うちの母と妹の関係性についての相談です。
昔から妹は母に言われた通りの選択をしてきました。私から見ると、あまり自分というか、意思が無いように見えてます。
たとえば小さな事柄では、レストランのメニューで食べたいものを選ぶ時に、妹はいつまでも選べずにいます。本当にいつまでも選べないのですが、母が何か指示するとそのメニューを選びます。
大きい事柄では、手に職をつけなさいという母の言うまま、進学のための進路選択で、彼女は母の希望する看護系に進もうとしました。
姉の私から見ると、妹は看護系にそもそも向いておらず能力も合わないと感じていました。結果、何浪もして看護系に進むこともできず、無職になり、妹は実家で家事手伝いをしています。それを見て私は、妹は自立した方が良いのでは?別の進路もあると考え妹に話しました。
その際も妹は、母の意見を重視し、別な進路については煮え切らない態度のままでした。
その後、私が妹に自立するように話した詳細を母が知ったようで、余計なことをするなと言われました。それ以来、親族関係の連絡が母経由で来なくなったり、親族の葬式に呼ばれなくなりました。
母は、妹に要求していますが、妹はそれを果たせない状況です。それなのに、妹が自分の言う通りにするかどうかに固執し、妹自体の能力や選択を見ていない感じがします。妹も出来ないことをさせられ続けているはずなのに逃げたり、自分の選択をしないでいます。
お互いにその状況はしんどいのでは?と思っているのですが、どういうことなのでしょう?
今後、この調子で二人がやっていった場合、私にとばっちりが来そうなことも心配しています。
例えば、今は両親が健在なので問題ありませんが、母が亡くなった後に妹に頼られても私は困ります。妹は高卒で職についてない期間も長く、私が、妹が自立できるかのフォローしなければならない可能性を強く感じます。
今まで、親族の困りごとがあると、何故か今まで私にお鉢が回ってきていました。なので、妹の件も、私が何とかするはめになるのではと危惧しています。
このお話は、かなりいろいろな問題を孕んでいることが見て取れます。
妹さんやお母さんの問題についての話もしたいところですが、今回はあなたの話だけに限って書いていきましょう。
この質問から見えることを、一つ一つ整理していくことで、あなたの問題も見えてくるかもしれません。
一つ、あなたは家族の中で孤立しています。それは、幼少期からあなたが親兄弟からいじめられていたからです。特に、母親とは敵対関係、親子逆転の関係です。そしてあなたは母親から愛されていません。なぜなら、あなたの母親は子どもを愛する能力自体を持っていないからです。
一つ、あなたは妹が心配でこの相談をしたわけではありません。妹を支配するためにこの相談をしています。あなたの母親とあなたの意見、どちらが正しいかを証明するために、あなたは、妹をコマとして利用したいのです。母と自分、どちらが妹を支配し、言いなりにできるかを競っており、妹がどちらにつくかで、自分の力を誇示し、勝利者になろうとしています。
一つ、あなたは妹を憎んでいます。そして、内心馬鹿にしています。多分妹が不幸であることに、喜びも感じています。
一つ、あなたは家族関係の中で、どんなにひどい目にあっても、家族に対して怒ること、拒絶することをはく奪されています。なので、家族からの理不尽に抵抗しきることができません。
あなたが家族に抵抗する時、あなたは家族からの愛を完全にあきらめることになります。
さて、本題です。あなたは、自分が妹さんの面倒を見なければいけなくなる可能性がある、とおっしゃいますが、仮にあなたが考えるような問題が起こったとして、この問題は、あなたが『私は妹の面倒を見ない』と決断すればそれでもう解決します。
それはとても簡単なことですが、あなたは、それができないという想定で物事を考えています。
こういった、理不尽さに抵抗することを考えられないという人は、前述したように、家族の中で孤立し、親兄弟からいじめられていた人の特徴です。同時に、このような人は、親から怒ることをはく奪されるので、そもそも家族に対して断ること、怒ること自体ができない、考えられない人になります。
こうして、家族からの理不尽を受け入れることを強要された結果、家族はあなたに気軽に重大な嫌がらせをするようになります。
あなたが書いていた、
>親族関係の連絡が母経由で来なくなったり、親族の葬式に呼ばれなくなりました。
というのは、これに該当するでしょう。
怒ることを禁じられたあなたのような人間は、間接的に怒り、憎みます。
あなたは、今の自分の人生に関わらない妹と母親の問題に首を突っ込み、自分の意見と母親の意見、どちらが正しいかの正当性を争うことで、間接的に、母親と妹にお前たちは間違っているという怒りを突き付けています。これが、前述したように、あなたが妹をコマとして使っているということになります。
今回、あなたが、妹はなぜこうなのか?と私にきいてきたのは、真実それが知りたいのではなく、裏返して、なぜ私の言うとおりに動かないのかと怒っているのです。
あなたは、妹の幸せを願ってこの質問をしていません。それは、端々ににじむ、妹は何もできないという断言、意思がない、高卒で職についていないなどのネガティブ表現から感じられます。
そこかしこにうっすらと書かれる、妹は何の力もない人間だという断言、これは、相手を馬鹿にしていなければできません。
そう、あなたは妹を馬鹿にして見下しています。同時に、強い憎しみを抱いています。妹さんは成人した個人です。あなたの手助けがなければ生きられない、なんてことはないのですが、あなたは、自分がいなければ、妹は何もできないと侮っています。
結論から言えば、あなたは、母と妹が嫌いです。しかし、それを表現することを禁じられ、嫌いなことも、怒っていることも無意識に封印して意識的に忘れました。その代わり、母親に対抗し、正当性を示すことで、間接的な怒りの表現をしています。
あなたが今すべきは、二人が嫌いなことを認め、関わらないようにすることでしょう。それは、愛する能力のない人間からの愛を得ることを断念するということとイコールです。精神的に健全な人間は、余計なことに首を突っ込まず、問題を放っておくことができるものです。あなたも、自分のために、嫌いな人の問題に首を突っ込むのをやめるのです。
同時に覚えておいてほしいのは、あなたが家族を憎むようになったのは、あなたのせいではないということです。
真の原因は、あなたの親が卑怯で愛を知らない支配の人間であり、あなたがそのはけ口になったからです。はけ口になる対象が、なぜあなただったのかといえば、それは、あなたが家族の中でもっとも優しかったからでしょう。卑怯な人間は優しい人間を狙うものなのです。
あなたの家族に、関わる価値はありません。自分の人生だけに目を向けることが、あなたの幸せに繋がるでしょう。
あなたの恋愛運や本質が分かる
性格診断を今すぐ試す