好きな相手なのにどうしても傍に居ることができない、お喋りも気軽にできないという人もいますよね。
そういった心理状態がなぜ起こるのか、解消法はないのか、じっくりと見ていきましょう。
そもそも「好き避け」とはどういった状態のことをいうのでしょうか。
普通はとっても気になる異性がいると、いつもその人の傍に居たい、楽しくお喋りがしたい、と思うものですよね。
しかし、なぜか心の赴くまま素直に行動できずに、反対に好きな人とどんどん距離を置こうとしてしまうような心理状態を「好き避け」と呼びます。
相手が話し掛けてきてもそっけない返事をしてしまう、そもそも二人きりになりそうになると逃げてしまう、会話中に目も合わせない(本当は合わせることができないだけなんですよね…)、LINEやメールの返事はすぐに出さない…などなど。あなたにも思い当たる節はありませんか?
好き避けしてしまうと相手が察しの悪い人であれば、あなたが自分のことを嫌っているのではないか?と勘違いしてしまうこともあるでしょう。
特に女性よりも男性のほうが精神的にデリケートな面もあり、嫌な思いをしたくないために相手のほうからさらにあなたのことを避けるような行動に出られたり、嫌われているのなら傍に寄らないようにしようと余計な気を遣わせてしまう場合も。
そうなってしまうと、あなたのほうもますます彼に近付くことができなくなってしまい、大きな悩みの元となってしまいます。
好き避けにより発生する悩みはもともと自業自得ともいえますが、こんな調子ではいつまで経っても好きな人とお近付きになることはできそうにありません。
好き避けを止めるためにも、まずはなぜこういった行動にでてしまうのか、じっくりと自己分析して対策を立てる必要があります。
好き避けの根本的な原因は、相手に自分を良く見せたい!という心理状態にあります。これを裏返すと、相手の前で失敗したくないというネガティブな心境が隠れているのです。
稀に昔のトラウマや育ってきた環境による影響でこういった行動に出てしまう方もいますが、大抵の場合は相手に失態を見られたくないという気持ちが一番強いでしょう。
好きな人には自分の一番良い部分を見てもらいたい!という気持ちは、恋する女性であれば誰もがもっているものですが、そういった意識が強過ぎて相手を避けてしまっては本末転倒です。
プライドがとても高い方も、好き避けしてしまう傾向にあります。
特に女性の場合であれば、心の奥のどこかで「男性のほうから声を掛けてくるのが当たり前」、「女性だから男性に追われたい」と考えているようです。
とっても古風な考えかたといえますが、意外にも潜在意識にそういった思いが刷り込まれている方は多いでしょう。
しかし、現実は少女マンガの世界ではありませんから、好き避けするような女性でも気にせずにグイグイと押してくるような男性は数多くは存在しません。
もし相手があなたのことを意識していたとしても、あなたの反応を見て勝手に諦めてしまう恐れすらあるでしょう。
また、単純に異性慣れしていないという場合もあります。
この場合も異性のことがよくわからないので、知らない間に変なことを言ってしまったりしていないか、失敗してしまうのではないか、というふうに想像力がマイナスの方向にいってしまうのです。
異性慣れしていない問題に関しては、異性と接触する回数を増やさない限りはいつまで経っても改善されないでしょう。
こうして根っこを探っていくと、好き避けしてしまう人は「コンプレックスが強い」ということになります。恐らく相手の前で自分が失敗してしまうようなダメな人間だというコンプレックスを無意識に感じてしまっているのでしょう。
プライドが高い人も、そのプライドの出所はコンプレックスが由来になっている場合が多々あります。
相手に好きという気持ちを悟られたくない場合も同じです。「私があの人を好きになってもいいのかな?」という恐れの気持ちが、好き避けの原因になってしまうでしょう。
好き避けを解消するには、どうやらあなたの心の奥底を刺激し続けるなんらかのコンプレックスを解消することが近道となりそうです。
あなた自身の好き避けの傾向が、ある程度見えてきましたか?
上記で挙げた原因を敢えて深く考えることは好き避けの度合いを減らすことに繋がりますから、嫌なことでしょうけど一度はきちんと向き合うようにしてくださいね。
ここで大切なことは、決して自分を責めたりしないことです。あなたが好き避けをしてしまう根底にはコンプレックスがありますが、このコンプレックスについて自分を責めれば責めるほど解消されることはないでしょう。
コンプレックスや弱さを認めて、これも自分の一部なのだというふうに理解に努めてください。不思議なもので、自分がコンプレックスに思っているようなことを、可愛いだとかいいなと思ってくれる異性も存在するのです。
あなた自身はそう思わなくても、自身がとてもチャーミングな人間だということに早く気づきましょう。
好きな人の前で自然に振舞うことができれば、相手に好きになってもらえるチャンスも大きくなりますよ。
そして、人を好きになることは決して恥ずかしいことではない、ということを自分自身に言い聞かせましょう。
人が誰かを好きになることはとても自然なことです。それをからかったりするような人はある程度の年齢を重ねれば居なくなりますし、もし居たとすればその人は精神年齢がとても低くて、経験不足な人間だということを自ら宣伝しているようなもの。あなたが気にする必要はありません。つい人目を気にしてしまうというあなたは、このことをしっかりと覚えておきましょう。
実践編としては、こういった事柄を頭に入れつつ、あなたのほうから相手に近付くしかない!ということになります。
あれこれと考え過ぎてしまわずに、まずは積極的に相手に話し掛けましょう。あなたのほうから話し掛けた以上、相手を放置するわけにはいきませんからね。
最初のうちは後悔することが多いかもしれませんが、ちょっとした成功を自分で褒めてあげるようにしてくださいね。ただ「話し掛けた」という事実だけでも、あなたにとっては十分な成功体験です。
その次には「一瞬だけでも目を見て話せた」、「笑顔で話し掛けることができた」など、自分で目標を立てて小さなことから成功させていってくださいね。
一つ一つの小さな幸せが、あなたのやる気をますます高めていってくれるでしょう。
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