恋愛をしていると疑心暗鬼に陥るようなときが何度かあるでしょう。自分自身の気持ちは重いし、最悪の場合は彼のことを怒らせてしまう場合も。こんな癖とは早くサヨナラしてしまいましょう。
疑心暗鬼の意味をご存知ですか?疑心というのはそのまま疑う心のことを指し、暗鬼は暗闇のなかに潜んでいる亡霊や鬼のことを指します。
疑いの心があるせいで亡霊のようなあらぬ妄想に取りつかれてしまうことを表しており、疑いの心があるというだけで見るもの聞くものすべてが恐ろしく感じられることを「疑心暗鬼」というのです。
彼氏に対して疑心暗鬼に陥ってしまっている人の心理状態をいくつか挙げていきましょう。先ほどの説明の通り、なんでも不安要素として捉えてしまったり、なんでも悪いほうへと想像力を働かしてしまいます。
恋愛に当てはめると、「彼の気持ちが自分から離れていってしまうのではないか?そういえば最近は前ほど会ってくれないような気がする…」と考えてしまうのですね。被害妄想が激しくなってしまうということもあるでしょう。
その結果、ありとあらゆることを疑ってかかったり、裏があるのでは?と勘繰ったりしてしまいます。
「彼に会えない理由を問いただすと“仕事が忙しいから”といわれてしまった。本当は私以外の女性と会っているのではないか?」などと、どんどん被害妄想を炸裂させてしまいます。
最終的にははっきりと問いただす勇気もなく、嫌味っぽい物言いになったりもするでしょう。「そういえば新入社員の子が可愛いらしいね!私より若いし、ホントは気があるんじゃないの?」
こうなってしまえばもうケンカに片足を突っ込みかけているも同然です。呆れて彼が黙り込んでしまえば、「やっぱり!」と更に妄想を重ねていくようになるでしょう。
彼氏への疑心暗鬼に捉われてしまった人は、自分で自分を追い込んでしまうことが多いのです。
疑心暗鬼に陥ってしまう原因は人により様々です。
元々少し内向的でセンシティブな方はネガティブな思考に偏りがちであったりもします。思考の方向性が内向きになっていますから傷つきやすく、その傷のダメージを減らそうと無意識に悪い想像を先回りさせる癖がついてしまっているのです。
「悪いことが起こると思っていたら、やっぱりそうなった」と後から思えるように、マイナスの出来事をあらかじめ想像することで、実際そうなった場合の心のダメージを少しでも減らそうとしています。
コンプレックスも疑心暗鬼の原因になってしまうでしょう。コンプレックスの強い人は自信がなく自己肯定感が低いので、すぐに自らを卑下してしまうのです。
自分は誰よりも劣っていると思い込んでしまっているので、「私なんかよりずっとステキな女性が現れて、彼を奪っていってしまうのでは?」などと疑心暗鬼に陥りやすくなります。
プライドが高いタイプの方も同様です。プライドの高さはコンプレックスの裏返しで、コンプレックスが多かったり強かったりすると、自分を守ろうとする気持ちが強くなってしまいます。
これらは元の性格的なものが原因となることが多いのですが、恋愛の場合は特に過去のトラウマが原因であることも多いでしょう。
無邪気に恋愛していたころに相手にこっ酷くフラれてしまったり、友だちと思っていた人に恋人を奪われたりすると、本人も気づかない心の奥底で無意識に自分を守ろうという意識が働いてしまうことがあります。
恋愛のトラウマは時間と経験の積み重ねによって解消されやすいのですが、先天的な要因が強いのであれば修正するのは大変かもしれません。
コンプレックスの無い人はいませんし、誰しもがいつも自信満々だというわけでもありません。疑心暗鬼になってしまう自分の内面を克服するという努力は報われますから、少しずつ改善するように努めましょう。
身体が資本とよく言われますが、身体や気持ちが疲れているとよくない想像が勝ってしまうのは事実です。疲れているな…という自覚があるなら、まずはゆっくりと休息をとりましょう。
寝て起きたら嫌なことも忘れていた!という経験はありませんか?睡眠はストレスを解消してくれる働きもありますから、寝逃げもあながち悪い方法ではありません。
さらに日頃から適度な気分転換に努めましょう。ストレスが溜まって悪いことばかり想像してしまう前に、パッと騒いで発散したり、癒しを取り入れるようにして、そのときの自分にあった気分転換をしてくださいね。
そして疑心暗鬼に陥りそうなときは、なるべくポジティブな人と一緒に過ごしましょう。人間は傍にいる人の影響を受けやすいという面があります。
ポジティブな人のものの考えかたや行動などは、あなたにとってよい影響を及ぼしてくれるでしょう。前向きな人の行動や考えかたを真似してみると、さらに効果がアップします。
また、自分自身の内面と向き合うという作業も必要です。なぜそんなふうに考えてしまうのかを紙に書き出して、頭の中を整理してみましょう。
このときに大切なことは、自分自身を責めないことです。そして、考えても結論の出ないことは、開き直って考えないようにしましょう。
考えても仕方のないことはこの世の中に山ほどあります。考えないこと=無責任ではありませんから、気にせずに問題から距離を置いてくださいね。
疑心暗鬼になる気持ちと嫉妬や独占欲が生まれる気持ちは切り離せるものではありません。
嫉妬は劣等感から生まれる感情で、自己肯定感の低い人であれば嫉妬心も強くなります。独占欲は彼を失ってしまうのではないか?という不安な気持ちによるものです。
不安だからこそ先回りして色々と余計なことを考えてしまうのでしょう。それだけ彼に依存してしまっているということを自覚しなければなりません。
独占欲が薄れると自然に嫉妬する気持ちも薄れていきますから、この2つの気持ちを抑える方法は同じです。
嫉妬心が強い人や独占欲が強い人は、恋人のことよりも自分が可愛いという気持ちが勝っており、彼を失って自分が傷つくことを一番恐れています。彼を失うという事実より、自分の気持ちの依存先が無くなることを恐れているのです。
嫉妬や独占欲を抑えるためには、あなた自身が精神的に自立しなければなりません。手っ取り早く行動するのであれば、恋愛以外に夢中になれることを探しましょう。
仕事でも趣味でもなにか打ち込めるものが見つかって、それを極めようと努力していくうちに、自信が芽生えて自己肯定感が高まっていきます。
夢中になれることなんかそんな簡単に見つからない!というのであれば、自分磨きに徹するのも一つの手です。
本を読んで知識を蓄えるのもいいですし、外見をよく見せる努力をするのもいいでしょう。彼のことを絡めたいのであれば、彼のために料理のスキルを増やすのもいいですね。
そうやって自分磨きをしていくうちに本当にやりたいことが見つかりますし、自分に自信がもてるようになるでしょう。
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