生年月日をベースにする占いはいくつかありますが、九星気学における本命星(ほんめいせい)は生まれた年によって定まっているものです。そのため、同じ年に生まれた同級生は、
みんな同じような性格や運勢なのか?
という疑問をお持ちになる人も少なくありません。
そうなんですよね…、生年月日をベースにする占いの場合には、どうしてもこのような質問は多いのですが、実際に
あなたは生年月日が同じであれば性格や運勢は同じだと思いますか?
答えはNoと答える人がほとんどなのではないでしょうか。
双子を例にとって考えるとわかりやすいのですが、双子は生まれた時間に多少の差があるものの、同じ生年月日、同じ場所で生まれます。
そのため、生年月日をベースにする九星気学では本命星も月命星も同じになりますが、全く同じような性格で同じような人生を歩むとは限らないものです。
また、双子に限らなくても、2月4日(立春)~12月31日生まれの同級生はみんな同じ九星になってしまい、
本命星と月命星が同じであれば内面的な特徴が似ている場合もあります
が、性格形成には環境や経験、他の九星の影響や個人の特性など、さまざまな要素の影響が関わっているため、本命星と月命星が同じでも個々の性格には違いが現れると考えられています。
九星気学は、古代中国から伝わる占いのひとつで、九つの星(一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星)を用いて、運勢や性格を占います。
その中でも、個人の性格や内面的な特徴を詳しく読み解くために「傾斜宮(けいしゃきゅう)」を用います。
傾斜宮とは、九星気学における個人の本質や内面の傾向を示すもの
となり、生年月日から導き出される本命星と月命星をベースにして、傾斜宮を求めます。
傾斜宮は、個人の性格や行動パターン、感情の傾向など、より深い部分を明らかにするための手がかりとなります。
傾斜宮は個人の本質や内面の傾向を示すものではありますが、性格はこれがすべてではなく、環境や経験などさまざまな要素の影響が関わって形成されています。
人間の性格は親との関係や生活環境において3歳くらいから形成され、価値観や特性などの基礎的な部分は10歳ごろまでに確立すると考えられています。
それ以降は、さまざまな経験を積むことによって価値観が変わることもあるものです。
自分で思う自分の性格と、九星気学などの占いで導き出す性格や本質が全く違うと感じる場合もあるものですが、それをきっかけに自分の本質や適職を知る手がかりとなる場合もあります。
たとえば、自分自身では人見知りで人前に立つことが苦手だと思っていた六白金星の人が、いざ九星気学で占ってみたところ
六白金星の適職は教師の仕事だった
というような場合もあり、それをきっかけにして実際にインストラクターのバイトをしてみたら指導することが生きがいになった、なんて人もいるものです。
自分のことは自分が一番わかっている、とはよく言いますが、一方では、自分のことは自分が一番よくわかっていないもの、とも言われるもの。
自分の本質を知りたいと思った時には、九星気学の傾斜宮を参考にしてみてはいかがでしょうか。
九星気学で相性や運勢が丸わかり!
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