知能線は頭脳線とも呼ばれている線のことで、親指と人差し指の間から出て手のひらを横に走る線のことをいいます。知能線は物の考えかたや知性、才能などを表わす線で、この線の起点の位置でその人の行動様式が理解できるでしょう。
生命線から離れて出発していて短い知能線の持ち主は、一般的に行動的で活発な性質をしています。反対に知能線の出発地点が生命線に近くて長いほど、慎重でよくものごとを考えてから行動するタイプです。
知能線の終点が上部にあれば金銭や物質に執着をもつタイプで、下部にいくほど精神面や創造性の高いタイプとなります。それでは具体的に知能線の手相の見方を詳しく挙げていきましょう。
集中力が持続しない人に多いです。なにかを始めても持続力がないため、飽きっぽい性質といえるでしょう。優柔不断で決断力も欠けているので、人生で大切な岐路に立たされたときにも選択ミスをしてしまいがちです。すぐに他人の意見に影響されてしまうので、昨日と今日で言っていることが正反対!なんていうことも。
少々頼りないタイプなので結婚相手としては物足りないかもしれません。中には長い人生の中で考えかたが180度変わってしまうような人もいるでしょう。それは一時的なものでなく、趣味嗜好などが以前とは別人のようになってしまう人もいます。
頭がよく独創性にあふれたタイプです。企画や開発などクリエイティブな分野で、その能力を開花させることができます。文才のある方なら作家なども適職といえるでしょう。線の先が弱々しく細く垂れ下がっている場合、努力が不足して才能を生かせていないことを暗示しています。
気配り上手ですが少し気弱な面があるので、外圧に負けない強い心が必要です。生命線と離れた上部から出発して、なおかつ二つに枝分かれしている知能線の持ち主は、チャレンジ精神あふれる行動派。フリーランスとして独立して働くか、その道を極めるような職人気質の人に多く見られる相でしょう。
神経の使いすぎで心に余裕がもてない様子を表しています。判断力も鈍りがちなので重要な決定をしなければならないときには十分注意してください。神経をすり減らした結果、神経系の病気になったり、頭部の病気や怪我などに注意しなければならないという暗示もあります。
また、末端でなく途中で上に向かって枝分かれしている線がある場合は、あなたが積極的でものごとを前向きに受け止める人だという証です。枝分かれした数が多いほど、多彩な才能に恵まれています。反対に下に向かっていくつも枝分かれしている場合は、消極的でマイナス思考に捉われがちという表れです。
二つの価値観や能力を同時にもっていることを表わしています。合理的で冷静な性格でありながらも情熱家の面も備わっているような感じです。まっすぐ横に向かって伸びていく知能線は現実に則した考えを表わします。
同時にもう一方の枝分かれしたほうの知能線は、下側に向かって伸びていくことで創造性の高さを表わし、また長く伸びた知能線はものごとをじっくりと考えることのできる粘り強さを示しているので、この要素が合わさった相であるということから様々な才能に恵まれた人です。営業力に長けていながらも、独創的な企画を次々と生み出していくタイプといえるでしょう。
現実に則した生きかたを好むような性格です。理屈っぽい性格ですが感情に左右されることは少なく、精神的には安定しているタイプといえます。金銭感覚も鋭くて商才あらたかな一面もあるので、商売をするには向いているタイプです。競争社会で抜け目なく生きていくたくましさもあるので、出世していくのも早いでしょう。
感情線もまっすぐに伸びているなら、そういった傾向はますます強そうです。あまりにも合理的にものごとを考えすぎて、面白みに欠けるといった点があるので気をつけてください。恋愛でもロマンティックさに欠けるため、恋人を退屈させてしまうかもしれません。
二重知能線と呼びます。前述の大きく途中から二本に分かれる知能線もこの二重知能線の中に分類されますが、はっきりと出所が違う二重知能線の場合は、二つの道で同時に活躍できるという相です。歌手でありながら芸術家であるような人がこのタイプといえます。多芸で頭の回転も早いので、とても魅力的な人で人気もあるでしょう。
ただし二本ある知能線のうち一方が濃くて一方が薄い場合は、もって生まれた才能が二つあるにもかかわらず、そのうちの一つの才能しか発揮できていないという相です。心当たりがあるなら、眠っているもう一つの才能も花開くように努力しましょう。
\もっと詳しく知りたい/