イリコと申します。
相談したいのは友達のことです。8年ほどの付き合いの友達です。
私は一年ほど前、地方から東京に出てくることになり、その際、東京に住むその友達を頼りました。
東京の引っ越し先が決まるまで、何日間か泊めてもらい、引っ越し先を決める際も、お金が足りなくなってしまったため、敷金と礼金、保証金の合計、20万円程と、地方から東京に出てくる際のお金、5万円程、合計25万円をその友人から借りました。
その時私は就職先も決まっており、返すあてもあったため、大丈夫だろうと思っていたのです。
しかし、私は東京で就職したものの、仕事場でキツイ先輩がいたため、2か月ほどでダウンしてしまいました。毎日泣きながら会社に行っている状態で、友達にも相談しました。でも、どうにもならず……もうどうしようもない、自分が持たない、と思ったため、3か月で会社を辞めました。
辞める日までの会社からのお給料は、割と休んでいたこともあり、トータルで50万円ほど。しかし、毎日の生活費や家賃で、ほとんど残りません。また、会社を辞めてからは家賃が出ていくばかりで、お金は減っていきます。
私のこういう状況は、友人も知っていました。だから、私からお金を返すということは言わなくても大丈夫だと思っていましたし、また、友人も同情してくれ、足りない家賃分として15万円程借してくれました。そのおかげで、払えなさそうだった家賃を補填することができました。
ここまでは友人の親切に感謝していましたし、友人のことはもちろん親切だと思っていました。
が……。
私は先日、親族のつてで新しい会社に就職しました。
働いて一か月程です。家賃滞納するところだったので、ようやく働けたことにほっとしつつ、なんとか順調に働き始めたところです。まだお給料は振り込まれていません。
そんな折、先日、お金を借りた友達からLINEで連絡がありました。内容は、お金を返してほしいとのこと。
少しムッとしましたが、私はまだ働き始めたばかりでお金がないこと、私がダウンしていた状況を知っていたにもかかわらず、そういう連絡をしてくるのは悲しいということ、返せるめどがつかないこと等を連絡しました。
そうしたら、相手からの返事が。
『イリコに40万円、貸したままで1年がたっていて、全然返してくれないから、正直返してくれるのか心配している』
『すぐ返せないなら、毎月いくら、という形でもいいから、返す金額を決めてほしい』
『あと、いつまでに返し終えるのか日付を知らせてほしい。返す日程も教えてくれないのは、不誠実だと思う』
という内容でした。
私は衝撃を受けました。何より、内容に私に対して不誠実だという誹謗中傷、人格否定が含まれていたこと。
また、私はお金を借りたことはあったかもしれませんが、全然返さないつもりはありません。それを全然返してくれないと煽ってきたこと。
その上、40万円を1年返さないと書かれていますが、1年以上返していないのは、そのうち25万円だけで、残り15万円はまだ借りて8か月ほどしかたっていません。
正直、喧嘩を売っていると感じました。そういう態度でお金を返してもらおうと思っていることに驚きです。
そして、今生活がよくわからない中、いつまでにお金を返すという連絡をすることはできないとわかっているのに、こうやって意地悪のように期日を連絡しろと言ってくること……。
長年の友人ですし、好きな部分もあります。
しかし、これはあんまりだと思いました。親切な人だと思っていましたが、本当は全然違う面を持っていたんだな、と自分の見る目のなさにショックも受けました……。
あまりにショックだったので、友人にはLINEでは時間のある時にはやりとりするが、電話ではもう連絡を取る気がないこと、もっと誠実な態度でいるべき、また、不誠実などの人格否定するような文言は人に贈るべきでない、私は傷ついた、ということを連絡しました。
その後、しばらく連絡はありませんでしたが、数日前にお金を返すように書かれた内容証明郵便というものが届き、つい昨日、私の家に裁判所から少額訴訟の呼び出しがありました。これは友人が私に裁判を起こしたということでしょうか?とてもショックです。
私はこれからどうしたらよいのでしょうか?
まず一つ目の質問に答えましょう。
友人があなたに裁判を起こしたのでしょうか?ということについては、YESです。
あなたは友人から裁判を起こされました。
裁判所から少額訴訟の呼び出しがあったということは、これから裁判になるということです。現状きいていると、裁判に負けた場合、お給料等に差し押さえが入る可能性があります。
そして二つ目。私はこれからどうしたらよいのでしょうか?というものについてです。
お金は返しましょう。返さなければ裁判で強制的に返済しなければいけなくなるかもしれません。
友人から裁判を取り下げてほしいなら(といっても、裁判所からの手紙が届いているのでもう難しいかもしれませんが)友人から連絡があった通りに、毎月いくら、という形でもいいから、返す金額を決めて連絡し、いつまでに返し終えるのか日付も連絡しましょう。その上で誠心誠意、誠実に謝罪し、手元にあるいくらかのお金だけでも返すことです。
と、このように簡単に答えて終わり、というのもつまらないので、あなたに反省を促すため、あなたという人間について、本当のところを書いていきたいと思います。
あなたは自分のことを誠実でかわいそうな人間だと思っていますが、それは違います。あなたの真実はできるだけお金を払わずに逃げ出そうとしている無責任で誠意のない、ずるい人間です。
その上、そのずるさを直視するのを避け、自分が良い人間でいられるよう、醜い自分に対する自分の見方をゆがめて誠実な人間なんだと主張し、友人を責めているのです。
あなたを不誠実だといった友達の言葉は、誹謗中傷ではなく、あなたの現実の行動に対する、客観的な評価です。
あなたは、今すべてから無責任に逃れようとしています。
もちろん、無責任な人生は楽だとは思います。その上、自分が正しいと思い続けられるなら、こんなに楽しく、楽なことはないのかもしれません。
しかし、無責任な行動の結果は、必ずいつか、大きなトラブルと後悔という代償をもってあなたに襲い掛かります。これは、絶対に例外はありません。
そういったトラブルが起こる前に、人生を誠実な方向に軌道修正したほうが良いでしょう、と老婆心ながら書き添えます。
あなたが良き人生を取り戻せますよう。
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