相談は、私の性格のことです。
自分で言うのもなんですが、私は性格が悪いと思います。
立場の弱い人には横柄な態度に出ることも多々ありますし、陰で嫌がらせをしたり、人にいじわるをしたりなんてことも結構やります。
しかも顔もブサイク、いわゆるブスというやつです。
今、1年ほど付き合っている彼氏がいます。
その彼氏が、私に性格を何とかしたら?と言ってきました。喧嘩腰で言われたわけではなく、やんわりと言われた感じです。私の彼氏は割と穏やかというか、そういうタイプの人なので。
何とかするってどういうこと?と聞いたところ、私が人の陰口を言ったり、嫌いな相手の失敗談を喜んで話したりしていることが嫌だから、それをやめてほしいとのこと。
私が嫌いなら別れればいいじゃん、と言ったところ、いっぱい好きなところもあるから、そういうところだけ直してほしいと言われました。
彼氏は私と違って、育ちがいいというか、いい人というか、だからこういう性格を直せみたいなことを言えるのかもしれませんが、性格的なものは直しようがないというのが私の考えです。
それに、そういった考え方が一致しないところを受け入れず、直そうとしてくる彼氏とは長くやっていくのは難しいのでは?ということも思い始めました。
私の人生の為にも、彼氏の人生の為にも、早いうちに別れたほうがいいでしょうか?
それとも、もうちょっと気長に構えて様子を見たほうがいいでしょうか?
ふふふ、読めば読むほど、不思議な質問です。そう、普通の人はこんな質問をしないのです。
この質問の不思議さ、それは何か。
そう、この質問を読んだ相手は、あなたのことを嫌いになり、あなたが悪いと言いたくなる、そういう質問なのです。
人間というものは、普通は自分を守りたいと思いますし、人に好かれたがるものなのです。それなのに、質問者さんは自分がバッシングされるような質問を投げかけてきたのですよね。
例えば、これが普通の人であれば、占い師である私に、自分の非の部分を隠して質問してきたりします。この質問で言えばあなたが『立場の弱い人には横柄な態度に出ることも多々ありますし、陰で嫌がらせをしたり、人にいじわるをしたり』なんて書いている部分は削除するでしょうし、『人の陰口を言ったり、嫌いな相手の失敗談を喜んで話したりしている』なんてところも書かないかもしれません。
というわけで、読み手が質問者を嫌いになる質問というのは、普通はしないものなのです。
であれば、この質問は、どうして質問者さんのことを嫌いになるよう、わざわざ書かれているのでしょうか。
ひとつの可能性として、本人ではなく、本人のことを嫌っている身近な人間、例えば本人の友人や、ここで書かれている彼氏の友達などでしょうか、とにかくそういう人が、本人を装って質問しているというものがあります。
その場合、質問者を嫌いになるような質問をする、というのはままあることです。だってそもそも、本人のことが嫌いなんですからね。
もう一つの可能性は、やはり本人自身がこの質問を書いていて、私に自分自身を嫌いにならせようとしているというもの。
そして、今回はこの「ご本人が質問を書いている」ということを前提として、なぜあなたが私に嫌われようとしているのか、この質問を読み解いてみましょう。
さて、あなたはなぜ、この不思議な質問をしたのでしょうか。端的に言いましょう。
それは、あなたが彼氏といて幸せだからです。
そして、あなたは自分が不幸になることを望んでいるからです。
あなたはもしかしたら、不幸から逃れたい、幸せになりたいと口では言っているかもしれません。しかし、私にはわかります。あなたは常に絶望と不幸の中にいたいと、本心から切実に望んでいます。
だから、自分自身を幸せにしてしまう彼氏から遠ざかりたいと思っています。
そのために、私にこの相談を持ち掛け、私から
「彼氏が正しい、あなたのような人間は彼氏と付き合う資格がない、だから別れなさい」
と言われるのを待っているのです。
他人を口実に、自分が不幸になるように仕向けているのですね。
というわけで、私はあなたの手口には乗りません笑
不幸になるために私を使った無責任さについては、今ここで言及はしません。
それよりも、なぜあなたが不幸になりたいのかということについて、少し書いていきたいと思います。
幼少期から深い絶望と不幸の中に生きた人間の中には、少なくない数、不幸を切望する人がいます。
そういう人たちは、絶望と不幸が辛いとは思っていますが、幼少期から絶望と不幸に慣れ親しんでいるため、絶望も不幸も辛さはありつつ、絶望と不幸の中にいたほうが心が安らぐ、という奇妙な状態に置かれます。
幸せという未知のわからないものを手にするよりも、安定した絶望と不幸を好む、とでもいいましょうか。
そういう人たちは、幸せになりそうになると、死に物狂いで不幸と絶望に自らを叩き込みます。
それはもう、驚くような必死さ、切実さで自らを不幸へと追い込むのです。幸福と不幸の選択肢があったら、迷いなく不幸になるものを選ぶのです。
ちょうどあなたが、自分を悪く見せる奇妙な質問をし、私を使って、あなた自身を不幸へ導くアドバイスをもらおうとしたように。
というわけで、あなたは切実に絶望と不幸を求めています。それは、あなた自身の人生が幼いころから絶望と不幸に彩られていたからです。
さて、あなたはこれから、どんな人生を送りたいですか?
このまま絶望と不幸だけがある人生を送りますか? 私は、それはそれでいいと思います。そこには、幸せはなくとも、ある種の安心はあるでしょう。
ただ、幸せになりたいと思うなら、変化を恐れずに、幸せを手にしようとすることです。
幸せというものは、あなたに馴染みがないものであり、そこに安心はないかもしれません。
でも、幸せはあなたをあたたかく包み、癒し、人生を飛躍させてくれるでしょう。それを手にする勇気を、あなたが持つことを、私は祈っています。ずっと。
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