
淡く透明感のあるグリーンのプラジオライトは、ヒーリング効果に優れ、人間関係・恋愛関係に効果がある石です。このパワーストーンの特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。
2月の誕生石でもあるプラジオライトは、グリーンアメジストという名の通り緑色をしたアメジストのことです。
アメジストといえば、紫色の石を思い浮かべる方がほとんどでしょう。これはアメジストに熱が加わることで変質した結果によるものです。
パワーストーンに詳しい方なら、アメジストに熱を加えたらシトリンのように黄色になるのでは?という疑問が沸くかもしれませんね。
実際に人工物のシトリンはアメジストを熱処理することによって作られます。
詳しくは後述しますが、プラジオライトは適切な温度の熱を加えるとグリーンに変化する、決まった鉱山でしか採れない珍しいアメジストなのです。
元はアメジストですから、プラジオライトの持つ性質はアメジストに由来するものもあります。
アメジストは愛の石と呼ばれますが、この性質をプラジオライトも持ち合わせており、恋愛関係にそのパワーを発揮してくれるでしょう。
また、グリーンの石はヒーリング効果も高く、人間関係を円滑にしてくれる働きがあります。このプラジオライトも例外ではなく、対人関係に悩みのある方が身につけるのにも適しているでしょう。
プラジオライトの特筆すべき効果は、精神やエネルギーの調和を図ることです。保護作用の強いパワーストーンであることから、不眠や精神的な攻撃からのお守りにも適しています。
プラジオライトは、持ち主のエネルギーがいずれかに偏らないように調整してくれる作用があります。
一つのことに取り組むと周りが見えなくなってしまうようなタイプの方であれば、周囲の状況を適切に判断できるようになるでしょう。
プラジオライトのエネルギーは深い悲しみや苦しみを和らげて、それを受け入れるようにサポートしてくれます。こういった作用は、過去に人間関係で心に傷を負った方に特に有効です。
過去のトラウマが原因で現在の人間関係がスムーズにいかないという方の心のブロックを取り除いたり、ひどい失恋で失望した心を癒してそれを受け入れ、新しい恋への希望を抱けるようにと導いてくれます。
直感力がアップする効果から、洞察力が深まったり、他者との相互理解が円滑になったりするでしょう。
アメジストから受け継いだ効果としては、恋愛運をアップさせて真実の愛を掴むための縁結びのサポートを担ってくれます。思いやり深く、他人を受容するような気持ちにもなれるでしょう。
また、深いヒーリングの効果によって、不眠で悩んでいる方が枕元に置いて眠ると熟睡できるようになるとも言われています。
プラジオライトの歴史は浅く、ごく最近になって発見されたパワーストーンです。天然のものはとても希少価値が高いのですが、熱処理や照射によって生成されたものは数多く出回っています。
1950年代にブラジルでアメジストを高い温度で加熱したところ、通常であれば黄色のシトリンになるはずが薄い緑色に変化した…というのが始まりで、その発見は偶然の産物であったということです。
熱処理によってグリーンに変色するアメジストも産地によって限られており、このタイプのものはブラジルのミナスジェライス州にあるモンテズーマ鉱山で採掘されます。
また、アメリカ合衆国のアリゾナ州の鉱山でも、熱処理を施すことでプラジオライトに変わるアメジストが見つかるようです。
天然のプラジオライトは同じくミナスジェライスの鉱山でも採掘されていましたが、最近ではその数もどんどん減っています。
他にもカリフォルニア州のスーザンビル近郊の鉱山や、ポーランドのローワーシレジア、カナダのサンダーベイなどでも天然のプラジオライトは見つかっているようです。
プラジオライトの名はギリシャ語で「明るい緑色」を意味するPrasiosに由来しています。Prasonはネギ(リーキ)を表わし、そこに石を意味するLithosを付け加えたということです。
プラジオライトには昔からの言い伝えなどは残っていませんが、アメジストはギリシャ神話に登場したり、古代から各地で聖職者や権力者が身につける、特別視された有名な宝石でもあります。
和名では緑水晶と呼ばれるプラジオライト。その他にもグリーンクォーツ、ベルマリン、ライムシトリンなどとも呼ばれ、人工のものはペリディーンと呼ばれることもあります。
アメジストは石英(水晶)の仲間で、六方晶系に属する鉱物です。水晶の変色種としては最高位と評価されています。化学組成はSiO2。
前述しましたが、プラジオライトは天然のものと熱処理された加工品との2種類が存在しています。
天然のプラジオライトは、アメジストを含む岩石ユニットができたての溶岩流かその近くに存在していた岩の隙間にマグマが入り込んで加熱されてできたものです。
人工のプラジオライトは、アメジストを摂氏約500度以上(650度という説もあり)に加熱して生成されます。これによって紫色のアメジストがグリーンや黄緑色に変化するのです。
熱処理の他に、電離放射線の照射によるプラジオライトも存在します。こちらは非常に淡い色に仕上がり、色が不安定になる可能性が高く、さらに150度の熱にさらされると無色になってしまうこともあるようです。
少しややこしい話ですが、海外ではどちらの処理を施してもプラジオライトと呼び、日本では照射されたものはグリーンクォーツという名で正式には呼ばれることになります。
モース硬度は7で扱いやすい石の部類に入りますが、熱や光には弱い性質があるので、浄化の際には太陽光にさらすのは止めておきましょう。