと詳しく知りたい/