眠っただけで悩みごとが無くなれば、こんなにラクなことはないでしょう。睡眠によるストレス解消法のメリット・デメリットや睡眠効果の高めかたなど、様々な要素について見ていきます。
色々と考え過ぎて頭が疲れきってしまい、「もうなにも考えたくない!寝る!」とふて寝を決め込むことって誰にだってありますよね。人間関係で悩みごとを抱えてあれこれと解決の手段を考えてみるものの、頭のなかが余計にこんがらがってしまうことも。
そんなときには不思議なことに自然と自己防衛本能が働いて、無意識に身体のためになることを行います。考えることをストップさせるために眠ることもあるし、ストレスが溜まりきってしまい、その状態を解消するために「眠る」という手段をとるという側面もあるでしょう。
眠って起きたら昨日悩んでいたことなんかすっかり忘れてしまった、ということは誰にでもあることです。そもそも睡眠不足自体が大きなストレスの元となってしまうので、とりあえず眠るということはとても有効な手段でしょう。
悩みもまだ初期段階の状態であれば、たっぷりの睡眠を取ることで十分に解消できるのです。
なぜ睡眠をとるだけで、ちょっとした悩みごとなら解消されるのでしょうか。
まず一つは単純に、眠ることによって脳の疲労が回復することが挙げられます。眠って疲労回復した脳は、眠りによりリフレッシュされて元気を取り戻すようになるのです。
次にストレスや不安感などを処理する脳の機能も、睡眠によってリカバリされていきます。悩みが原因でなんとなく不安に思っていたことや感じていたストレスもある程度軽減されるようです。
最後に、悩み過ぎて過剰気味になっていたホルモンの量を抑えるセロトニンが睡眠によって分泌され、ホルモンバランスを整えるという効果もあります。それによって精神的に不安定になっていた面が多少は解消されるようです。
睡眠には悩み解消のためになる要素がたくさんあります。寝て起きたら昨日の悩みごとなんか忘れてしまった、というのはあながち気のせいというわけではないようです。
こんなに強力な効果がある睡眠ではありますが、どんな悩みにも万能というわけではないようです。
悩みが深刻化するにつれてすんなりと眠れなくなり、今度は人間関係の悩みだけでなく「眠れない」という睡眠自体に関する悩みが増える恐れもあります。そして睡眠不足自体がストレスを生みやすくなってしまうので、なんでもないことで過剰にストレスを感じることもあり得るでしょう。
日中ぼんやりして失敗することで、新たな人間関係の問題を引き起こすことも。眠ることで解消される悩みごとは、あくまでもまだ軽い初期段階の悩みだけです。
長い間解決しない悩みや心に傷を負うほどの悩みごとの場合は、睡眠をとることだけでは解決できません。早いうちに専門医に相談したり、カウンセリングを受けたりする必要があります。
とくに悩みが長期化しだしたら危険信号だということを覚えておきましょう。
睡眠の質をより高めるための方法を幾つか見ていきましょう。
まずはNGからですが、入浴後すぐに寝ようとするのはよくありません。入浴後は適度な疲労感があり、ついついすぐに布団に入って眠りたくなりますが、身体が温かいままでは熟睡しにくい面があります。一時間程度安静に過ごした後に寝るようにしましょう。
次についやってしまいがちなのが、寝床でスマホを見ることです。スマホの明かりは眠気が覚める成分の分泌を高めるので気をつけてください。
入眠前にやれば睡眠の質が高まる方法としては、寝る前の軽めのストレッチです。これは実行している方も多いかもしれません。
次にリラックス効果のあるアロマをたくこともよいでしょう。ただし覚醒作用のある物には気をつけて。
最後に瞑想を寝る前に取り入れることをお勧めします。瞑想は頭の中の整理にも繋がるので、特に人間関係の悩みのある人にとってはぴったりの方法です。
あなたの恋愛運や本質が分かる
性格診断を今すぐ試す