見た目や性格、行動の傾向などから、○○系男子と例えられることがよくあります。
今回はそのなかでも結婚相手としては賛否両論のネタになりがちな化石系男子について探ってみましょう。
女性の自立が叫ばれて、早数十年。そんな現代であるにもかかわらず、自立した女性に対して否定的、家庭的でなければ女にあらず、といった考えを持つのが化石系男子です。
化石系男子とは、価値観が古臭いことがその名に由来しています。結婚したとしても自らのキャリアを一生掛けて育てていきたい、と考えているタイプの女性にとってはかなりの難物ですね。
化石系男子は将来的に、いわゆる「亭主関白」になりやすいタイプ。自分が一番であり、女は家で家事と子育てに勤しむべきと考え、女は男よりも劣っていると本気で思っているようなところがあります。
これだけ聞くと化石系男子はいいところが無いような気もしますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
化石系男子のデメリットは多くの女性が考えている通りでしょう。
彼は女性の自立したいという気持ちを妨げてきますから、結婚したら家庭に入ってかごの鳥のようになってしまう可能性があります。
金銭的にも主導権を握っているのは化石系男子のほうですから、自由に買い物を楽しむこともできません。
子供ができたとしても育児は女性に任せっきり。子供が問題でも起こそうものなら、「お前の育てかたが悪いからだ!」と一方的に言われてしまうでしょう。
こういったタイプは束縛しがちですから、友人からのお誘いがあったとしても一人で出掛けるのは禁止されそうです。
なんとか説き伏せて出掛けることができたとしても、こまめに連絡しなければならなかったり、早く帰らなければならなかったり。
ストレス解消のために出掛けたのにもかかわらず、まったく気が休まりません。
そのくせ自分は自由にしてオッケーだと思っていますから、外で浮気をすることもあるでしょう。それについてとがめても、自分の非を認めることはありません。
それどころか、あなたに対して不満があるから浮気したのだ!などと逆ギレしてくる恐れもあります。
また、こういったタイプはマザコンである可能性も高く、結婚後に嫁姑問題で揉めたとしても庇ってくれることはないでしょうし、ひどい場合には母親の味方についてしまうかも。
「自分の親を大切にしてなにが悪い?」と開き直られれば、取り付く島もありませんね。
では反対にメリットはあるのでしょうか?
自ら外に出て働かなくてもいい、と言うことは、経済的には安定しているはず。生活の心配をするようなことは無さそうですね。
こういったタイプの男性は男としてのプライドがとても高いので、自分は石にかじりついてでも必死に働いて生活の保障はしてくれるでしょう。
また、化石系男子のようなタイプは自分の強さを大切にしていますから、頼りがいはあります。
自分でなにごとも決めることができないようなタイプの女性にとっては、非常にありがたい存在ではあるでしょう。
現代に生きる大半の女性にとっては面倒なタイプの亭主関白系の男性ですが、こういった人と相性のよい女性ももちろん存在します。
尽くすことが好きな女性は彼とは相性バッチリです。自分の自由がある程度制限されたとしても、好きな男性のために尽くして、尽くして、尽くし抜きたい!という女性は一定数存在します。
こういった女性は亭主関白になりがちな男性の自尊心を満たすことができますから、恐らく彼から大切にされることでしょう。
ただし、元からモラハラ気質のあるタイプは、尽くされることで調子に乗ってしまう可能性があるので危険かもしれません。
高い恋愛スキルの持つ女性も相性は良いほうです。このような女性は百戦錬磨ですから、うまく自分の手のひらの上で亭主関白系の男性を転がすことができます。
男性は褒めるとどんどんやる気を増していきますから、それを上手に利用するわけですね。
ただ、こういったタイプの女性がわざわざ面倒な性格の男性を好きになるかどうかはまた別でしょう。
専業主婦に憧れているような女性にとって打ってつけの相手と思われがちですが、意外とその自由の無い生活に疲れ果ててしまうかも。女性側に憧れだけでなく、それなりの覚悟は必要です。
しかし、上記にあるような男性は亭主関白であっても、家族や恋人のことを大切に思う気持ちがあるからこそ良い関係性が作れることが基礎となっています。
化石系男子は亭主関白よりももっと頭が固くてガチガチな固定観念に捉われているからこそ「化石系男子」と呼ばれていることを考えると、相性がよさそうな女性が現われたとしても自らその関係をぶち壊してしまう危険性があるでしょう。
やはり、化石系男子は恋愛や結婚には縁遠いタイプと言わざるを得ませんね。
現在の日本では非正規社員も多く、結婚したいと思っていても家族を養っていく自信を失ってしまっている男性が増えています。
恋愛に積極的に慣れない男性が増えているのも、そういったことと無関係とは言い難いようです。
運良く、生涯のパートナーが見つかったとしても、二人で協力して生活費を稼いでいかなければならないカップルもたくさんいるでしょう。
こんな時代に化石系男子のようなタイプの男性が存在するかどうか、果たして疑わしいところですね。
家族を自分の稼ぎだけで支えていくということは、十分にステイタスのある人物でなければなりません。
しかしそういった男性は考えかたも柔軟であることが多く、時代に沿った生きかたを選択します。亭主関白気味なタイプはいても、化石系男子ほどの頭の固さはないでしょう。
むしろ、意外と多いのが自分の稼ぎは横に置いておいて、こういったモラハラに近いようなことを女性にするタイプの男性です。
共働きでも家事は一切しないと宣言する男性もいますし、オレ様が高じて単なるワガママになってしまっている男性もいます。
そうやって自分の中の自信を保とうとしているのかもしれませんが、女性としてはなんとも迷惑な話ですね。そういう男性を調子に乗せてしまっている女性がいるのも事実ですから、お互い様といったところなのかもしれません。
しかし、こういったタイプの男性は女性の稼ぎがないと生活していけないことは自覚していますから、化石系男子の定義からは外れています。
化石系男子は今の日本にはほぼ存在しない、という結論で間違いないでしょう。
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