ペリドットの意味や効果とは？ポジティブな生き方ができる！

眩いばかりの輝きにちなんで、太陽のようなパワーがあると伝えられるペリドット。このパワーストーンの特徴や意味、もたらされる効果とその歴史などに触れていきましょう。

8月の誕生石、てんびん座の守護石として知られているペリドットは、太陽の象徴として太古の昔より多くの人々を魅了してきた宝石です。暗い闇のなかでもその特徴的な煌めきが失われないことから、「夜会の女王」や「夜の灯火（ともしび）」とも言われています。

ペリドットは生命力溢れるパワーストーンですから、身につけることで太陽のように大らかな性格を育み、自由でオープンな人生を楽しむことができるでしょう。

成功を掴むことができるように、前向きで積極性あふれる行動を促してくれます。成し遂げたい目標がある方や、向上心や独立精神を養いたいと願っている方にオススメのパワーストーンです。

太陽は夜の闇を祓うことから、魔除けの護符や恐怖心の克服、ネガティブな感情を討ち払うサポートを担ってくれます。自身の心の闇をなんとかしたいと願っている方や、不安や恐怖が常に頭のなかを支配している方、ネガティブな思考に捉われがちな方にオススメのパワーストーンです。

ペリドットは、人間関係にもよい影響をもたらしてくれます。特に夫婦円満のお守りとしての効果が高いと言われていますが、グリーン系のパワーストーンは人間関係をスムーズにしてくれる効果がありますから、一般的な対人関係にも有効です。

本格的に占う

• 夫婦円満のお守り
• 魔除けのお守り
• 歓喜を呼ぶお守り
• 太陽を象徴し、豊穣を約束する
• ポジティブマインドを育てる
• 向上心を高める
• 栄光と成功をもたらす
• 生命力を高める

ペリドットは夫婦がお揃いで身につけることでよい関係を保ち、円満な家庭を築く手助けをしてくれると言われています。太陽のように明るくオープンな家庭を作り、平穏をもたらしてくれるでしょう。

古代には金とペリドットを一緒に持つことで、夜の暗闇の恐怖や悪魔を消し去ってくれると信じられていました。このことから魔除けの護符やお守りとしての効果があるとされるパワーストーンです。
持ち主のネガティブな思考やマイナスのエネルギーを浄化し、他者からの嫉妬や悪意からも守ってくれます。

また、豊穣＝太陽の恵みということもあって、豊作を祈願するお守りとしても活用することができるでしょう。

人が太陽光から元気をもらうことから、活力を与えてモチベーションを与えてくれる石でもあります。無気力な状態を解消させ、持ち主が見ない振りをしていたことに意識をフォーカスさせてもくれるでしょう。
前向きな生きかたを実行する、サポート役としても有能です。ペリドットに宿る太陽のパワーを借りて、ポジティブで自信に満ちた人生を送りましょう。

古くから世界各地で愛されてきたペリドットには、たくさんの逸話が残っています。

最初に発見されたのは紀元前1500年ごろのエジプト南部だという話もあり、太陽信仰が盛んだった古代エジプトでは「黄金の太陽」を象徴する石として大切にされていました。このころはトパゾス（トパーズ）と呼ばれていたようです。

屈折率の高さによってキラキラ輝くペリドットは、闇を吹き飛ばして神々しい光を放ち、邪悪なものや夜間の恐怖を祓う効果があると伝えられています。
その後に十字軍によってペリドットはヨーロッパへと渡り、中世の教会の装飾などに使われました。ドイツのケルン大聖堂には、200カラット以上もあるペリドットが現在でも飾られています。

現在では廃坑となってしまいましたが、ハワイでもペリドットはよく産出されていました。ハワイでは、ペリドットは昔から伝わるポリネシア神話に登場する火山の女神・ペレのこぼした涙だという言い伝えがあります。

ローマでは夜の闇のなかでもキラキラと輝くペリドットのことを、「イブニング・エメラルド」と呼んでいたそうです。

現在の主な産出国は、アメリカ合衆国、メキシコ、ミャンマー、アフガニスタン、パキスタン、中国、オーストラリアなど。日本でも粒状のオリビン（ペリドットの鉱物名）が鹿児島の海岸で取れるようです。

鉱物学上はオリビン（Olivine）という名称ですが、これは正確にはフォルステライト、ファイアライト、テフォロイトなどのグループ名にあたります。このなかで宝石としてのペリドットと呼ばれるのは、フォルステライトである場合がほとんどでしょう。オリビンの和名はかんらん石で、ペリドットの和名も同様です。

塩基性・超塩基性火成岩中や接触変成岩中に、板状結晶体や粒状、場合によっては塊状で産出します。かんらん石は地殻のマントルの主要成分です。

化学組成は(Mg,Fe,Mn)2SiO4。ペリドットの美しいイエローグリーンの色味は、含有される鉄やマグネシウムによるものです。鉄分が多いほどグリーンに、マグネシウムが多いほどイエローに傾いていきます。

オリビンは火山活動による溶岩の塊に運ばれて地表に現われますが、大抵の場合は急激な減圧によって石が小さな粒状に砕けてしまうでしょう。大きくて美しい結晶は、これがゆっくりと冷え固まって成長した場合のみ生まれます。

太陽の光を思わせるようなキラキラとした輝きは、内部に入った光が二つの別方向に進むような複屈折率によるものです。

ペリドットは宇宙からやってくる隕石のなかに見られることがあります。大きなものはカットされて宝石として出回ることもありますが、非常に高額です。

モース硬度は6.5から7と高く、扱いやすい石の部類に入るでしょう。浄化方法も選ばず、初心者に優しいパワーストーンです。