九星気学において五大凶方位と呼ばれ、特定の方位に対する不吉なエネルギーを示すひとつである的殺。
自分の本命星が回座する方位と正反対の方位を「本命的殺(ほんめいてきさつ)」、自分の月命星が回座する方位と正反対の方位を「月命的殺(げつめいてきさつ)」といい、
これを犯せば必ず災難があるといわれのある凶方位です。
五大凶方位の中でも最大凶方位ともいわれる「五黄殺」や「暗剣殺」は万人に共通の凶方位なのに対し、的殺は個人の九星による凶方位となります。
的殺の凶作用は、「的を殺す」という文字のごとく、的外れなミスや予期せぬ出来事が起こりやすいとされていて、
やる事なす事が全て的外れになってしまう
ことが起こります。
ただし、「五黄殺」や「暗剣殺」などの命にかかわるような災いではなく、日常生活において自分のミスや不注意が原因によって的外れな行動や判断が多くなるという特徴があり、
結果として、小さな失敗や予期しない出来事を招いてしまう
ことが多くあります。
例えば
のトラブルに見舞われます。
また、的殺の凶作用はこれらのトラブルを引き起こすだけでなく、それに伴って、人から誤解されたり、対人関係の悪化を招いたりすることもあり、
精神的なバランスを崩してしまうことになりかねません。
なお、的殺の影響を受けないためには、
本命的殺や月命的殺の方位への旅行や引っ越しは避ける
ことが一番といえますが、どうしてもその方位でなければならない時には、凶作用を弱めるための対策を行いましょう。「▼九星気学における五黄殺の対策」でも紹介しているように、
を行うことにより、大きい難は小さい難に、小さい難は無難にと凶作用の力を弱めることができるとされています。
また、的殺の方位に行ってしまった、引っ越してしまったなどの場合には、上記で紹介したような小さな失敗や予期しない出来事を引き起こしたり、
イライラや憂鬱な気持ちになるなど精神面な影響が出てくる
かもしれません。
平常心を保てないので、感情のコントロールができずにストレスが溜まりがちに。心の疲れが神経を弱らせてしまい、それが引き金となり、
片頭痛や肩こり・腰痛などの神経痛に悩まされる
こともあるでしょう。
何かをきっかけに良からぬ変化を感じた場合には、的殺の影響かもしれませんので、気になる場合には
神社に出向いて厄除けしてもらうとよいでしょう。
なお、日ごろから自分が本来やるべきことを怠って関係のないことに熱中したり、自分の役割や責任を放棄したりするタイプの人は、無意識に的殺の方位に移動しやすいともいえますので、そのような振る舞いを控えるようにすることが開運への道かもしれません。
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