あなたは恵方参りをしたことはありますか。
恵方といえば、恵方巻でしょ!?
とお答えする人が多く、そもそも恵方参りってどんなことなのか知らない人も多いかと思います。
ちなみに、恵方巻とは、節分の日にその年の恵方を向いて食べる太巻き寿司のことですが、その恵方とはどのようなことを指しているのかご存知でしょうか。
恵方とは、歳徳神(としとくじん)という神様が1年間いる方角のこと
であり、歳徳神とは年徳(としとく)さま、歳神(としがみ)さま、正月さまなどとも呼ばれ、陰陽道における金運や幸運を司る神様です。
歳徳神は「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の四方位の中で循環しており、毎年恵方が変わります。
なお、日本では古くから
恵方を向いて行動することで縁起が良い
という言い伝えがあるために、
といった風習が現在においても存在しているのです。
恵方の方角はその年の十干(じっかん)によって決まり、
となります。
恵方参りは、自宅や職場からその年の恵方にある神社や寺、教会などにお参りをすることが基本となります。
お参りをする場所を決める際には、
の2点に注意して決めましょう。
また、お参りをするタイミングは
立春の午前中に行くのがベスト!
立春当日に行けなくとも、立春から一週間。夏至、秋分、冬至などの季節の変わり目や、気が向いたときに行くのも良いでしょう。
服装は特に決まりはありませんが、恵方参りとは「神様にご挨拶に行く」ことなので、着古したようなものではなく、大切な人に会いに行く時と同じような、きちんとした服装が理想的といえます。
なお、具体的なお参りの方法は、それぞれの信仰に沿って行い、その際に「恵方参りに来た」ことを心の中で伝えましょう。
具体的には、神社であれば、鳥居をくぐる前に一礼し、手水舎で手と口を清めます。拝殿に進み、お賽銭を投げ入れ、鈴を鳴らしてから二礼二拍手一礼の作法でお参り、心を込めて願い事をします。
また、神社などにお参りする場合には、神様の力が宿ったお札を受け、自宅の神棚や清らかな場所に恵方に向けて置くとよいでしょう。
そもそも、恵方は方位的に効果があるのではなく、お参りによってパワーをいただく方位であるため、いただいたパワーを呼び込む方法としてお札を活用するのです。
恵方参りする神社や寺、教会を決める際に、
自宅から750m以上離れた場所は海…
なんて場合もあるかと思いますが、その際には少し方角がずれてもよしとされています。
また、どうしても行けない場合には、恵方にある神社のお札を取り寄せたり、
その年のラッキーアイテムを恵方に置く「恵方置き」もおすすめです。
九星気学において、日常生活で方位を意識することは運気の上場につながるもの。恵方参りもしかり、恵方置きや恵方に位置する部屋で過ごす時間を増やすことも、運勢を良くするとされています。
古代の考えを現代に生かす方位の概念。
運勢に良い影響をもたらすと期待できますので、日本の伝統的な風習を大切にしながら、恵方を意識して行動し、より豊かで幸運な一年を手に入れましょう
九星気学で相性や運勢が丸わかり!